cms-import-tapbiz-wp

【種類別】VMwareの資格の難易度一覧|認定/無料/費用/取得

[allpage_toc]

VMwareの認定資格は?

皆さんはVMwareに関する資格を所持していますか。VMwareとはアメリカに本拠地を置くIT企業であり、そこが提供している仮想化ソフトウェアの総称でもあります。これを利用する事によって1台のPCで複数のOSを動かしたり、異なるOSをインストールしたりと色々な事ができるようになります。

そしてVMwareに関する資格としては無償で取得できるVSP (VMware Sales Professional)とVTSP(VMware Technical Solutions Professional)の2種類の他、有償の認定資格であるVersion6なども存在します。

VMwareの資格の難易度は?

VMwareの資格取得難易度はそれぞれで大きく異なります。無償で取得できるVSPやVTSPはオンライン上で7~10時間程のレッスンを受けた後、試験で一定の正答率を上回ると合格できるのですが、こちらは難易度は低く誰でも取得可能です。

一方でVersion6はVCA以上のジャンルになると、VMwareの製品を一定期間取り扱った経験が必要になってきたりと、前提条件もあり取得難易度は高いと言われています。ただ実務経験と有償の認定トレーニングをしっかりとこなせば、試験自体は難しくないので頑張りましょう。

VMwareの資格一覧は?

VMwareの資格は取り扱う分野や製品によって細分化されています。例えば、営業向けの認定資格であるVSPはSV・DV・SDS・NV・SDDC・MM・MO・MA・Hybrid・CP・BCの11個に分類されていますし、VTSPもDCV・DTM・NV・CMAの4個に分かれています。ただし取り扱う分野が異なっているというだけで、難易度に差はありません。

Version6に関してはVCA・VCP・VCAP・VCIX・VCDXの5段階が用意されており、こちらは順に難易度も上がっていきます。また厳密に言えば、VCAPは開発ジャンルとデザインジャンルで別れているため、必要な場合は2つとも取得する必要があります。

無料のVMwareの資格は?

無料のVMwareの資格としてはVSPとVTSPの2種類があります。どちらとも会員登録をした上でレッスンと試験を受ければ取得する事ができます。高度な資格ではないので取得難易度はとても低いですし、更新や別途手続きも不必要なため知識を深める目的で利用してもいいでしょう。

ただ会員登録をするためにはVMwareとパートナーシップを提携している企業に属していなければいけません。提携している企業自体はとても数が多いですし、一定の規模以上の企業なら高確率で提携しているので、会員登録をする前に一度確認をしておきましょう。

VMwareの資格の種類は?

VMwareの資格は基本的に対象となるVMwareの製品ごとに分かれており、自分に合わせて取得する資格を選ばなければいけません。

例えば仮想化の基盤を提供するvSphereにはDCV(Data Center Virtualization)という資格が用意されていますし、それによって仮想化したマシンやサーバーを運用するためのvRealizeにはCMA(Cloud Management and Automation)という資格があります。

また仮想マシンによってエンドユーザーのIT環境を改善するHorizonという製品を扱う上ではDTM(Desktop and Mobility)が必要になってくるので、必要になったら取得しましょう。

VMwareの資格にかかる費用は?

VMwareの資格を取得するためにかかる費用としては、VSPやVTSPは無償資格なので必要ありません。

一方Version6は有償資格なため講習費用なども含めてそれなりの金額を払わなければいけません。最も低いグレードのVCAは約1万円で取得できますが、その上のVCPは認定トレーニングと2種類の試験を含めて約45万円かかります

またさらに上のVCAPになると約70万円以上は必要になってきますし、2種類のVCAPを取得する事によって認定されるVCIXはトータルで約140万円程度は見積もらなれけばいけません。いずれにせよ会社側の支援金などで取得する人が多く、個人で取得する人はあまりいません。

VMwareの資格に関する参考書は?

