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間違いも多い「割りと」の使い方と例文・言い換え表現

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割りとの意味と使い方例文

日常会話では意外とよく使うに「割と」という言葉があります。日常的に使っていますので、ビジネスシーンでもときどき口にしてしまうこともあります。この「割と」という言葉はビジネスシーンや目上の人などに対して使っても失礼にならないのでしょうか?

そもそも、日常的に使う「割と」ですが、「割と」と「割りと」の違いや、類義語や正しい表現方法など、理解せずに何となく使っている人も多いのではないでしょうか?よく使う言葉であるからこそ、しっかり使い方を理解しておきましょう。

割りとの意味

「割と」の意味は思ったよりも、比較的に、割合的に、という意味です。よく使われる「割りに」との使い方に「意外と」という意味で使う人もいます。これは若い世代がよく使う「割りと」の使い方で、「割とマジで」や、「割とガチで」などと使われることがあるようです。

マジや、ガチは親しい間柄の相手でないと使えないのでビジネスシーンや、目上の人に使うには不向きです。

また、正しく「割と」を使えばビジネスシーンや、目上の人に使っても問題はないのですが、頻繁に使うと「割と」の言葉は子供っぽい印象を相手に与えてしまったり、曖昧な表現のため、失礼な場合になるときもあります。

「割と」を使うときは、状況を判断して使うように注意しましょう。

割りと、割とどちらが正しい?

パソコンやスマホなどで「わりと」と打ち込み、変換すると「割と」と「割りと」が出てくることがあります。これは何か意味が違うために出てくるのでしょうか?

もし、意味に違いがあるとすれば、どのような違いがあるのでしょうか?

正解は「割と」

ここまで述べてきた意味の「わりと」を表現するのであれば「割と」が正解になります。「割と」はもともと、先に述べた通り「割合」という意味も含んでいます。「割と」は、この「割合」という言葉からの派生で生まれた言葉です。

なので、「割合」の「割」を「わり」と読むことから「割と」が正しいということになります。辞書などで調べても「割と」という記述のされ方をしています。

ただし、辞書によっても、ネットなどでも、「割と」と「割りと」は混在しています。どちらを使っても意味は伝わるので、あまりどちらが正しいという認識はないのかもしれません。むしろ、一応正解は「割と」の方ですが、「割りと」も正解となってきているのかもしれません。

「割と」の類語・対義語

先に述べた通り、「割と」は頻繁に使いすぎると、ビジネスシーンや、目上の人に対して失礼になってしまうことがあります。なので、頻繁に使わなければならない場合は他の言葉に置き換えなければなりません。

「割と」は曖昧な表現

「今日は割と寒い」、「この仕事は割と難しかった」など「割と」を物事の程度を表すときに使うことがあります。会話の中では物事の程度を表さないといけない場面はよくあります。その表現が「割と」に偏ってしまうと、子供っぽく思われてしまいます。

なので、「割と」という曖昧な表現を使わずに「今日は思っていたよりもかなり寒い」、「この仕事は想像していたよりも少々、難しかった」など、もう少し具体的な表現に変えるようにしましょう。

「割と」の言い換え

「割と」は上記で述べた通り、曖昧な表現のため、多くの言葉に置き換えることができる。

置き換えられる言葉は、ある程度、少々、相当、いくぶんか、かなり、ちょっと、中々、ずいぶん、とても、少々、結構、ちょっと、随分など、他にも多くあります。

これらを状況に合わせて、置き換えることで「割と」の乱用を控えるように心がけましょう。

注意したい言葉遣い

「割と」を使うことは、どのような場面においても、特に問題はありません。しかし、あまり頻繁に使いすぎることで、子供っぽい印象を与えてしまったり、ときに失礼になってしまうっこともあります。

「割と」以外にも、言葉としては使い方に問題はなくても、場合によっては注意が必要という言葉遣いが割と多くあります。「割と」と併せて使い方に注意しましょう。

上から目線の敬語

「~はできますか?」、「参考になりました」など、この言葉だけ切り取って見ると、これらの言葉遣いには何も問題はありません。

しかし、これらは場合によっては上からの目線で会話をしていると勘違いされる可能性のある言葉です。「~はできますか?」、という問いかけは相手の能力を確認するものです。相手にとって無茶なお願いをしているときにはこのような確認は必要です。しかし、明らかにできるようなことをわざわざ確認するようなことをすることは、相手を信用していないということになります。

また、「参考になりました」もときに、失礼な場合もあります。何かを教えてもらって、「参考になりました」と言えば、勉強になった、感謝の気持ちを伝えているので問題はありません。しかし、相手にお願い事を頼むときに、その相手に何がどのくらいできるのかを質問して、お願い事を頼むかどうかを判断するときがあります。このときの質問したときの締めくくりの言葉に「参考になりました」と言うと、相手は試されてと感じてしまいます。

これらは基本的に丁寧な言葉や、敬語を正しく使っているので、言葉遣いに問題はありません。しかし、相手を試すような発言や上から目線の発言であれば相手に不快感を与えてしまうので気をつけましょう。

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反射的に出る言葉

目上の人から「お腹減ってないか?」などと、急に話しをふられると、とっさに「割と、減ってます。」などと反射的に答えの前に何か言葉を付け足してしまうクセのある人は多いようです。

会話の内容によって反射的に出る言葉は変化しますが、割と以外に反射的によく出てしまう言葉には「いや、」「なるほど、」「まぁ、」「とりあえず、」「ちょっと、」などがあります。これらは言葉自体に意味はもちろんありますが、使っている本人は反射的に出してしまっているので深い意味はありません。

言葉の使い方としては、もちろん問題ありません。ですが、常に反射的な言葉が先に出てしまう人は、「割と」を頻繁に使うときと同様に、子供っぽく見られることがあります。また、自分の発言に自信がないと思われることもあります。

若者言葉

若い人は、日常の言葉と仕事の言葉が混じってしまうことがよくあります。仕事をするにつれて、このような言葉遣いは減っていきます。しかし、若いうちは良いのですが、意識して減らしていかないと、ある程度の年齢になってまで、このような言葉を使っていると相手から信用が得られなくなってしまいます。

よく使われる若者言葉は「見れますか」、「出れますか」などの言葉「ら」を省略する言葉や、「自分的には」、「ていうか」などがあります。日常でよく使っているので、この言葉遣いが正しいと思い込んでいる人もいるようです。

カタカナ言葉、省略言葉

自分が知っている言葉が、他人も当然知っていると思い込む人がいます。しかし、仕事や生活によって、人の持つ知識は変わります。料理人が知っていて当然のことは、タクシーの運転手が知っていても当然とは限りません。

会話では、相手に内容が伝わることでコミュニケーションが成立します。つまり、わざわざ難しそうな言葉を使って話すことは、話し手が単に知識を持っているということを自慢したいだけです。用語や省略語を使っても内容が伝わる、そのような言葉を使った方がよく内容が伝わるということを判断したときだけ使うべき言葉なのです。

言葉よりも使い方が大事

「割りと」でも「割と」でも、内容は伝わります。相手に内容を伝えるという目的はこの時点で達成されています。しかし、「割と」は曖昧な表現なので、この言葉では伝わらないときもあれば、場合によっては相手に失礼なときもあります。

「割と」に関わらず、言葉の使い方が合っていれば良いというものではありません。言葉を伝えるということは相手がいるということです。言葉遣いよりも、相手のことを配慮した会話をすることが大事です。

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