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割りとの意味と使い方例文
そもそも、日常的に使う「割と」ですが、「割と」と「割りと」の違いや、類義語や正しい表現方法など、理解せずに何となく使っている人も多いのではないでしょうか?よく使う言葉であるからこそ、しっかり使い方を理解しておきましょう。
割りとの意味
マジや、ガチは親しい間柄の相手でないと使えないのでビジネスシーンや、目上の人に使うには不向きです。
また、正しく「割と」を使えばビジネスシーンや、目上の人に使っても問題はないのですが、頻繁に使うと「割と」の言葉は子供っぽい印象を相手に与えてしまったり、曖昧な表現のため、失礼な場合になるときもあります。
「割と」を使うときは、状況を判断して使うように注意しましょう。
割りと、割とどちらが正しい?
もし、意味に違いがあるとすれば、どのような違いがあるのでしょうか?
正解は「割と」
なので、「割合」の「割」を「わり」と読むことから「割と」が正しいということになります。辞書などで調べても「割と」という記述のされ方をしています。
ただし、辞書によっても、ネットなどでも、「割と」と「割りと」は混在しています。どちらを使っても意味は伝わるので、あまりどちらが正しいという認識はないのかもしれません。むしろ、一応正解は「割と」の方ですが、「割りと」も正解となってきているのかもしれません。
「割と」の類語・対義語
「割と」は曖昧な表現
なので、「割と」という曖昧な表現を使わずに「今日は思っていたよりもかなり寒い」、「この仕事は想像していたよりも少々、難しかった」など、もう少し具体的な表現に変えるようにしましょう。
「割と」の言い換え
置き換えられる言葉は、ある程度、少々、相当、いくぶんか、かなり、ちょっと、中々、ずいぶん、とても、少々、結構、ちょっと、随分など、他にも多くあります。
これらを状況に合わせて、置き換えることで「割と」の乱用を控えるように心がけましょう。
注意したい言葉遣い
「割と」以外にも、言葉としては使い方に問題はなくても、場合によっては注意が必要という言葉遣いが割と多くあります。「割と」と併せて使い方に注意しましょう。
上から目線の敬語
しかし、これらは場合によっては上からの目線で会話をしていると勘違いされる可能性のある言葉です。「~はできますか?」、という問いかけは相手の能力を確認するものです。相手にとって無茶なお願いをしているときにはこのような確認は必要です。しかし、明らかにできるようなことをわざわざ確認するようなことをすることは、相手を信用していないということになります。
また、「参考になりました」もときに、失礼な場合もあります。何かを教えてもらって、「参考になりました」と言えば、勉強になった、感謝の気持ちを伝えているので問題はありません。しかし、相手にお願い事を頼むときに、その相手に何がどのくらいできるのかを質問して、お願い事を頼むかどうかを判断するときがあります。このときの質問したときの締めくくりの言葉に「参考になりました」と言うと、相手は試されてと感じてしまいます。
これらは基本的に丁寧な言葉や、敬語を正しく使っているので、言葉遣いに問題はありません。しかし、相手を試すような発言や上から目線の発言であれば相手に不快感を与えてしまうので気をつけましょう。
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反射的に出る言葉
会話の内容によって反射的に出る言葉は変化しますが、割と以外に反射的によく出てしまう言葉には「いや、」「なるほど、」「まぁ、」「とりあえず、」「ちょっと、」などがあります。これらは言葉自体に意味はもちろんありますが、使っている本人は反射的に出してしまっているので深い意味はありません。
言葉の使い方としては、もちろん問題ありません。ですが、常に反射的な言葉が先に出てしまう人は、「割と」を頻繁に使うときと同様に、子供っぽく見られることがあります。また、自分の発言に自信がないと思われることもあります。
若者言葉
よく使われる若者言葉は「見れますか」、「出れますか」などの言葉「ら」を省略する言葉や、「自分的には」、「ていうか」などがあります。日常でよく使っているので、この言葉遣いが正しいと思い込んでいる人もいるようです。
カタカナ言葉、省略言葉
会話では、相手に内容が伝わることでコミュニケーションが成立します。つまり、わざわざ難しそうな言葉を使って話すことは、話し手が単に知識を持っているということを自慢したいだけです。用語や省略語を使っても内容が伝わる、そのような言葉を使った方がよく内容が伝わるということを判断したときだけ使うべき言葉なのです。
言葉よりも使い方が大事
「割と」に関わらず、言葉の使い方が合っていれば良いというものではありません。言葉を伝えるということは相手がいるということです。言葉遣いよりも、相手のことを配慮した会話をすることが大事です。