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「連絡を入れる」の敬語表現
まずは丁寧語の「連絡を入れる」の敬語表現は「連絡を入れます」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を用いて話し相手に敬意を示す表現です。
つづいて尊敬語の「連絡を入れる」の敬語表現は「ご連絡をくださる」です。尊敬語は「連絡を入れる」という動作を行う動作主に敬意を示す敬語表現になります。
最後に謙譲語の「連絡を入れる」の敬語表現は「ご連絡いたします」です。謙譲語は自分の動作をへりくだって表現する敬語表現のため、連絡をする動作主は自分自身になります。
「連絡を入れる」の敬語での使い方
敬語の種類
丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し相手に敬意を示します。
尊敬語は相手の動作に敬意を示めす敬語表現です。動作主は話し相手です。
謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。動作主である自分を下げて相対的に相手を上げる敬語表現で、動作主は自分自身です。
話をする相手や実際に動作をする動作主に合わせて適切に使い分けることが必要です。
使い方
メールでの使い方
まずは丁寧語で「連絡を入れる」は「連絡を入れます」です。
・「返信が遅くなり申し訳ありません。今、明日の集合時間を代表者に確認中なので分かり次第連絡を入れます。」
つづいて尊敬語で「連絡を入れる」は「ご連絡をくださる」です。
・「来週のイベントが中止の場合は主催者の方が明日中に私までご連絡をくださるようなので、確定次第メールいたします。」
最後に謙譲語で「連絡を入れる」は「ご連絡いたします」です。
・「お世話になっております。開催日時が決まりましたので取り急ぎご連絡いたします。参加者の人数が確定しましたら、改めてご連絡いたしますのでよろしくお願いします。」
ビジネスでの使い方
「連絡を入れる」の丁寧語「連絡を入れます」を用いた例です。
・「A社のシステム課に電話をしたところ、会議中とのことでしたので数時間後に改めて連絡を入れます。」
・「打ち合わせ終了次第、連絡を入れます。」
「連絡を入れる」の尊敬語「ご連絡くださる」を用いた例です。
・「社長が明日の会議の開始時間を今日中にご連絡をくださるとのことです。」
・「この件の詳細につきましてはA社の方から、決定次第ご連絡をくださるとのことです。」
「連絡を入れる」の謙譲語「ご連絡いたします」を用いた例です。
・「この件につきましてはただいま確認中でございますので、確認が取れ次第ご連絡いたします。」
・「今後の日程につきましては後日私からご連絡をいたします。」
「連絡を入れる」を敬語表現するときの例文
日常生活やビジネスにおいてもよく使われる敬語表現ですので、使えるようになると役に立つはずです。
ご連絡差し上げる
「ご連絡差し上げてよろしいでしょうか」と疑問形で用いられることも多いです。
・「明日改めてご連絡差し上げてよろしいでしょうか。」
・「また新しい案件入りましたらご連絡差し上げてよろしいでしょうか。」
・「ただいま出先でございまして、一時間後にこちらからご連絡差し上げてもよろしいでしょうか。」
このように「ご連絡差し上げる」という表現は接客の場面でもよく使われます。
・「完成次第、ご連絡差し上げますので改めてお越しください。」
・「お部屋が空き次第ご連絡差し上げますので、よろしければこちらにお電話番号をご記載ください」
・「確認が取れ次第先ほどお伺いしたメールアドレス宛にご連絡差し上げます。」
ご連絡いたします
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自分が相手に連絡をする際に自分の「連絡を入れる」という動作をへりくだって表現することで相手を上げることができるこの表現はかなり頻繁に使用されます。ここでは「ご連絡いたします」を用いた他の例を上げていきます。
・「私からご連絡いたしましょうか」
・「準備完了次第、ご連絡いたしましょうか」
・「ご興味お持ちいただいたようでしたら、こちらから詳細をご連絡いたしましょうか」
これらのように「ご連絡いたします」は「ご連絡いたしましょうか」と疑問文の形でも用いられることが多く、疑問文にして尋ねることでより柔らかい表現にすることができます。
「連絡を入れる」の別の敬語表現例
ご一報
「ご一報」は簡単に何かを知らせることを指すので、ちょっとした連絡を指すときに使われます。
・「結果が分かりましたらご一報いただけますと幸いです。」
・「書類をお送りいただきましたらご一報いただければ幸いです。」
・「書類をご覧になりましたらこちらのメールアドレスまでご一報くださいますようお願いいたします。」
・「大変恐れ入りますが内容をご確認後ご一報いただけますでしょうか。」
このように相手から連絡がほしい場合、相手からの連絡をお願いする場合に用いられることが多いです。また「作業完了次第ご一報入れさせていただきます」のようにこちらから連絡をする場合にも用いることができます。
敬語表現は使って覚えましょう
しかし一度覚えて使えるようになってしまえば一生使えますので少しずつ使い方を覚えていきましょう。また敬語を使う機会は多いので正しい敬語を日々使うことを意識して、使いながら覚えていきましょう。