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「精進して参ります」の意味と使い方|場面別の例文3つ

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「精進して参ります」とは

「精進して参ります」とは、自分、または自分たちのこれから向かうべく将来への、抱負や意気込みを宣言する際に使う言い回しです。

「精進して参ります」は主に、晴れがましく、明るく、希望に溢れた行事や式典において、多く使われています。また、謝罪する際に「精進して参ります」が使われることもあります。

今回は、ビジネスシーンで使われることも多い、「精進して参ります」の使い方の例や意味・類語を詳しくご紹介します。

「精進して参ります」の意味

「精進して参ります」という言葉の意味は、「1つのことに精神を集中して余計なものは捨てて進むこと」という意味です。

「精進して参ります」は、「精進する」という言葉の「する」という部分を謙譲語にしたものです。

「精進」という言葉には他にもいくつかの意味が含まれていますが、日常生活において「精進して参ります」が使われるときは、「1つのことに精神を集中して余計なものは捨てて進むこと」という意味で使われます。

「精進して参ります」の使い方

「精進して参ります」の使い方は、晴れがましく、明るく、希望に溢れた式典において、自分の抱負や意気込みを宣言する際に多く使われます

「精進して参ります」は、自分達のこれから向かうべく将来に対して、抱負や意気込みを宣言する際に、明るい式典で主に使われていますが、謝罪をするという場面でも使うことができる言い回しです。

「口頭(スピーチ)」や「電話」「メール」「紙面」など、さまざまな媒体で使うことができます。

「精進」の由来と本来の意味

「精進」の由来と本来の意味をご紹介します。「精進」の語源は、サンスクリット語の「戦う」「勇敢さ」の訳語であり、苦しみをなくすために勇敢に戦う努力のことを表現していました。

「精進」の本来の意味は4つあります。「雑念を払い、仏道修行に励むこと」「一定の期間、心身を清め行いを慎むこと」「肉食を断ち、菜食すること」「1つのことに集中して、余計なものは捨てて進むこと」の4つです。

「精進して参ります」を使用した場面別の例文

「精進して参ります」を使用した、場面別の例文をご紹介します。日常生活で「精進して参ります」を使う際の参考にしてみましょう。

今回は、「精進して参ります」が良く使われている、「年賀状」「メール」「謝罪」の3つの場面での使い方の例をご紹介します。

「精進して参ります」はどんな場面で使っても、自分や自分達の向かうべく将来に対する抱負や意気込みを、相手に伝えることができるような文にする必要があります。

年賀状での「精進して参ります」の例文

年賀状での「精進して参ります」の例文をご紹介します。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。おかげさまで弊社は、創業50年目を迎えることができました。これもひとえに皆々様のご愛顧の賜物と感謝いたしております。

本年におきましても、ご期待に応えるべく誠意をもって業務に精進して参りますので、何卒変わらぬご指導のほどをよろしくお願い申し上げます。

という例文です。取引先やお客様に対して使うことができます。

メールでの「精進して参ります」の例文

メールでの「精進して参ります」の例文をご紹介します。

○○部の皆様○○課の○○です。いつもお世話になっております。メールで大変失礼いたします。本日の発令で、○月○日付で本社○○推進本部○○担当へ転任することになりました。

○○部在勤中は、皆様方には大変お世話になり、深く感謝いたしております。今後とも、○○部の皆様方と我が社発展のため日々精進して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

謝罪時の「精進して参ります」の例文

謝罪時の「精進して参ります」の例文をご紹介します。

本日は発注ミスをしてしまい、大変なご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。今後は同じミスをしないように、自らを戒め、精進して参ります。

