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「お大事になさってください」の使い方と例文・メール/手紙の例

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理由別「お大事になさってください」の使い方

ビジネスでも日常会話でも、相手をいたわって「お大事になさってください」と一言添え得ることはよくあります。その場ぼ雰囲気でなんとなく言葉に出していますが、具体的にどのような場面で「お大事になさってください」というべきなのでしょうか。

「お大事になさってください」のワードを使ってどのような気持ちで発言するべきなのかを今一度考えてみましょう。

入院

「お大事になさってください」のお大事には早く快復してくださいという相手の体調を気にかける挨拶表現の一つです。病院でかけられるお大事には、「お身体が大事に至りませんようご自愛ください」の略で、早く病気が治りますようにという願いが込められた言葉です。

お見舞いに行ったときにはお大事に、のほうが親しみが込められていると取ってもらえますが、手紙の場合はそうはいきません。すこし、寂しい印象を与えますので、遠方で直接見舞いにいけない場合には、手紙に一言「お大事になさってください」と添えるほうがよりあなたの相手を想う気持ちが伝わることでしょう。

お見舞いの際には、病状と本人の性格を考えて直接向かうべきか、手紙にするべきかを判断しましょう。

病気

病気や事故は何の前触れもなく発生することもありますから、病気になった人に対してどのような言葉をかけていいのか悩んでしまいます。不運な出来事にさらに悲しい思いを相手にさせないためにも言葉は慎重に選びましょう。

親戚などにはお怪我の具合はいかがでしょうかなど少し距離感がある言葉で相手を励ましながら近況報告などを交えて気持ちをほぐしてあげるといいでしょう。友人など親しい間柄には、去り際に、「お大事になさってください」と一言添えるだけで問題ないでしょう。

「お大事になさってください」でなくても、お大事に、とフラットな言いかえにしてみると、またそのうちねと日常生活のあいさつのように聞こえて相手にとってうれしい言葉になるでしょう。

風邪

病院で診察が終わった後、必ずお医者さんは「お大事になさってください」とおっしゃってくれます。お医者さん側も何回も来てくれれば保険点数を稼げてうれしいでしょうが、一番は患者さんが治ってくれることです。

お店のようにまたお待ちしております、なんて言葉は言えませんし、友人のようにまた今度なんてフランクな言葉を使う事はどうも不自然です。だからといって何も言わずに送り出すのも不自然に感じるので、「お大事になさってください」とか、「どうぞお大事に」と送り出してくれます。

風邪は誰でも引きやすい病気ですから「お大事になさってください」と注意喚起の意味合いもあることでしょう。

怪我

怪我などをされて入院した際には、回復に向かう頃にお見舞いに行くのがいいでしょう。スポーツの試合中にけがをしたなどの際には、結果報告など相手が気になる情報がある場合には、けがをした直後でも問題ないでしょう。

怪我をしたということは今までしてきた日常生活がス有数することになります。なるべく本人の不安要素を取り除くような働きを周りがしてくれれば怪我をしたした本人も前向きにとらえることができるでしょう。

通院など、比較的軽度の際には、普通に接してあるほうが良いでしょう。変に「お大事になさってください」など言おうものなら悪くもないのに、他人から見たら相当ひどい状態なのかと勘繰ってしまいます。

手術

大きな病気や怪我をした際にはとても気持ちが揺らぎますので、できるだけ面会に出向いてあげましょう。入院中の面会には少しルールがあります。きっちり決まったものはありませんが、原則午前中は避けましょう。検査などが行われることが多いためです。

面会時間は、昼食後の午後2:00~3:00頃が良いでしょう。相手に負担になりますし、大部屋の場合は他の患者さんに迷惑が掛かることもありますので、約20分程度の滞在にしましょう。

面会が難しい場合には、色紙などに寄せ書きをしましょう。一番大きな文字には相手を思いやる言葉を、コメント欄に「お大事になさってください」と書いておくのが良いでしょう。

体調不良

勤務中に体調不良を起こしてしまった人にかける言葉として、「お大事になさってください」というのがよいでしょう。お客様や上司に対して、お大事にでは少し乱暴に聞こえてしまいますので、「お大事になさってください」もしくは、どうぞや、くれぐれもという言葉を付け加えましょう。

あなたが体調不良を起こして、「お大事になさってください」と誰からか言われたら、はい、そうしまと答えるより、ありがとうございますや、お気遣いありがとうございますと返答してみましょう。

なにか事前に約束をしていて、直前に体調不良を訴えられた場合には、業務の話はしないで、相手を思いやる言葉のみを打ち込むのが無難です。

まくらことば

「お大事になさってください」のまえに、どうぞ、くれぐれも、とクッション言葉を置くことがあります。これには特に理由はなく、個人の裁量に任されているところがあります。

