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「いいですか」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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「いいですか」の敬語表現

「いいですか」という言葉は相手になにかしてもいいか許可や了承をとるときに使うことが多いです。「入ってもいいですか」や「○○してもいいですか」などをよく耳にします。「いいですか」というそのままの表現を使われている方も多く、そのままでも良いように聞こえます。しかし、敬語としては少し丁寧さに欠けるため別の表現を使うことも必要です。

「いいですか」の敬語表現としては「よろしいですか」や「構いませんか」がよく使われますが、どういう風に使い分ければ良いのか曖昧になっている方も多いでしょう。例文を交えてご説明します。

「いいですか」の敬語での使い方

「いいですか」を使うのは目上の方やお客様などに対してです。なにか了承を得るときなどに使用するため、失礼にならないようにするのが前提になります。言い方を間違えてしまうと相手に不快な思いをさせる他、了承を得ることができなくなる場合もあります。そういった最悪の事態を招かないためにも「いいですか」の正しい敬語表現を身につけておきましょう。

敬語は間違えて使ってしまうと、こちら側は丁寧に伝えるつもりでも相手には不快感を与えてしまいます。丁寧に伝えなければいけないのに敬語が足らなかったり、丁寧にしすぎて堅苦しくなりすぎたり、敬語には正しい使い方とTPOに合わせることが大切です。

敬語の種類

敬語は大きく分けると3種類に分けられます。丁寧語と謙譲語と尊敬語です。それぞれの丁寧さのレベルや主語が自分なのか相手なのかで使い分けます。どれも丁寧な言葉遣いになりますが、状況によって使い分けることで正しい敬語表現になります。

丁寧にものごとを表すのが丁寧語。相手に敬意を表すのが尊敬語。自分や自分の身内についてへりくだって表現するのが謙譲語です。この3種類の他に丁重語と美化語も存在し、敬語を細かく分けると5種類になります。どれも聞いたことのある言葉が多いのでどのグループに属する敬語なのかを理解すると分かりやすくなります。

敬語の上手な使い方

敬語を上手に使えないと悩む方は多いです。日本語のひとつでありながら使い分けや言い回しがとても難しい言葉です。敬語を上手に使うには主語が自分なのか相手なのかをはっきりさせることで使い分けが簡単になります。

例えば「来る」という言葉を敬語に直した場合、相手が「来る」ときには「いらっしゃいます」や「お見えになります」などを使います。自分が「来る」場合には「伺います」や「参ります」を使います。このように相手が主語の場合と自分自身が主語の場合では言葉や言い回しが変わってきます。これらを使い分けることで正しい敬語表現になります。

メールでの使い方

メールでは誤字脱字に気をつけるのは大前提です。言葉の前に着く「ご」や「お」を忘れてしまうと砕けた表現になり、場合によっては失礼になるので注意しましょう。中には相手の方の名前に「さん」や「様」が抜けていて呼び捨てになったままメールを送ってしまったということもあります。そうならないのうに全文を打ち終えたら何度も読み返すことが大切です。

ただ脳内で読み返すだけでは、先入観で読み進めてしまって間違えに気付きにくい場合があります。ですので、読み返す際には声に出して読むことで文章の違和感に気づくことができ、間違いを正すことができます。

ビジネスでの使い方

ビジネスシーンでは敬語をよく使います。敬語以外で話すことの方が少ない方が多いでしょう。「いいですか」もビジネスシーンでよく使う言葉です。「入ってもいいですか」など使っている方は多いのではないでしょうか。しかし、「入っていいですか」は声にして言ってみるとなんだか違和感を感じるでしょう。

「入っていいですか」は日本語として間違いではありませんが、敬語表現としては何か物足りないような感じもします。このようなときは「よろしいでしょうか」を使うと良いでしょう。「入ってもよろしいでしょうか」とすると聞こえも良く、正しい敬語表現になります。

接客での使い方

接客業の世界では「いいですか」を使うことが多いです。親しみやすさを売りにしている地域密着型のお店などでは「いいですか」というそのままの表現でも許される場合が多いです。実際に店員さんなどに「いいですか」と聞かれた方も多くいるのではないでしょうか。

例えば服屋さんなどでフレンドリーな感じの店員さんであれば、フィッティングルームを開けるときなどに「開けてもいいですか」などと聞かれる場合もあります。

百貨店などの高級な服屋さんなどでは「いいですか」はあまり使わず、「よろしいでしょうか」を使います。このように使う相手やどのような雰囲気でどのような状況なのかによって敬語にも差が出ます。

「いいですか」を敬語表現するときの例文

「いいですか」は「よろしいでしょうか」など相手に了承を得るときなどに使用することが多いですが、「いいですか」は日本語として間違いではありませんのでそのまま使う方もいます。「食べてもいいですか」「着てもいいですか」「居てもいいですか」など「いいですか」を使う場面は数え切れないほどあります。

しかし、「いいですか」は砕けた表現になるため身内の間で使ったり、仲のいい先輩に使うなど、親しい間柄の相手だけに使うようにすると良いでしょう。お客様や遥かに目上の方などに使うと失礼と見なされることが多いので注意してください。

「いいですか」の別の敬語表現例

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「いいですか」には「よろしいでしょうか」や「構いませんか」など別の敬語表現があります。それらは相手や状況によって使い分けることでよりスムーズに耳に入ってきます。

使い分けが誤っていると違和感を覚え、会話のリズムがずれてしまいます。そうならないように使い分けを覚えておきましょう。

敬語は「いいですか」か「よろしいでしょうか」や「構いませんか」などのように言葉が変わることが多いです。同じ意味でも全然違う言葉になります。これも敬語の難しさのひとつであり、覚えにくく間違えやすいポイントなのでしっかりおさえておきましょう。

よろしいでしょうか

「いいですか」の敬語表現としてよく聞くのが「よろしいでしょうか」です。「入ってもよろしいでしょうか」「お伺いしてもよろしいでしょうか」などさまざまな使い方があります。「よろしいでしょうか」を使うときに間違えやすいのが「よろしかったでしょうか」という使い方です。

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」は間違った敬語表現ですので注意してください。正しくは「ご注文は以上でよろしいでしょうか」です。また「よろしいですか」という使い方をする方も多いですが、「よろしいですか」は少しキツイ聞こえ方と感じる方もいるので気をつけましょう。

構いませんか

「いいですか」の敬語表現で「よろしいでしょうか」と同じくらいよく聞くのが「構いませんか」という言葉です。「いいですか」という意味ですが丁寧な言い方なのでビジネスシーンでも多く使われています。

「撮影をしても構いませんか」など許可を得るときに使います。「構いませんか」という言葉をより丁寧に表現するときには「差し支えありませんか」などと表現します。元は「いいですか」という同じ意味ですがこのように、何パターンも敬語表現が存在します。

状況や相手に合わせて巧みに使い分けよう

敬語は使う相手や状況などによって形がどんどん変わります。

会社内で使う場合、お客様や取引先で使う場合、身内や親戚に使う場合などさまざまなシーンによって使い分けます。使い分けを上手にすることで正しい敬語表現となります。言葉遣いは人間関係でとても重要なポイントです。言葉遣いを良くすることで印象が大きく変わります。

敬語を正しく覚えて適切に使うことで人間関係が良好になったり、仕事の幅が広がったりすることもあります。敬語は相手に敬意を表すために使うため相手のためと思われがちですが、敬語を正しく使うことで自分のためにもなっています。上手く使いこなすことで自分の魅力がさらに増すでしょう。

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