cms-import-tapbiz-wp

「努めてまいります」の意味と使い方・履歴書への書き方

[allpage_toc]

確認しておこう!「努めてまいります」の意味・使い方

「努めてまいります」という表現は、よく耳にしたり目にしたりする表現の1つだと予想できます。特に、ビジネスシーンなどの、敬語で話すべきシーンやフォーマルな場での会話・文章などで使われることが多く、自分自身でもよく使っているという方は少なくないでしょう。

そんな「努めてまいります」という言い回しですが、正しい意味や使い方をしっかり理解しているという方は、意外と少ない可能性もあります。多くのシーンでたくさんの人が使う言葉なので、自分でも「何となくわかる」「何となく使ってみよう」という曖昧な理解のまま、「努めてまいります」を使っているという方も、いらっしゃるでしょう。

そこで今回は、普段なかなか考えたり向き合ったりすることが少ないであろう、「努めてまいります」という言い回しの意味や使い方、類語や敬語などについて、考察・ご紹介していきます。

「努めてまいります」の意味・使い方

まず始めに、「努めてまいります」の基本的な意味や使い方についてご紹介していきます。「努めてまいります」は、ビジネスシーンを中心にさまざまな場面で頻繁に使われる言葉だからこそ、案外正しい意味や使い方について、じっくりと向き合ったことがないという方も、いるでしょう。

ぜひ、この機会に普段何気なく使用している「努めてまいります」という言い回しと、よく向き合ってみて下さい。

「努めてまいります」の意味

早速、「努めてまいります」という言い回しの意味について確認していきます。「努めてまいります」という言葉の意味について考える際、「努めて」と「まいります」の2つに分けて考えることができます。

まず、「努めて」の意味ですが、「努めて」の意味に関しては、「weblio辞書」にて、以下のような解説がされています。

可能な限り力を尽くして物事を行うさま。できるだけ。

https://www.weblio.jp/content/%E5%8A%AA%E3%82%81%E3%81%A6

上記の解説から、「努めて」という言葉は、努力することや力を尽くすことなどを意味する言葉だと読み取ることができます。

続いて、「まいります」の意味についても確認していきましょう。「まいります」の意味については、以下のような見解があります。

「参ります」は、謙譲語の「参る」に丁寧語の「ます」が付いた形。(一部省略)「行く」の謙譲表現/補助動詞「行く」・「来る」の謙譲表現/「かなわない」・「閉口する」などの意の丁寧表現

http://%E4%BE%8B%E6%96%87.jp/512_1.html

上記の解説から、「努めてまいります」の「まいります」は、「努めていきます」を謙って表現しているものだと予想できます。

これらの見解から、「努めてまいります」という言い回しは、「頑張っていきます」「努力していきます」といった意味を持っており、上記の言い回しを丁寧な形で表現している言葉だと言えそうです。

「努めてまいります」の使い方

続いて、「努めてまいります」の使い方についてご紹介していきます。「努めてまいります」は、上記でご紹介したように、努力や頑張りを丁寧な言葉で表現する意味がある言葉です。ですから、敬意を払うべき目上の人や上司に、努力することを宣言したり、頑張ることを約束したりする際に使うケースが多いと考えられます。

また、相手から指摘や注意を受けた際に、「努めてまいります」と返答するケースもあります。その場合は、「改善できるよう、努めてまいります」などと使用することになり、「改善できるよう、頑張ります」という意味で使います。

「努めてまいります」の履歴書における書き方

上記では、基本的な「努めてまいります」の意味や使い方をご紹介しました。「努めてまいります」は、さまざまなシーンで使用される言い回しとなっていますが、特に就職活動や転職活動の履歴書などで使用されるケースが多い言葉の1つとなっています。

そこで、続いては履歴書で「努めてまいります」を使用する際のポイントや注意点について、履歴書の項目別にご紹介していきます。

履歴書における「努めてまいります」【1】:志望動機

「努めてまいります」は、さまざまなシーンで使用される言い回しです。上記でも、基本的な意味や使い方をご紹介しましたが、特に就職活動や転職活動などの履歴書で使われるケースが多いと言われています。

履歴書には、さまざまなタイプや型が存在しますが、ほとんどの履歴書に必ずと言って良いほど設けられている項目が、「志望動機」です。志望動機の項目は、基本的にはその企業へ入社したい理由などを述べるものとなっています。

しかし、アピールとしては、単純に入社したい理由を述べるだけでは物足りないという見解も存在します。そのため、志望動機で入社後にどんな働き方をしたいか、どのような社会人になりたいかといった、将来のビジョンや目標を述べるケースもあります。

上記のようなケースでは、「入社後は、前職で培った○○の技術を活用して、貴社の〇〇プロジェクトの即戦力になれるよう努めてまいりますので、宜しくお願いいたします」といった言い回しをして、「努めてまいります」を使用することが多いと言われています。

[no_toc]

履歴書における「努めてまいります」【2】:自己PR

履歴書やエントリーシートの中には、自己PRについて述べる欄が設けられているものもあります。自己PRは、志望動機とはまた異なり、自分の得意分野や長所について述べる項目となっています。