という例文です。発注ミスをしてしまった際の謝罪の文です。「次からは同じミスをしません」という抱負・意気込みを「精進して参ります」を使い、伝えています。

敬語を話すことが苦手な方におすすめの本はこちら

敬語を話すことが苦手な方におすすめの本は、敬語「そのまま使える」ハンドブックです。

この本は日常生活の中でよく使われる基本中の基本の敬語の言い回しが、豊富な例文で紹介されています。

例文が紹介されているので、本の中で紹介されている例文をそのまま覚えるだけで、正しい敬語を話すことができるようになります。

新社会人の方や、敬語を学びなおしたい方、正しい敬語を話せるようになりたいという方は読んでみてください。

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「精進して参ります」の類似表現

「精進して参ります」の類似表現をご紹介します。言い回しに変化を付けたい場合の参考にしてみましょう。

「精進して参ります」には、類似表現があります。類似表現を使って「精進して参ります」を言い換えると、いつもと同じ言い回しに変化をもたらすことができます。

同じことばかりを言っている人だと思われないためにも、「精進して参ります」の類似表現を覚えて、使いこなしましょう。3つご紹介します。

尽力いたします

「尽力いたします」は「精進して参ります」の類似表現です。

「精進して参ります」は、精神を集中して余計なものは捨てて進むという意味であり、これに最も近い言い回しは「尽力いたします」です。

「尽力いたします」とは、力を出し切り励むという意味です。「精進して参ります」と最も近い言い回しです。

努力いたします

「努力いたします」は「精進して参ります」の類似表現です。

先ほど紹介した「尽力いたします」という言葉よりも、「励む度合い」のニュアンスが少し下がる言葉が、「努力いたします」という言葉です。

力を出し切り励んでいるということの度合いが、「精進して参ります」や「尽力いたします」よりも小さい場合は、「努力いたします」を使うことができます。

頑張ります

「頑張ります」は「精進して参ります」の類似表現です。

「頑張ります」は、「精進して参ります」「尽力いたします」よりも励む度合いのニュアンスが少し下がる「努力いたします」よりも励む度合いが下がります。

ですが、これらはあくまでニュアンスであり、各々の言い回しの大きな差はないと言えます。文章に合わせて、使いたい言い回しを選んで使いましょう。

「精進」を使った他の言葉

「精進」という言葉を使った他の言葉についてご紹介します。

「精進」という言葉には本来、4つの意味があるということをご紹介しました。これからご紹介する他の言葉には、日常生活ではあまり使われていない意味合いでの「精進」が使われているものもあります。

「精進」という言葉は、他の言葉にも使われています。言葉の意味を詳しく見て行きましょう。

精進料理

「精進料理」とは、植物性の食べ物を材料として使っている料理の名前です。「精進料理」に動物性の食べ物は使われていません。

「精進料理」の主な材料は、野菜と大豆から作られる食品です。

精進潔斎

「精進潔斎」とは、飲んだり食べたりすることを慎んで、心身を清らかにするという意味です。

「精進潔斎」は修行の一種です。飲む・食べるという行為や、性行為を慎むことで、身も心も清らかにするという行いのことを言います。

精進落とし

「精進落とし」とは、祈願・修行のために肉食を断って慎んだ生活を送り、期間が終わった際に普通の食生活に戻ることを言います。

普通の食生活とは、肉などの動物性のものを食べても良いという事です。普通の食生活に戻る際の食事で、肉などを食べると「精進落とし」です。

「精進して参ります」を使ってみよう

「精進して参ります」を日常生活で使ってみましょう。

「精進して参ります」は、ビジネスシーンなど、日常生活の中で使うことができる言葉です。晴れがましい式典や謝罪など使える機会は多いので、積極的に使ってみましょう。

謙譲語に詳しくなろう

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謙譲語に詳しくなりましょう。謙譲語を理解して、自然に話せるようになりましょう。

敬語には3種類あります。1つ目は相手が尊敬の意を表す尊敬語。2つ目は自分を下に置くことで相手を敬う謙譲語。3つ目は語尾に「です」「ます」を付けて丁寧さを表す丁寧語です。

正しく理解して、日常生活の中で活用しましょう。

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