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「自負する」の意味と使い方・例文・類語・対義語|履歴書

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「自負する」の意味と使い方・例文

「自負する」という言葉を知っていますか。「聞いたことはあるけれど、正しい意味は知らない」という方や、「意味はなんとなくわかるけど、実際に使ったことはない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は「自負する」という言葉について、意味や使い方を実際に使える例文とともにご紹介していきます。

意味

辞書によれば、「自負する」とは次のような意味になります。

自分の才能・知識・業績などに自信と誇りを持つこと。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/100143/meaning/m0u/

語源

なぜ「自身と誇りを持つこと」というポジティブな意味なのにもかかわらず、「負」という字が使用されているのか、疑問に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、「自負」の「負」という字には「後ろ盾にする」「頼りにする」という意味があります。つまり、「自分自身の能力を後ろ盾にするほど(頼りにするほど)自信を持っている」という意味になります。ぜひそのような成り立ちについても合わせて覚えておいてください。

例文

それでは、実際に「自負する」という言葉を用いた例文をご紹介していきます。

・今では父よりも腕が上なのではないかと自負しています。
・例の作品に関する知識ならば誰にも負けないと自負しています。
・このプロジェクトのリーダーにふさわしいのは自分であると自負しております。

などのように使用することができます。

自負するところ

「自負する」を用いた頻繁に使われる表現として、「自負するところ」という言葉があります。実際の例文をご紹介しておきます。

・彼もこの件に関しては自負するところがあったらしく、快く語ってくれた。
・作者はこの登場人物の台詞について自負するところがあったのではないか。

というように使用することができます。

履歴書での「自負する」の使い方

履歴書において、自分のアピールポイントを記述する欄がありますが、そういった場合にも「自負する」という表現を使用することができます。履歴書の自己PR欄にて使用できる例文をいくつかご紹介しておきますので、ご自身の長所と組み合わせてぜひ使用してみてください。

・私は、責任能力が高い人間だと自負しております。
・私は、高いコミュニケーション能力を持ち合わせていると自負しております。
・貴社でも○○の能力を生かし、誰にも負けないパフォーマンスが出来るのではないかと自負しております。

などのように、自分自身の長所をアピールする文章に「自負する」という表現を用いることが可能です。

ビジネスで使用できる「自負する」の使い方

ビジネスシーンにおいて「自負する」という表現はどのように用いることができるのでしょうか。いくつかの例文をご紹介しておきます。

・今回の新製品は、当社にしか作れないと自負しております。
・当社ならではのサービスで、必ずお客様のお役に立てると自負しております。

ビジネスにおいては、サービスや製品について「自負する」を使用することで、自社のアピールを相手側に伝えることができます。チラシなどの広告や、ビジネスメールにおいても使用できる表現となりますので、ぜひビジネスシーンにおいても「自負する」という表現を使用してみてください。

「自負する」の類語・同義語・言い換え

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「自負する」の類語表現としては、「腕に覚えがある」「能力に自信がある」「腕に自信がある」「技術に自信がある」などが挙げられます。

類語による言い換え表現

先ほどご紹介した「自負する」の類語表現による言い換え表現をいくつかご紹介しておきます。

・美味しいクッキーを作る事ができると自負している。

は言い換えると、

・美味しいクッキー作りになら、腕に自信がある。

となります。また、

・高いコミュニケーション能力をもっていると自負しております。

は言い換えると、

・コミュニケーション能力の高さには自信があります。

となります。そして、

・サッカーの腕前は父にも負けないと自負している。

は言い換えると、

・サッカーの腕前には覚えがある。

となります。場面に応じて、類語による言い換え表現もぜひ使用してみてください。

「自負する」の対義語・反対語

「自負」の対義語として「劣等感」という言葉があります。つまり、「自負する」の対義語は「劣等感を感じる」「劣等感を持つ」「劣等感を抱く」などがあげられます。

・私は、コミュニケーション能力が低く、劣等感を持っています。

などのように使用することができます。

「自負する」の謙譲語

「自負する」の謙譲表現としては、「自負させていただく」という表現が正しい表現になります。しかし、「私は、○○の能力に関しては自負させていただいております。」という表現が不自然に感じてしまう方は「私は、○○の能力に関しては自負しております。」で十分でしょう。目上の方が相手の場合にも使用していただいて問題はありません。

「自負する」の敬語

「自負する」は敬語表現として、「自負しております」などのように使用することが可能ですが、あくまでも自分自身について使用するようにしましょう。「○○さんは、自分自身のコミュニケーション能力を自負しています。」のように使用すると失礼にあたってしまいます。

「自負する」ことができるものを見つけましょう

社会に出ると、自分より優れている人も多く、どうしても自信をなくしてしまいがちです。しかし、どのようなことでもかまいませんので、仕事に関することで、「自負できる」ものを見つけましょう。

何か一つでも自分自身で自分の能力や知識を認める事ができれば、それはきっと大きな喜びにつながります。人に対してもアピールできるポイントが増える事はとても好ましい事です。

コミュニケーション能力でも、責任能力でもいいですし、パソコンのスキルや英会話のスキルでも良いでしょう。また、何かに関する知識を究めるのもいいでしょう。何か一つ、「これならばだれにも負けない」と自負できるものをぜひ見つけてみてください。そうすれば、あなたの社会人としての評価もおのずと上がっていくことでしょう。

今回「自負する」という言葉を知った事をきっかけとして、ぜひあなたの「自負できる」ものを何か一つ見つけてみてください。

自負心で失敗を招かないよう注意

社会人として、「自負する」ことができる能力や知識を身につけることが大事だと述べましたが、「自負心」によって失敗を招かないようにすることも合わせて大切なことです。「自分はできる」と思い込んで注意を怠り、周りに迷惑がかかるような失敗を招く事が無いように注意してください。

「猿も木から落ちる」ということわざがあるように、どんなに優れている人にでも失敗はあるものです。いくら自分が自信を持っていることだとはいえ、仕事をする以上は決して気を抜かないようにしてください。

自信を持っていることで失敗をしてしまうと、「自負する」ことができなくなるだけでなく、周りの信用をなくしてしまう事につながりかねません。自信を持っていることだからこそ、しっかりと注意を払って取り組むようにしましょう。

正しく使用して自分をアピール

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さて、今回は「自負する」という言葉について意味や使いかたをご説明してきましたが、いかがでしたか、今後は正しく使用することはできそうでしょうか。

どんな方でも、優れた能力を持っています。そして、就職活動など、自分のアピールポイントを他者に上手に伝えなければならない場面が人生においてはたくさんあります。そのようなときに「自負する」という表現を上手に使用して、自分のアピールポイントをわかりやすく伝えられるようになりましょう。

そして、まだ自分のアピールポイントが何かわからないという方は、まず自分が自信をもつことができる能力や知識を身につける事から始めてみましょう。何か一つでも「自負する」ことができることを見つけられたなら、その後の人生が豊かになることでしょう。ぜひ今回を機会に新しいことにもチャレンジしてみてください。

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