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「あられる」っていう表現聞いたことがある?
今回はそんな誰しもの側にいつも存在する敬語表現の中から、「あられる」の使い方と例文・敬語の種類・あられるの別の敬語表について紹介していきます。
敬語「あられる」の意味
敬語「あられる」の使い方
敬語の種類
次は「あられる」という言葉は一体どのような使い方があるのか見ていきましょう。
使い方
例1.「○○さんは、とても偉大な人物であられる」
例2.「先生は、お子さんがあられる」
例1の表現には違和感感じることではありません。日本語としてのニュアンスにも違和感がありません。しかし例2はどうでしょうか。「あられる」という表現が日本語として違和感を感じてしまうことでしょう。
このように文法としては合っているものの、聞き手の側で聞くとニュアンスに違和感を感じてしまいます。この時に使用される表現が「おられる」という表現です。このように違和感を感じてしまう場面ではその言いかえといったものが存在しています。
敬語「あられる」の例文
社長であられる
この「おられる」の元の言葉「おる」は自分を低める謙譲語として使います。そしてこの「おられる」という表現は相手に対する尊敬語として使うのはもちろん、謙譲語として使う場合もあります。表現としては非常に曖昧であり、地域によっては尊敬語として使う場合もあります。
このように日本語の表現には曖昧な表現が存在します。ひとつひとつの言葉の意味を正しく理解して使用することが常識ある社会人に近づくための第一歩へとなり得るでしょう。
「あられる」の別の敬語表現例
おありになる
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例1「質問がおありですか」
例2「○○さんには、お子さんがおありですか」
などといった文章が考えられます。
いらっしゃいます
例1「○○さんでいらっしゃいますか」
例2「いつ頃いらっしゃいますか」
例3「○○(乗り物)などでいらっしゃいますか」
例4「どのような方でいらっしゃいますか」
など実にさまざまな状況で使用することが可能です。
ございます
例1「こちらが、○○さんでございます」
例2「ご質問は、ございませんか」
例3「お忘れ物はございませんか」
例4「こちらに、○○(物事など)を用意してございます」
例5「●●(自分など)は○○でございます」
例6「こちら(場所など)でございます」
など先ほど登場した「いらっしゃいます」は「ございます」に比べて実に多様な場面で使用することができます。しかし、このように多様な状況で使用できるので使い方には本当に気をつけなければなりません。
実は多くの人が使い方を間違ってるかもしれない「敬語」の間違い?
あられる
例「お時間あられますか。」
この「時間がある」という表現は、物が存在するというよりも人が持っているという意味での所有の意味で使用します。なのでこの表現は正しくありません。「お時間よろしいでしょうか」といった表現の日本語の方が敬語としては正しい使い方になるでしょう。
このように自分自身では正しいと考えていても実は使い方を間違っている。そのような事態がないように日頃から気をつけていかなければなりません。
ございます
例「○○さんでございますか。」
日頃からこの表現を使用している人もいることでしょう。この表現を多用してしまうのは日本語としての違和感を感じないからではないでしょうか。しかし、この表現は間違っています。日本語では「ございます」という表現は丁寧語ですがどちらかというと自分に対して使用することが多くあります。
この場合「○○さんでございますか。」という表現ではなく「○○さんでいらっしゃいますか」という表現を使用します。このように周りの人がよく使っていても実は間違いだったという表現が日本語にはあるのではないでしょうか。正しい使い方を覚えることが大切です。
これからどうする?
今回紹介した「あられる」の他にも日本語にはそのような表現が数多く存在します。「あられる」には他の表現と比べると使用頻度が少ないのでそのような場面も少ないですが、「おありになる」や「ございます」といった表現には使用頻度が多いのでそのような場面も多いでしょう。
もし、そのような間違った敬語を使う場面があれば、時として相手に不快感を感じさせてしまう場合があります。だからこそ、日頃から正しい日本語を勉強していかなければなりません。