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「提示する」の敬語表現・提示するの使い方と例文・別の敬語表現

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「提示する」の敬語表現

相手に差し出して見せることを「提示する」といい、よく書類やビジネス場面において用いられることの多い表現ですが、「提示する」の敬語表現にはどのようなものがあるのでしょうか。またどのように敬語で表現するのでしょうか。

また敬語表現をする際に「お」や「ご」をつけて丁寧さを出すことがありますが「提示する」も敬語表現をする際には「ご」が用いられ「ご提示」という形で表現されることが多々あります。

まずは「提示する」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてご紹介していきます。

丁寧語

「提示する」の丁寧語は「提示します」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を用いた敬語表現なので「提示する」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「提示します」となります。

「提示する」の丁寧語「提示します」という敬語表現を用いた例文をいくつか挙げていきます。

「身分証明書として免許証を提示します。」
「顧客に見積もり金額を提示します。」
「代替案を提示します。」

尊敬語

「提示する」の尊敬語は「ご提示くださる」や「ご提示なさる」です。

敬語表現をする際に「お」や「ご」をつけて丁寧さを出すことがあると最初に簡単に述べたように「提示する」も「提示」に「ご」をつけて「ご提示」表現されることが丁寧語より丁寧な印象の強い尊敬語やこの後ご紹介する謙譲語においては非常に多いです。なので「提示」を「ご提示」としています。

尊敬語は動作を行う人に対して敬意を示す敬語表現になるので「ご提示」を行う人が敬意をはらう対象人物になります。尊敬語の敬語表現「くださる」や「なさる」をつけて「ご提示くださる」や「ご提示なさる」とすることで尊敬語になります。

「提示する」の敬語表現「ご提示くださる」や「ご提示なさる」を用いた例文をあげます。

「警察の方が警察手帳をご提示くださった。」
「お客様が年齢確認のため免許証をご提示なさいました。」
「入口で入館証をご提示なさる。」

謙譲語

「提示する」の謙譲語は「ご提示いたします」です。尊敬語の敬語表現と同じように「提示する」に「ご」をつけて「ご提示」とすることで丁寧さを出します。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現であるため「提示する」という動作を行うのは自分自身になります。「提示する」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「いたす」をつけて「ご提示いたします」とすることで謙譲語にすることができます。

「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」を用いた例文をあげていきます。

「このプラン内容にご納得いただけないようであれば別のプランもご提示いたしますがいかがでしょうか。」
「後ほど参考データをご提示いたします。」
「参考価格をご提示いたしましょうか。」

「提示する」の敬語表現には「ご」がつく

「提示する」と目上の人に対して敬語で言うには「提示」という言葉に丁寧さを表現する「ご」をつけて「ご提示」という形で使われることもあります。そして誰がその動作を行うのか、動作主によって「ご提示」の後ろの敬語表現が変わってきます。

たとえば「ご連絡」、「ご了承」、「お引越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんありますが「提示する」にも「ご」をつけて「ご提示」とすることでより丁寧な敬語表現になります。

「提示する」の敬語での使い方

「提示する」の敬語表現は具体的にどのように使われるのでしょうか。ここでは敬語の種類について簡単にまとめ、使い方の具体例を挙げながら「提示する」のメールでの使い方とビジネス場面においての使い方についてご紹介していきます。

敬語の種類

「提示する」の敬語表現のところでも敬語のタイプ別に敬語表現をあげたように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現をタイプ別にまとめると以下のようになります。

丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し手に敬意を示す話し方です。

尊敬語は相手の動作に敬意を示します。相手の動作自体に敬意をはらう敬語表現です。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。自分を下げることで相手を持ち上げます。なので動作主は必ず自分になります。

使い方

「提示する」は日常会話ではあまり使うことはないですが、日常生活において何か手続きをしないといけないときやビジネスの場面など正式に何かを行うような場面ではよく用いられる表現です。

「提示する」はすでにいくつか例文をあげてきたように身分証明書を見せるときに「身分証明書を見せてください」という代わりに「身分証明書をご提示ください」と使われたり、「代替案出します」という代わりに「代替案を提示します」という形で何かを差し出す際に使われる表現です。

メールでの使い方

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「提示する」の敬語表現はメールではどのように用いられるのでしょうか。「提示する」の敬語表現のメールでの使い方について具体例をあげながらご紹介していきます。

