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「ご予約」の使い方と例文・敬語の種類・ご予約の別の敬語表現

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敬語「ご予約」の意味

「ご予約」は「予約」の尊敬語です。相手の「予約」に対して使います。

「3月4日にご予約を承りました。お待ちしております」「4月10日からご一泊でご予約頂戴しております。ご確認くださいませ」などの使い方をします。

「予約を取っておく」の敬語での言い方

「予約を取っておく」は敬語にすると「ご予約をお取りしておきます」などの表現になります。

「仕事上がりにみんなで飲みに行きませんか」「いいですね。何人で行きますか」「私とあなたを入れて5人です」「5人いるなら、念のためにいつも行く店のご予約をお取りしておきましょうか」「そうですね。お願いします」などの使い方をします。

「私が店を予約しておく」の敬語での言い方

「私が店を予約しておく」は敬語にすると「私がお店の予約をしておきます」「私が店のご予約をお取りしておきます」などの表現になります。

「金曜日なのでどこも混んでいるかもしれないよ」「では私が店の予約をお取りしておきます。どんな店がお好きですか」などの使い方をします。

敬語「ご予約」の使い方

「ご予約」は相手のために予約を取る場面や、相手の予約を確認する場面などで使います。「予約」の尊敬語にあたるため、自分のために予約を取る場面では使いません。

「ご予約をお取りしておきましょうか」は正しい使い方ですが、「ご予約をお願いします」は間違った敬語の使い方にあたります。

敬語の種類

敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」があります。

「ご予約」は尊敬語にあたります。尊敬語とは、相手の動作や持ち物などに対して丁重な言葉を使うことで相手への尊敬を表す敬語表現です。

使い方

「ご予約」は尊敬語です。相手の「予約」に対して使います。

「予約が入っているかどうか確認したいのですが」「はい。承知いたしました。ご予約を確認いたします」、「予約をお願いしたいのですが」「承知いたしました。ご希望のお日にちとお時間をお願いいたします」、「3月15日の19時半からでご予約を承りました。お待ちしております」などの使い方をします。

自分の予約の場合は「ご予約」と言わない

「ご予約」は「予約」の尊敬語にあたります。丁寧語であれば自分に対して使っても問題ありませんが、尊敬語は相手に対してしか使用できません。自分のために予約を入れる場面などで「ご予約」を使わないように注意が必要です。

「ご予約」は尊敬語

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「相手のために店に予約を入れておく」というような場面では、少し複雑です。

相手に対して「予約を取っておく」と伝えるときには「相手のための予約」にあたるので「ご予約をお取りしておきます」という敬語が正しいです。店に対して「予約を入れたい」と伝える場面では「自分がとる予約」なので「ご予約」ではなく「予約」と言います。「予約をお願いしたいのですが」と言うのが正しいです。

相手と一緒に行く店の予約の場合

相手と一緒に行くレストランの予約を取る、という場合は、一緒に行く相手に対して予約のことを話すときは「予約」「ご予約」どちらを使っても問題ありません。

「店はこちらで予約しておきます。詳しい場所などが決まり次第ご連絡いたします」、「エスニック料理が食べたいです」「承知しました。ではエスニック料理を出す店を探してご予約を入れておきます」などの使い方をします。

店に予約の連絡を入れる際は誰かのための予約であっても「予約」という言葉を使います。「明日、2名で予約をお願いしたいのですが」などの使い方をします。

相手の前で店に電話をする場面などで「2名でご予約をお願いします」と言ってしまうと、敬語が得意ではないらしいという印象を持たれてしまう可能性があるので気を付けましょう。

敬語「ご予約」の例文

「ご予約」という敬語表現はいろいろな場面で使います。シーン別の「ご予約」の使い方をご紹介します。

予約を取ってもらう

「予約を取ってもらう」は敬語にすると「予約を取っていただく」になります。

「今度の出張で泊るホテルの予約を取っていただけますか」「飛行機の予約をとっていただけますか」などの使い方をします。

ご予約頂く

「ご予約頂く」は相手からの予約を受けたときや、受けている予約を相手に確認するときなどに使います。

「今日の夜7時から5人で予約をお願いしたいのですが」「かしこまりました。本日の夜7時から5名様でご予約を取らせて頂きます」、「佐藤の名前で7時から5人で予約しているのですが」「佐藤様。ご予約頂いております。お待ちしておりました。お席へご案内いたします」などの使い方をします。

予約をお願いします

「予約をしたい」と敬語で伝える場合は「予約をお願いします」「予約をお願いしたいのですが」などの表現になります。

「明日から1泊で予約をお願いします」「申し訳ありません。明日は満室となっております」、「19時から5人で予約をお願いしたいのですが」「空きを確認して参ります。少々お待ちくださいませ」などの使い方をします。

