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公害防止管理者の難易度は?
今回は、国家資格である公害防止管理者の難易度について紹介していきます。公害防止管理者には、大気関係や水質関係のほかにも、いくつかの種類があります。受験者数の数が多い水質関係を中心に取り上げながら、資格取得までの難易度について見ていきましょう。
公害防止管理者の認定講習の難易度は?
認定講習の難易度についてですが、国家試験に比べると簡単と言われることが多いです。水質関係の講習を例に挙げると、4日から5日くらいの期間、講習を受けてからすぐにテストを受けます。講師の話をきちんと聞いて、要点をおさえておけば、問題はないと言われています。
認定講習による公害防止管理者の資格取得率は、6割から7割程度で推移しており、難易度はそれほど高くないと考えられるでしょう。
種類別公害防止管理者の難易度は?
公害防止管理者の国会試験の合格率は、毎年25%前後で推移しており、仕事のために受験する人が多いことも踏まえると、やや難易度の高い試験であると言えるでしょう。公害防止管理者は、種類によって必要な勉強量や難易度に、若干の違いがあります。ここでは、種類別の公害防止管理者の難易度について紹介していきます。
水質関係
一方、2種・3種・4種については、1種に比べて科目が少ないため難易度は下がりますが、工場の規模や有害物質の有無によっては、公害防止管理者としての要件を満たさないケースがあります。
水質関係の試験は、ほかの種類に比べて受験者数が多いため、勉強に関する情報交換などがしやすいです。そのため、人によってはほかの種類よりも難易度が低いと感じることもあるでしょう。
大気関係
第2種から第4種の場合も、水質関係と同じように、科目が少なくなり難易度は下がりますが、工場の規模や有害物質が発生するかどうかによっては、公害防止管理者として選任される条件を満たさないことがあります。
騒音・振動関係
しかし、騒音・振動関係の科目は、水質関係などと比べて高校化学の知識がそこまで活かせなかったり、受験者数が少なく情報量が少なかったりと、場合によっては難易度が高いと感じることもあるでしょう。
その他
粉じんについて、特定か一般かは、石綿が発生するかどうかという基準で分けられています。科目自体は大気関係と似ていて、科目数も少ないため、大気関係の試験が難しく感じないのであれば、難易度はやさしいと言えるでしょう。
ダイオキシン類関係の科目は、ダイオキシン類に関連した法律や処理方法などの問題が出題されます。専門的な勉強をする必要はありますが、科目数は少なく、水質関係などと比べると、それほど高い難易度ではありません。
公害防止主任管理者
公害防止管理者の科目別の難易度は?
公害総論は、どの種類の公害防止管理者の試験でも受ける必要がある科目で、公害に関する基本的な知識を求められます。水質概論は、水質の基礎知識や法律に関する問題が出題されます。
また、汚水処理特論は汚水処理に関する問題のほか、計算問題も出題されます。水質有害物質特論は、有害物質の知識以外にも、化学式などを知っていなければいけません。大規模水質特論は、範囲が狭いので、要点をおさえておけばそれほど難しくないでしょう。
科目によりけり
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公害防止管理者と環境計量士の難易度の違い
理由は、環境計量士のほうが、分析機器の扱いなどについて実務経験があったほうが理解しやすい内容の問題が多いためで、化学の知識がより求められる傾向にあります。
公害防止管理者とエネルギー管理士の難易度の違い
資格の勉強は計画的に!
やや難しい国家資格ですから、受験を決めた場合は、きちんと合格できるように計画を立てることが大切です。おおまかな目安ですが、約半年くらい勉強に時間をかける人が多い傾向です。
また、科目別合格があり、3年以内の受験であれば一度受かっている科目は免除されます。過去問と似た出題も多いので、一度落ちても諦めずにチャレンジしていきましょう。