そんな自己PRで、自分の長所や得意分野について述べた後、「得意分野の〇〇をいかして、貴社の商品開発で活躍できるよう努めてまいりますので、宜しくお願いいたします」といった形で「努めてまいります」を使うこともあるでしょう。

「努めてまいります」の類語

続いて、「努めてまいります」の類語や同義語について見ていきましょう。「努めてまいります」という言葉は、決意や誠意を語ったり見せたりする際に使うことができる、大変便利な言葉です。使用できるシーンも幅広いため、ついつい多用してしまいがちです。

しかし、何度も多用してしまうと、会話や文章がマンネリ化してしまう危険性があります。また、「努めてまいります」という言葉に対しての誠意が感じられにくくなる可能性もあります。そのような場合は、類語や同義語へ言い換えて使いましょう。

「努めてまいります」の類語を以下に列挙します。
・最善を尽くします
・尽力いたします
・精進いたします
・頑張ります
・努力いたします

お詫びにおける「努めてまいります」の使い方

「努めてまいります」という言葉は、努力することへの決意を宣言する場面以外でも、使うことができる言葉となっています。その代表例として挙げられるのが、お詫びの言葉としての使い方です。

ミスや失敗をして他人に迷惑を掛けた場合、しっかりと謝罪やお詫びをするのが、社会人のマナーとなっています。「努めてまいります」は、ビジネスにおける謝罪などの際にも使われており、正式な言葉として使用することができます

この機会にぜひ、「努めてまいります」のお詫びや謝罪での使い方についても、覚えておきましょう。

謝罪・謝罪文での使い方

謝罪や謝罪文で「努めてまいります」を使用する場合、どのように使用すれば良いのか考察していきます。

謝罪などで「努めてまいります」を使用する際は、改善策などともに使うケースが多いと予想できます。

例えば、書類や資料の誤字・脱字について謝罪をする場合は、まずは誤字や脱字をしたことについて誠心誠意の謝罪を述べ、その後に「今後はこのようなことがないよう、努めてまいります」などと、今後の方針や改善策とともに使用するのが一般的です。

「努めてまいります」の漢字

続いて、「努めてまいります」の漢字表記について考察していきます。

「努めてまいります」の漢字表記として一般的なのは、「努めて参ります」という表記だと予想できます。「努めてまいります」と「努めて参ります」の違いは、「まいります」の部分をひらがなで表記するのか、漢字で表記するのかという点にあります。

ひらがなで「まいります」という表記をする場合は、以下のような意味になると言われています。

補助動詞と使われる

http://annaijo.com/archives/288

上記の解説から、補助動詞としての「まいります」とは、「聞いてまいります」などの際に使われる「まいる」だと言えそうです。

続いて、「参ります」という漢字表記の場合は、以下のような意味になると言われています。

行くの謙譲語、負ける、降参する、よわる、こまる、異性などに心を奪われるの意味

http://annaijo.com/archives/288

上記の解説から、「参ります」という漢字で表記をした場合は、「行く」などの謙譲語としての意味になります

ですから、「まいります」と「参ります」の2つの意味を理解した上で、「努めてまいります」と「努めて参ります」の使い方などを考えていく必要があると言えるでしょう。

「努めてまいります」の言い換え方法

「努めてまいります」は、努力する姿勢などを宣言する際に使える、大変便利な言い回しと言えます。しかし、何度も使いすぎると、上記でも述べたように誠実さに欠ける可能性もあります。ですから、適度に別な言葉へと言い換えることをおすすめします。

「努めてまいります」を別な言葉へと言い換えたい場合は、上記でもご紹介した類語や同義語などに言い換えると良いでしょう。「努力いたします」や「精進いたします」といった言葉を使うと、同じようなニュアンスで別の言葉へと言い換えることができます

[no_toc]

「努めてまいります」の敬語

上記でもご紹介したように、「努めてまいります」という言葉は、ビジネスにおける謝罪などでも使用することができる言葉となっていますが、敬語としても通用するものなのか、考察していきます。

結論から言うと、「努めてまいります」は、「努力していきます」「頑張っていきます」といった言葉をより丁寧に表現した言葉となっています。ですから敬語として、充分通用すると言えそうです。

同じように努力を宣言する丁寧な表現としては、「努力してまいります」「精進を重ねてまいります」といった言い回しが挙げられます。

「努めてまいります」を使って気持ちを表現しよう

いかがでしたでしょうか?今回は、「努めてまいります」という言い回しをテーマにして、「努めてまいります」の基本的な意味や使い方、類語や敬語表現・漢字表記などについて、考察・ご紹介しました。

「努めてまいります」という言い回しは、努力や決意を宣言する際などに使うことができる言い回しです。また、謝罪やお詫びをする際にも、改善策や今後の方針について述べる際に、使用することができる言葉でもあります。丁寧な言い回しなので、ビジネスシーンで使用することも可能となっています。

「努めてまいります」という言い回しは、上記のようにさまざまなシーンで使用することができる、大変便利な言葉です。ぜひ、この機会に意味や使い方、別な言葉への言い換え方法などを覚え、誠心誠意の気持ちを伝えられるようにしておきましょう。

モバイルバージョンを終了