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「連絡してください」の敬語表現
「連絡してください」は「連絡してほしい」を丁寧語の形で敬語にした表現です。謙譲語の形で敬語にすると「ご連絡いただきたい」になります。
「明日までに連絡してください」「明日までにご連絡いただきたいです」「明日までにご連絡いただけますでしょうか」「明日までにご連絡くださいますか」などの使い方をします。
「連絡してください」の敬語での使い方
「連絡が欲しい」という気持ちを伝える表現は多数あります。「連絡してください」はその中で比較的、気の置けない相手へ使うことが多い表現です。より丁寧な形で敬語にすると「ご連絡いただけますでしょうか」「ご連絡をお願いいたします」などになります。
敬語の種類
「連絡してください」は丁寧語です。謙譲語にすると「ご連絡いただきたい」になります。丁寧語と謙譲語だと、謙譲語がより丁寧な表現とされています。「連絡してください」よりも「ご連絡いただきたい」の方が丁寧な敬語表現だと言えます。
使い方
「お伝えした電話番号に連絡してください」「戻られましたら折り返しご連絡いただきたいです」「折り返しご連絡いただけますでしょうか」「折り返し連絡してくださいとお伝え願えますか」などの使い方をします。
「連絡してください」のシーン別の例文
相手に「連絡して欲しい」ということを伝える場面は非常に多いです。また、連絡が欲しい、ということを伝える敬語表現は「連絡してください」もありますが、他にも多数あります。
「連絡してください」とその他の連絡が欲しいということを伝える敬語表現をご紹介します。
メールでの使い方
メールで相手の連絡が欲しい、という場合は「連絡してください」と伝えることもありますが、「返信してください」と伝えることもあります。
「メールを確認されましたら、ご連絡お願いいたします」「メールを確認されたら折り返し連絡してください」「ご返信をお願いいたします」「メールを見られたらすぐに返信してください」などの使い方をします。
ビジネスでの使い方
「Aさんに連絡してください」「先ほど先方から電話がありました。折り返すと伝えたので連絡してください」「着信に気づかれましたら折り返しご連絡をお願いいたします」「本社に戻られたら一度確認の連絡をしてください」などの使い方をします。
「連絡してください」の類語の敬語表現
「連絡してください」の他にも「連絡が欲しい」ということを伝える表現は多数あります。「連絡をお願いします」「ご連絡くださいますようお願いいたします」「折り返しご連絡いただけますでしょうか」「ご連絡をお待ちしております」「ご連絡くださいましたら幸いです」などです。よく使う表現の例文をご紹介します。
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連絡をお待ちしています
「連絡してください」は「連絡をお待ちしています」に言い換えることができます。「連絡してください」よりも「連絡をお待ちしています」の方がやや丁寧な敬語にあたります。
「メールを見られましたら返信くださいましたらと存じます。ご連絡をお待ちしております」「本社に戻られたら一度こちらにお電話をいただけますでしょうか。ご連絡をお待ちしております」などの使い方をします。
連絡をお願いします
「連絡をお願いします」は「連絡してください」とほぼ同じ意味の敬語です。「お願いします」は謙譲語の形で敬語にすることができます。謙譲語にすると「ご連絡お願いいたします」になります。丁寧な敬語表現ですので目上の人などには「連絡してください」よりも「ご連絡をお願いいたします」というようにした方が良いと言えます。
「恐れ入りますが、一度ご連絡をお願いいたします」などの使い方をします。
連絡いただけると幸いです
「連絡してください」と似通った意味ですが、「連絡いただけると幸いです」は「連絡してください」よりも丁寧な敬語表現です。取引先からの連絡が欲しい時などには「連絡してください」ではなく「連絡いただけると幸いです」の方を使う場合が多いです。
「本日お話いたしました件がお気に召しましたら、またどうぞご相談くださいませ。ご連絡いただけると幸いです」「何か気になることがございましたら私の方にご連絡いただけると幸いです」などの使い方をします。
連絡「いただきたい」と「してください」はどちらが丁寧か
「連絡してください」は「連絡して欲しい」を丁寧語の形で敬語にした表現です。「連絡いただきたい」は謙譲語の形で敬語にした表現です。丁寧語と謙譲語では、謙譲語の方が丁寧な敬語表現だとされています。
「連絡してください」よりも「連絡いただきたい」の方が丁寧な表現だと言えます。「ご連絡いただきたいです」「ご連絡いただけますでしょうか」「ご連絡いただきたいのですが、可能でしょうか」「ご連絡いただけましたら幸いです」などの使い方をします。
「連絡してください」に言い添えると丁寧な印象になる言葉
「連絡してください」は「連絡して欲しい」を丁寧語の形で敬語にした表現です。より丁寧にする場合は謙譲語の形で敬語にします。「連絡いただきたい」は「連絡してください」よりも丁寧です。
しかし「連絡いただきたい」「ご連絡いただきたいです」よりもさらに丁寧に相手に伝えたいという場合もあると考えられます。そのような場合は、「連絡してください」をこれ以上丁寧な敬語表現にすることはできないので、丁寧な表現になるような言葉を添えるという方法をとります。
疑問形にする
何かを頼むときには「してください」と伝えます。「してください」は「してほしい」を丁寧語の形で敬語にした表現ですので、このままでも丁寧な表現です。しかし、より丁寧に言いたいという場合は疑問形にします。
「連絡してください」は「連絡してくれますか」というと少し丁寧な印象になります。「ご連絡いただきたいです」は「ご連絡いただけますでしょうか」という形に言い換えることができます。こちらも丁寧な表現です。
よろしくお願いします
「ご連絡いただけますでしょうか」は、非常に丁寧な敬語表現です。さらに丁寧な印象の言い回しにしようとする場合は「よろしくお願いいたします」を言い添えるという方法があります。
「明日までにご連絡いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします」などの使い方をします。
恐れ入りますが
「恐れ入りますが」などの言葉を言い添えても表現が丁寧になります。「明日までにご連絡いただけますでしょうか。恐れ入りますがよろしくお願いいたします」などの使い方をします。
嬉しいのですが
「××してくださると嬉しいのですが」も、相手に何かを頼む言葉を丁寧な印象にしたいときによく使われます。「ご連絡していただけると嬉しいのですが」「明日までにご連絡していただけると嬉しいです」などの使い方をします。
「助かります」という表現を使う場合もあります。「嬉しいのですが」と同じ使い方をします。「ご連絡していただけると助かります」「明日までにご連絡していただけると助かるのですが」などの使い方をします。
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お手数ですが
要求を伝える言葉には「お手数ですが」を言い添えても丁寧な印象になります。「お手数ですが明日までに連絡してください」「お手数ですが明日までにご連絡していただけますでしょうか。恐れ入ります。よろしくお願いいたします」「明日までにご連絡していただけると嬉しいです。お手数ですが、よろしくお願いいたします」などの使い方をします。
「連絡してください」の敬語表現を使いこなそう!
連絡して欲しい、と相手に伝える場面は非常に多いです。「連絡してください」とその類語の敬語表現を使う機会は非常に多いと言えます。
「連絡してください」という言葉をもっとも丁寧な言い方は「ご連絡いただけますでしょうか」になります。この表現よりも丁寧な印象の言葉を使いたい、という場合は「連絡してください」をより丁寧な敬語表現に変えるのではなく、「お手数ですが」「恐れ入りますが」などの言葉を言い添えるという方法をとります。
「連絡してください」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。