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敬語「ご心配」ってどういう意味?
敬語である「ご心配」は言葉のとおり心配という意味です。「ご心配」と単独で使うことは少なく、「ご心配」のあとに「ありがとうございます」や「すみません」などと言葉を付け足すことで、相手に気持ちを伝える敬語となります。
また「ご心配」という敬語に「ありがとうございます」や「すみません」などと付け加えた言葉を伝えることによって、相手とのちのちの人間関係にも影響を及ぼすことなく過ごすことができます。この一言があるかないかで変わってくるので、相手との関係においてもとても重要な言葉と言えます。
敬語「ご心配」の使い方
敬語の種類
使い方
心配をしてくれてありがとうという感謝や、心配をかけてごめんなさいという謝罪、また心配しなくても大丈夫ですという意思表示など、敬語である「ご心配」とそれに続く言葉を使ってさまざまな気持ちを表現することができます。「ご心配」のあとにどのような言葉を持ってくるかが、使い方のポイントと言えるでしょう。
心配の対象となるもの
まず1つに体調への心配が挙げられます。咳をしていたり鼻をすすっていたりする人、また顔色がすぐれなかったりマスクを着けている人は声をかけられます。2つ目は事故への心配です。事故にあってしまった人、または天気が悪く事故が起こりそうあときは声をかけます。3つ目は時間への心配です。時間が押して次の予定に間に合いそうにないときなどです。
3つのうちいづれにしても、見かけた場合は「大丈夫ですか」と声をかけると良いです。また声をかけてもらったときには、「ご心配いただきありがとうございます」と敬語で感謝の気持ちを伝えましょう。
敬語「ご心配」の例文を見てみよう
ご心配くださりありがとうございます
感謝を伝えることのできるこの言葉は、周囲の人のやさしさや配慮を感じたときに使うべきです。また周囲からの思いを感じたときだけではなく、自分が心配や迷惑をかけたという自覚があるときには必ず「ご心配くださりありがとうございます」と伝えましょう。周囲の人の対応に限らず、ありがとうという感謝を伝えることは、のちの人間関係においてとても重要です。
ご心配をおかけして申し訳ありません
「ご心配いただきありがとうございます」のときと同じように、周囲の人の思いを感じたときだけではなく、たとえ感じなくても自分が心配や迷惑をかけたという認識があれば必ず「ご心配をおかけして申し訳ありません」と声をかけるようにしましょう。迷惑をかけたうえに謝罪すらしないのかと思われてしまうので、相手との関係を持続させるためにも絶対に必要なことです。
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ご心配のことと存じます
「ご心配」の別の敬語表現はあるの?
ご案じ
お気遣い
体調がすぐれない際ににやさしい言葉をかけてもらったときや、面談中などにお茶やお菓子を出してもらったときなどに、「お気遣いいただきありがとうございます」という敬語が使えます。特にビジネスマナーに対する感謝の思いを伝えるのに、この言葉を使うと良いでしょう。このような感謝のひとことが添えられるだけで、相手が持つ印象もがらりと変わります。
お心遣い
天気の悪い日に車で送迎をするなど、相手の状況を考えながら、思いやりのある行動をするのが、「心遣い」です。相手が自分のためにしてくれたやさしさや思いやりに対して「お心遣いいただきありがとうございます」と声をかけると良いでしょう。
ご配慮
「配慮」は心配する気持ちに加えて、具体的に行動に移してくれることも含まれます。順番待ちをしている足を怪我している人に対し、いすを用意するなどです。そのような場面で最も適する言葉は「ご配慮いただきありがとうございます」です。心配してくれたことと、自分のために行動を起こしてくれたことに感謝して、この言葉を使いましょう。
「ご心配」とともに自分の気持ちを伝えよう
また良好な人間関係を築いていくためには、今回ご紹介したような何気ない気遣いのひとことがとても重要になってきます。良い関係を作っていきたい人に対しては、意識して声をかけていくようにしましょう。
自分の気持ちと気遣いの両方を伝えられる言葉をうまく利用してみてください。