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敬語「お借りする」の意味|使い方・例文・丁寧表現もあわせて解説

更新日:2024年03月19日

敬語の「お借りする」とはどのような意味を持つのでしょうか。本記事では敬語の「お借りする」の意味や「お借りする」を敬語として用いる場合の使い方や例文、「お借りする」を敬語として用いる場合の注意点などを紹介するため、参考にしてみてください。

「お借りする」という言葉は、他の表現で言い換えることもできます。使用するシーンに合わせて、より適切な表現が使えるようにしておくとよいでしょう。

ここでは「お借りする」の言い換え表現について紹介していきます。

「お貸しいただく」

「お貸しいただく」とは、謙譲語の「お」と「貸す」という言葉、貰うの謙譲語である「いただく」で構成されている言葉です。「お貸しいただく」には「お」と「いただく」という2つの謙譲語がありますが、謙譲している言葉が異なるため、二重敬語には当たりません。

「拝借する」

「拝借する」とは「借りる」の謙譲語を使った言い換え表現です。「拝」という言葉は拝むことを意味しているため、「拝」が含まれる言葉には相手への感謝の気持ちが込められています。

そのため、目上の人から何かを借りる場合、「お借りする」よりも「拝借する」の方が丁寧な意味合いになります。

「お借りする」の丁寧表現

「お借りする」という言葉は、それだけで「借りる」の謙譲語です。しかし「お借りする」という言葉を使用する場合、一般的には丁寧語の「ます」を付けて、丁寧な表現として「お借りします」と表現することになります。

ここでは「お借りする」の丁寧表現を紹介していくため、参考にしてみてはいかがでしょうか。

「お借りします」

「お借りする」という言葉を丁寧に使用する場合、「お借りします」というケースがほとんどです。日常的に使用する場合は、「お借りする」の前に何を借りたいのかという言葉を補うことになります。

たとえば「ボールペンをお借りします」のように、相手から借りたいものを補うようにしましょう。

「お借りいたしました」

すでに借りている場合は、「お借りします」という言葉を過去形にして「お借りいたしました」と表現します。たとえば、「昨日、部長から飲み代をお借りいたしました」などと表現します。

このようなケースで「拝借」という言葉を使用した場合、「昨日、部長から飲み代を拝借いたしました」のようになり、場合によっては盗んだような印象を与えてしまう可能性があるでしょう。

そのため、「お借りいたしました」と表現する方が良いでしょう。

「お借りできますでしょうか」

何かを借りたい場合には「お借りできますでしょうか」と表現することもあります。しかし前述のとおり二重敬語に該当するため、正しく敬語を使用するのであれば「お借りできますか」や「お借りできるでしょうか」を使用しましょう。

「お借りする」の英語表現

「お借りする」を英語で表現する場合、「to borrow」というような表現になります。たとえば「傘をお借りしても良いですか?」を英語で表現する場合、「Could I borrow your umbrella?」と表現することができます。「Could I」は「Would you」と言い換えることも可能です。

また、よりかしこまった表現で伝える場合は、「Would you mind if I borrowed your umbrella?」と表現することができます。他にも、「Would you mind lending me your umbrella?」も目上の人やあまり親しくない人に「お借りしたい」と伝える際に用いられる表現です。

「お借りする」の意味を理解して正しく使いましょう

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初回公開日:2018年03月09日

記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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