手紙や、メールの際にはお大事にでは、感情が伝わりませんし、「お大事になさってください」ではどうも事務的に聞こえてしまうと感じる際に、「お大事になさってください」の言葉のはじめか、最後に何かしらをクッション言葉をそえることで相手を思いやる気持ちを表す際に使います。

かしこまった敬語のように決まった言葉はなく思いついたものを「お大事になさってください」の言葉に添えておけば問題はありません。

相手別「お大事になさってください」の使い方のポイント

「お大事になさってください」の言葉の仲間にお大事にとかご自愛くださいという言葉がありますが、言葉をおくる相手によっては、大変失礼にあたることがあります。

ここでは、どのような「お大事になさってください」を使うのが相手に失礼のない形で、飼う服を願う事になるのかを解説していきます。ビジネスの場では、取り返しのないことになりかねませんのでしっかり確認していきましょう。

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上司

目上の方に対してお大事にだけではなんだか失礼に感じてしまいますが、「お身体が大事に至りませんよう、ご自愛ください」といった相手を気遣う意味が込められているため、上司など目上の方に使っても問題ありません。

ですが、日本語の文脈上、目上の人からすると失礼に聞こえてしまう場合もありますので、「お大事になさってください」と言い換えたりするのがいいでしょう。ご自愛くださいも同じ意味です。こちらは文語、となりますのでメールなどの際に使用できます。

体調が思わしくないときに、気にかけてくれると相手はうれしいです。相手が上司であっても、「お大事になさってください」と声をかけてあげましょう。

お客様

こちらも上司と同じ目上の人にあたりますので、敬語で対応するのが良いでしょう。暴飲などの場合「お大事になさってください」と長々とお見送るする必要はありませんので、お大事にと軽く済ませていても問題ありません。

少し厳しい考えをされていそうな患者さん相手には、「お大事になさってください」と最後までいってあげた方が後々クレームが発生を防ぐことができますので、どのような思いやりの言葉をかけるべきかを選ぶのは、ケースバイケースといったところでしょう。

子供相手ならゆっくり休んでくださいとわかりやすく言うと、「お大事になさってください
」より伝わりやすい場合もあります。大切なのは、あなたの気持ちが相手に伝わるようにすることです。

先生

大学のゼミなどでお世話になっている人が体調を崩されてしまった時に、ただわかりましたと返信するよりも、「お大事になさってください」などの一言を添えて返信するとより丁寧です。

基本的にメールで返事を書く際には、時候の挨拶は不要で、「ご病気とおうかがいし、とても驚きました。お体の具合は、いかがですか?」など、相手を心配していますということが伝わる文を添えて、決してプレッシャーを与えずに、ゆっくり休んでくださいというような言葉の後に、「お大事になさってください」の言葉で締めるといいでしょう。

お世話になっている人には、オリジナルの言葉で文章をつくるとあなたの気持ちが伝わりやすくなりますので、今度また○○お願いしますなどの文言を追加するといいでしょう。

先輩

目上の方にあたりますが、この場合は普段の距離感を反映した文章を考えます。例えば、先輩といえども、懐に入りやすい、先輩が相手なら、「お大事になさってください」とかしこまった敬語よりも、お大事にしてくださいねなど、少し友達感覚で伝えると、温かい気持ちになるのではないではないでしょうか。

手紙などの場合には、近況報告もかねて、あなたの愚痴などを書き綴ることも一つの手です。体調を崩したことよりも、先輩がいないから大変なんですよアピールをしてみてはいかがでしょうか。

反対に少し距離がある先輩ならば、お体の具合は、いかがですか、顔を見られないのが少し寂しいですが、これを機にゆっくり静養なさってください。と心配しつつ、「お大事になさってください」お文末を締めるのはいかがでしょうか。

本人以外への「お大事になさってください」

身近な人で気を使うべきなのは、体調を崩した本人だけではありません。身内が入院をしたりしてお世話をしなければいけなかったり、代わりに家計を支えなければいけなくなったりと環境が急変した人にも、思いやりの心を伝えることがあります。

本人以外に誰に気を遣うのがいいのかを考えてみましょう。ここまで心づかいができれば、きっと相手に喜ばれることでしょう。

相手の家族

身内に体調を崩した人がいれば、仕事や学業に専念できないのは無理もありません。何気ない話の中で、身近な人が入院したりしたと聞いたときは、早くよくなるといいですねと相手の話を聞いてあげるのがいいでしょう。

手紙などではどこか他人行儀に感じます。他人事ですが、あなたに直接関係ない人に対しても心づかいができる人はどんな現場でも好かれます。

できれば、直接何か困ったことはないのか、わたしにできることはないのか、その人も大変ですがあなたも自分の体を「お大事になさってください」と親身になってあげると相手も心が安らぐのではないでしょうか。