VMwareのテキストに関してはVMwareの開発元が公式テキストを提供しているので、それを読めば十分です。一部日本語に訳されていない所もありますが、基本的には公式テキストが一番理解しやすく、です。なので参考書を購入する場合には、資格試験などの問題集が付属している物を選んで対策を欠かさないようにしましょう。

[no_toc]

徹底攻略VCP6.5-DCV教科書

VMwareの参考書としてはこちらが最もと言えるでしょう。前半部分ではVMwareについての解説を行っており、後半部分には問題集が付属しています。1冊で勉強から試験対策まで済ます事ができるので、とりあえず困ったらこちらを購入しておけば問題ないですし、初学者でも理解できるように分かりやすく説明されています。

先日VCPの試験に合格しましたが復習用に購入しました。ボリュームは少なく、この本だけでVCPの試験に合格するのは難しいかと思いますが、基本的な知識がシンプルにまとまっており、試験合格のためというよりは知識を身につけるための入門書として良いと思います。試験にあたっても、この本から勉強を始めればベースが身につき、スムーズに進みそうです。後半の問題集が結構なボリュームなので、別冊にして欲しかったですね。持ち運びが重たい。。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R99NTHXIV6Q1R/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4295002755

VMwareの資格の取得方法は?

VMwareの資格の取得方法は、基本的にレッスンやセミナーを一定時間受けてから試験に合格するという流れです。それぞれの資格ごとにレッスンやセミナーの受講時間は変わってきますが、おおよそ10時間程度が目安になっており、人によっては数時間で終了する場合もあるでしょう。

試験に関しては無償資格はオンラインで受ける事が可能なので、自宅のPCなどから受験します。一方、有償資格はVMwareが認定しているテストセンターで受ける必要があり、自分で申し込みをした後、現地に足を運んで受験しなれければいけません。

VMwareの資格に関する問題集は?

VMwareの資格に関する問題集としては「速習 VMware vSphere Hypervisor 6」がです。こちらは自宅で無料の仮想環境を構築するという事に焦点が当てられているので、学習のためにVMwareの有償商品を購入する必要がなく、個人に優しい問題集になっています。

ただ本書はあくまで入門書的な立ち位置なので、ガッツリと難しい問題に取り組みたい人には向いておらず、そういった人はインターネット上に掲載されている問題に挑戦してみましょう。

VMwareの資格に関する書籍は?

VMwareの資格に関する書籍は多数存在しますが、その中でもVMware社が自ら作成している「VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応」は特にです。やはり公式テキストなだけあって非常に細かく解説されており、初学者から上級者まで必読の1冊と言えるでしょう。

とても分厚い本なので中々読む気が起きない場合もあるでしょうが、これ1冊をしっかりと読めば仮想化に関しては初心者から卒業する事ができるので、頑張って読む事をします。

VMwareの資格は転職に有利なのか?

VMwareの有償資格はとても高額なので、転職に有利かどうかという点は重要になってくるでしょう。結果から言えばVMwareの資格は転職の際にとても役に立ってくれます

というのも近年になって仮想化の需要は急増しており、その分野に詳しい、もしくは仮想化に必要な製品を取り扱う事ができる人間はどこに行っても引っ張りだこです。

さらに有償資格の難易度が年々上がってきてるため、最高グレードでなくともVCPやVCAPを持っているだけで、自らの専門性を示す事が可能になっています。

もし転職を考えているのであればエージェントの利用がです。非公開求人、公開されていて明記はされていないものの資格があれば有利になるようなものも、紹介してもらえるかもしれません。「マイナビエージェント」がIT業界に強く、若手にも好評なのでです。

VMwareの資格の更新方法は?

VMwareの資格は一度取得すると、2年間の有効期限が発生します。それが終了すると資格が無効になってしまい使用できなくなるので、更新しなければいけません。

更新の方法は、取得した資格以上の認定資格を取得するという物であり、例えばVCPの有効期限が迫ってきたなら再度VCPの試験を受けて合格するか、上位のグレードであるVCAPを取得しなければいけません。

[no_toc]

VMwareの資格を取得しよう

ここまでVMwareの資格についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょう。ここ数年で仮想化の分野は急成長を遂げており、さまざまな企業が仮想化したPCやサーバーを新規導入しています。しかし仮想化の需要に対してVMwareの製品などを扱える人材は圧倒的に足りておらず、どこも人手不足で困っているのが現状です。

したがって、VMwareの資格を取得して仮想化の分野における専門性を証明する事ができたなら、この先は職に困らないでしょう。また仮想化はインターネットやハードウェアとも関わりが深く、学んでおいて損はないので頑張って資格を取得してください。

モバイルバージョンを終了