まずは「提示する」の丁寧語「提示します」を用いた例文です。
「一点ご質問があるのですが、免許証を持っていないため代わりに保険証を提示しますので保険証を居住証明書として認めていただけますでしょうか。」

続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」を用いた例文です。
「明日の件で一件追加連絡がございます。明日は入口で入館証をご提示くださいますと係の者が扉を開けますので入館証をお持ちいただきますようお願いいたします。」

最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」を用いた例文です。
「先日お渡しした資料はご覧いただけたでしょうか。参考までに別資料をご提示いたしますのでお時間のある時にご覧いただけると幸いです。」

ビジネスでの使い方

次に「提示する」の敬語表現はビジネスの場面ではどのように用いられるのか「提示する」の敬語表現のビジネス場面での使い方について具体例をあげながらご紹介していきます。

まずは「提示する」の丁寧語「提示します」を用いた例文です。
「参考資料を提示しますのでまずはこちらのスクリーンをご覧ください。」

続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」を用いた例文です。
「A社が契約条件をご提示くださるのでそれを見てから新しい企画を考えます。」

最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」を用いた例文です。
「もしご納得いただけない部分があれば代替案をご提示いたしますのでご遠慮なくお申し付けください」

「提示する」を敬語表現するときの例文

「提示する」と敬語で表現する際にはいろいろな状況がありますが、ここではよく使われる表現にしぼってどのように使われるのかを具体例と共にご紹介していきます。

今回は提示をしてもらったあとに感謝の気持ちを伝える「ご提示ありがとうございます」の敬語表現と提示してくれたら○○しますよと伝える「ご提示いただければ」のよく使われる2つの状況についてとりあげます。

ご提示ありがとうございます

丁寧語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合はそのまま「ご提示ありがとうございます」です。「ご提示ありがとうございます」を用いた例文をご紹介します。
「身分証明書のご提示ありがとうございます。」

尊敬語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合は「ご提示くださりありがとうございます」です。「ご提示くださりありがとうございます」例文をご紹介します。
「予算をご提示くださりありがとうございます。」

謙譲語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合は「ご提示いただきありがとうございます」です。「ご提示ありがとうございます」に「してもらう」を意味する謙譲語「いただく」をつけて「ご提示いただきありがとうございます」とすることで謙譲語の表現となります。では例文をご紹介します。
「参考資料をご提示くださりありがとうございます。」

ご提示いただければ

「ご提示いただければ」は「ご提示」に「~してもらえれば」を意味する謙譲語「いただく」が付いた形です。そのため「ご提示いただければ」自体が謙譲語であるためここでは謙譲語の例文のみご紹介します。

「年齢確認書類をご提示いただければアルコール類をご提供することが可能です。」
「見積書をご提示いただければ一度相談いたします。」
「社員証をご提示いただければ入口のロックを解除いたします。」

「提示する」の別の敬語表現例

「提示する」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「提示する」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。

見せる

「提示する」を別の敬語表現を用いて表せる言葉に「見せる」があります。

たとえば「提示する」の丁寧語「提示します」は「見せる」を用いると「お見せします」となります。例を挙げると「身分証明書を提示します」は「身分証明書をお見せします」と言い換えることができます。

続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」は「見せる」を用いると「お見せくださる」や「お見せになる」となります。例を挙げると「身分証明書をご提示なさる」は「身分証明書をお見せになる」と言い換えることができます。

最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」は「見せる」を用いると「お見せいたします」となります。これも同じように例を挙げると「身分証明書をご提示いたします」は「身分証明書をお見せいたします」と言い換えられます。

「見せる」も敬語で言うには「見せる」に「お」をつけて「お見せする」使われます。

「提示する」の敬語はシンプル

今回は「提示する」の敬語表現について使い方や別の表現など具体例をいろいろあげながらご紹介してきました。敬語表現は間違えた表現をすると失礼になってしまうので敬語は難しいというイメージが強い人も多いですが今回の「連絡しました」の敬語表現は意外とシンプルに感じられたのではないでしょうか。

「提示する」はあまり日常的に頻繁に用いられるような表現ではないですが、ふとした時に使わなければいけない場面がおとずれることもありますので、そのときに正しく使えるように習得しておきましょう。

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