身近な人に体調を崩された人がいたら本人だけではなくその周りの家族にも気を配ってあげましょう。

相手の子供

多感な思春期に身近な人がけがをしたりしたら気が気ではない事でしょう。あなたのお子さんの友人の親などがけがをされていたらなおさら何かできることはないかなど気遣ってあげましょう。

子供相手ならば「お大事になさってください」と敬語で会話をするよりも、何かアクションでフォローをしてあげるのが良いでしょう。言葉でいうのは簡単ですが、子供の不安は大人が考えているよりも大きいこともあります。

街であった時に軽く挨拶する、私の子供がこんな失敗をしたなどなんでもいいので話しかけてみてあげてください。親がいなくても自分を守ってくれる人が地域にはたくさんいると感じてもらえばしめたものです。

相手の親

自分主体の活動時間が長い子供は、遊んでいるときや、習い事のスポーツでどうしても怪我をする頻度が高くなります。その競技でプロを目指しているなど強い目標があればなおさら、将来にひびくようなとんでもない大けがを負う事があります。

そんな時、子供の夢を応援してきた親の心もまた、気が気ではないでしょう。そんな時は、変に寄り添っても感情を逆なでするだけですから、何かの拍子に出会った時に、お大事に、早くよくなるといいですねと言葉を交わすほうがいいでしょう。

ここで、「お大事になさってください」と敬語でいってしまうと、相手の不幸を喜んでるように勘違いされてしまう可能性がありますのでいわないほうが無難です。

相手の奥さん

特に、専業主婦の奥さんなどは旦那さんが急に入院したりすると、収入がなくなる上に入院費がかさみますので不安に感じることが多いことでしょう。保険などに入っていればいいのですが、それでも将来を考えると不安になるはず、そんな時、あなたが近くにいるのならば、話し相手になってあげましょう。

場合によっては、奥さん自身が働きにでなくてはならなければいけない状況になっている可能性もありますので、非常に厳しい状況になることも予想されますので、近所に住んでいる人がそんな状況になっていれば井戸端会議で話を進めるより本人の話し相手になってあげれば、あなたにとっても、本人にとっても非常に有益な時間を過ごすことができるでしょう。

相手の友達

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体調を崩した本人との共通の友達なら、世間話で相手の事を知ることもあるでしょう。そんな時は、メールで、誰から聞いてあなたが体調を壊したことを知って、こんな風に心配しています。元気になったらこんなことを一緒にできたらいいね、無理は禁物だから、「お大事になさってください」と簡単にメールを送ってみてはいかがでしょうか。

自分の友人からあなたの全く知らない人の情報をもらってもそうなんだしか反応はできませんが、友達にとって大事な人であれば一大事です。話を聞いてあげましょう。

メールを送る際には、返信不要など書いておくと親切です。体調が悪いのにメールで会話をするのは大変な時もあるからです。

「お大事になさってください」の気持ちを伝えてもらう言い方

「お大事になさってください」だけではなんだかいまいち気持ちが伝わらない、微妙なニュアンスが伝わらないと思っている人にいろいろな言いかえを紹介していきます。自分の気持ちにあった伝え方があればぜひ、実際に使ってみてください。

もちろん、「お大事になさってください」の言いかえではなく自分の言葉だけで文章で作っていくものありです。

「お大事になさってください」の書き言葉

先ほど、「お大事になさってください」とご自愛くださいとでは、使う媒体が違うという話をしていましたが、書き言葉の中には「お大事になさってください」の言いかえがたくさんあります。

手紙

お大事にどうぞ

心からお見舞い申しあげます。

突然のことに言葉もありません。

ここしばらくは健康回復につとめられ

この際十分なご静養をなさるよう願っております。

これ以外にもたくさんありますが、状況に合わせて使い分けていただければいいでしょう。

メール

◯◯(役職)
お疲れ様です。営業部の◯◯です。
ご入院されたと聞き、突然のことに大変驚いております。その後のご病状はいかがでしょうか、心からお見舞い申し上げます。平素、仕事ひと筋にてお過ごしでいらっしゃったために、ご心労も多々おありであろうかと拝察いたしております。ご多忙の御身であり、思うようにはならないかと存じますが、どうか体をお休めになり、お大事になさってください。失礼いたします。

メールでは気持ちが伝わりにくいので、敬語に注意を払いましょう。

お大事になさってください

以上、今回は「お大事になさってください」を使うシーンについて解説していきました。考えてみると、一つの出来事に対して心遣いをしなければいけない対象がたくさんあることに気が付いたことでしょう。

どうぞ、皆さんもお体に気をつけながらも、身近な人が大変な目に遭ったら気遣ってあげてください。

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