[allpage_toc]
計らいとは
では今回は「計らい」について紹介していきます。
読み方
「計」という字は訓読みで「計らう」と使うことがあり、「計らい」はその名詞系になります。日常生活では使うことはあまりなく馴染みの薄い言葉ですが、すぐに反応できるようこの場で覚えてしまいましょう。
計らいの意味2つ
意味1:取り計らうこと
「取り計らう」とは物事の扱いや段取りを進めておくこと、またはその仕方を言います。命令の際に「~のように取り計らっておけ」といった表現がありますが、「~」の部分で物事の段取りや扱いの仕方の具体例を指示しています。
意味2:考えや心遣いのこと
「計らい」の原義には「心中であれやこれやと計算」するという意味があります。そのため「考え」という意味になり、そして相手のために考える場合には「心遣い」という意味になりました。物事について「あれやこれやと計算」する場合には「意味1」でみたように「物事の扱い方」という意味になります。
元は一つの意味です。使い分けをする際の補助として覚えておきましょう。
ビジネスシーンでの「計らい」の使い方5つ
実際の使用例に触れることにより、「計らい」という言葉のイメージをより明確にしていきましょう。
使い方1:お取り計らいいただき
「お取り計らいいただき」の「いただき」は謙譲表現です。謙譲表現は自分を下げて相手を尊敬する表現です。王様から臣下が褒美を受け取る場面を想像してください。臣下はひれ伏しながら褒美を受け取ります。これが「いただく」という表現です。
今回の場合「いただいた」のは「お取り計らい」という行為です。このように謙譲表現は使われます。
使い方2:お取り計らいくださいまして
「くださいまして」は尊敬表現です。目上のものがする行為を尊敬しています。尊敬の対象による「お取り計らう」という行為そのものを尊敬しています。
しかし「使い方1」でみた表現との使い分けはほぼありません。なぜなら結局のところ尊敬を示す相手は変わっていないからです。種類は違いますが、尊敬する相手は「お取り計らい」をした人です。
使い方3:お取り計らいくださり
違いを強いてあげるならば、「お取り計りくださり」という表現のほうが古風です。また「お取り計らいくださいまして」という表現は「計らい」「ください」と似た発音が続くので若干日本語としてこなれていない印象を与えます。
ただこれらも些細なニュアンスの話です。好みでどちらかを使いましょう。
[no_toc]
使い方4:ご親切なお取り計らい
日本語には文章を長くすると丁寧な印象を与えるという特徴があります。そのため、「ご親切な」という単語「お取り計らい」のを前に付けることでより丁寧な印象を与える表現に変えています。
この場合、「お取り計らい」が本当に親切だったかどうかはあまり関係がありません。慣用表現に近いので覚えておきましょう。
使い方5:お取り計らいのほど
そのため「お取り計らいのほどよろしくお願いします」など、依頼する表現を伴って使用されます。自分の利益になるような心遣いや段取りをお願いしています。ビジネスの場合は接待の場面でよく現れるでしょう。
言葉遣いで失敗したくないあなたへ
敬語の複雑さ・難解さを一発で理解してしまうためにはこの一冊「マンガで覚える敬語」をオススメします。マンガなので視覚的に敬語表現を理解することができます。これを機会に敬語への苦手意識を克服してしまいましょう。
計らいの類語
次に「計らい」の類語をみていきます。類語を知り「計らい」という単語のイメージをさらに深めていきましょう。
類語1:心遣い
こうみると「気遣い」とよく似ていまが、そこに思いやりといった精神があるため「お心遣い」は「お気遣い」に比べ、より心情に近づく敬語と言えます。
類語2:心配り
「心配り」というのは相手に対して色々と思案しなければならない行為です。そこから、物事に対して思案する「計らい」と言う単語は「心配り」と似た意味を持ちます。
「計らい」を受けたら感謝を伝えよう
先に説明したように、敬語には種類があり、たくさんの言葉が存在します。「お計らい」のような、少し上級の敬語も身につけることで、相手に与える印象が格段に上がります。あなたも明日から「計らい」をつかってみましょう。
似た敬語の意味と使い方をおさえておこう
表現の幅をつけることでさらに敬語表現をつかいこなしてしまいましょう。
[no_toc]