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敬語「見ていただく」の意味は?
このように、「見ていただく」はそのまま敬語として使うことができます。しかし、「見る」という言葉が敬語にはなっていないため、場合によってはふさわしくないこともあるでしょう。これから、「見ていただく」を正しく使うためのご紹介をしていきます。
「見ていただく」は謙譲語?
「見ていただく」は「見る」という相手の行為に「もらう」の謙譲語である「いただく」という自分の行為がくっついた言葉です。「見る」というのは「相手が見る」という意味ですので、謙譲語にすることができず、「見ていただく」というのはこのままでは謙譲語としては扱われません。
もし、「(私が)~してもらう」という場合に謙譲語を用いるならば、「ご(お)~いただく」と表現します。よって、「見ていただく」を謙譲語にするならば、「ご覧いただく」が正しい表現です。
「見ていただく」の尊敬語は?
よって「見ていただく」を尊敬語にする場合は、「ご覧くださる」や「ご覧いただく」が正しい表現になります。
「見ていただく」の丁寧語は?
「見ていただく」を丁寧語にそのまま直すと「見ていただきます」となりますが、主体が誰にあるのか紛らわしく、どこかおかしな表現に聞こえます。目上の人に「見てもらう」ことをお願いする場合は「ご覧ください」「ご覧になってください」と表現するのがいいでしょう。
敬語「見ていただく」の使い方は?
敬語の種類は?
敬語として考えるならば、「見ていただく」という表現は正しいのでしょうか。「見ていただく」と耳で聞いても、さほど間違った表現にも聞こえないでしょう。「見ていただく」という敬語は完全には間違った表現ではありませんので、そのまま目上の人に使うこともあるでしょう。
しかし、敬語としては「見る」が敬語になっていないので、敬語としては不十分です。「見ていただく」を完全な敬語にしたいと思うなら、「見る」を尊敬語に直して「ご覧になる」とするべきでしょう。
「見ていただく」の使い方は?
「見ていただく」は完全に敬語になっていないので、あらたまった場所やフォーマルなお付き合いの間柄ではあまり使われないでしょう。使うのならば、よく知っている目上の方に、少し親しみを込めて「見ていただけますか?」と使ったり、「ご覧いただく」と使うのはかしこまりすぎている時などに使います。
例文:
「先日お渡しした資料は見ていただけたでしょうか?今回、最新版を同封いたしましたのでぜひご覧ください。」
「こちらのグラフを見ていただきますと、月々の売上高の差がよくわかります。」
敬語「見ていただく」の例文は?
書類を「見ていただく」場合は?
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例文:
「お忙しいところ恐れ入りますが、添付した資料の方、ご確認よろしくお願い申し上げます。」
「先日の資料について訂正箇所がありました。新しいものをお送りいたしましたので、ご確認よろしくお願い申し上げます。」
といったように、書類を見ていただく場面では、「見ていただく」を「ご確認」に代えて表現しましょう。その際は何を「見ていただく」のかをはっきり明記することが大事です。資料が2枚目3枚目に及んだときなども見落としがなくなります。
「ご確認」と同様に、ビジネスシーンで書類などを「見ていただく」ことをお願いする場合に、「ご査収」という言葉も使われます。「ご査収の程よろしくお願い申し上げます」といったように使います。
「見ていただく」の別の敬語表現例
「お目通しいただく」の意味は?
「~していただく」という言葉は相手を敬うときに使う言葉で、相手の動作を表す言葉の後について、使われます。尊敬語の「お~なさる」と同じような意味合いを持つことができます。
「お目通しいただく」の使い方は?
「お目通しいただきたくお願い申し上げます」はかしこまった印象で、それより砕けた表現が「お目通しいただければ幸いです」になります。
「ご高覧いただく」とは?
これは、「ご高覧」という言葉がそもそも敬語を必要とする場面で使われますので、このように敬語表現と合わさって使われます。
例文:
「今回のご公演につきまして、お客様より頂いた先生へのメッセージをメールにて送らせていただきます。ご高覧のほどよろしくお願いいたします。」
「見られる」は敬語?受身?
文章の前後からどちらの意味か、自然とわかることがほとんどですが、紛らわしいのは否めませんので、ビジネスシーンではあまり使われません。
「見ていただく」はより丁寧にできます
「見ていただく」のより丁寧な言い方として、「ご覧いただく」という言葉を一つ覚えておくと便利です。そして、相手にお願いをする場面でしたら、ほかの敬語表現と合わせて「ご覧いただきたく存じます」「ご覧いただけますか」といったように使われます。
いかがだったでしょうか。敬語はさまざまな言い方があるので、頭の中がごちゃごちゃになりがちです。それには、シンプルに敬語を覚えることが大切です。あとは、実際にうまく敬語を使えたときは、嬉しくて忘れません。積極的に敬語を使っていきましょう。