予約をおとりしました

「予約を取った」と相手に伝える場合は「予約をおとりしました」「ご予約をおとりしました」などの敬語表現になります。

「和食がお好きとのことでしたので、和食を出す店の予約をおとりしました」、「会社名で予約をおとりしてあります」「飛行機の予約をおとりしました。こちらがチケットでございます」などの使い方をします。

ご予約を確認させていただきます

相手の予約を確認する場面では「ご予約を確認させていただきます」などの敬語を使います。

「今日から3泊お願いしている佐藤です」「佐藤様。ご予約を確認させていただきます。本日から3泊シングル禁煙のお部屋でお間違いないでしょうか」、「田中で予約しているのですが」「田中様。ご予約を確認させていただきます。19時から5名様のご予約でお間違いありませんか」などの使い方をします。

ご予約を承る

「ご予約を受ける」は謙譲語にすると「ご予約を承る」になります。

「3月4日19時から予約したいのですが」「田中様。いつもありがとうございます。何名いらっしゃいますか」「5人です」「5名でございますね。承知いたしました。3月4日19時から5名でご予約を承りました。お待ち申し上げております」などの使い方をします。

予約を入れる

「予約する」は「予約を入れる」と表現する場合もあります。

「来週の金曜日に食事会をするので、いつもの店に予約を入れておいてください」「承知いたしました。ご予約をおとりしておきます」などの使い方をします。

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ご予約を受ける

店やホテルなどが、お客様から予約を取る場合「予約を受けた」と表現します。

「3月14日の19時から予約をお願いしたいのですが」「田中様。いつもありがとうございます。3月14日の19時から5名様で、ご予約をお受けいたします」などの使い方をします。

「ご予約」の別の敬語表現例

「ご予約」に似た場面で使う言葉に「約束」があります。また、予約を取ることを「予約」という言葉を使わず「押さえる」とだけ言う場合もあります。それぞれの敬語表現をご紹介します。

約束

相手と会う予定を立てておく、という場合は「会う事を予約する」ではなく「約束する」という言葉を使うことが多いです。

「面接のお約束をしておりました、佐藤でございます」「本日の5時から田中様とのご面談をお約束しております」などの使い方をします。

押さえる

予約を取っておくことを「押さえる」「押さえておく」などの言い回しで表現する場合もあります。

「金曜日に食事会をするので店を押さえておいてもらえますか」「承知いたしました。いつものお店でよろしいですか」、「行ってみたい店があるので、そこに行ってもいいですか」「すみません。先に店は押さえてあるんです」「そうでしたか。失礼しました。予約してくださってありがとうございます」などの使い方をします。

「ご予約」と「ご予定」の違い

予約は「あらかじめ約束しておく」という意味の言葉です。「ご予約」は、店やホテルなどを押さえておくときなどに使います。「予定」はどうするかを決める時に使います。「今日は早く帰って眠る予定だ」など、自分で決めているだけの場合にも「予定」という言葉を使います。

「お宿はお決まりですか」「はい。ビジネスホテルの予約を取ってありますので、今日はそこに泊まる予定です」などの使い方をします。

「ご予約」の敬語表現・シーン別の使い方

「ご予約」という言葉は、レストランを押さえる場面やホテルを取っておく場面などでよく使います。また、予約を取った場所で相手と会う、という場面でも「ご予約」や「予約」という言葉を使います。よく使うシーンごとの敬語表現を例文を交えてご紹介します。

レストランに予約を入れる

「予約をお願いしたいのですが」「承知いたしました。ご確認いたします。本日でございますか」「3月14日です。19時からお願いします」「何名でご来店のご予定でしょうか」「5人です」「3月14日19時から5名でご来店のご予定、承知いたしました。ご予約可能でございます」「ではお願いします。田中で押さえてください」「ご予約承りました」などの使い方をします。

ホテルの予約を取る

「予約をお願いします」「ありがとうございます。ご確認いたします。ご宿泊のご予定のお日にちをお願いいたします」「5月5日です」「恐れ入ります。そのお日にちは満室でございます」「そうですか。分かりました」「申し訳ありません。またお待ちしております」などの使い方をします。

誰かと会う予定を立てる

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人と会う約束をする場合は「明日会うことを予約する」ではなく「約束する」という言葉を使うのが自然です。「×日に」とだけ言う場合もあります。「会う場所を決めて、席を押さえておく」場合はその店を予約します。

「3月14日の食事会には来られますか」「ええ。行く予定です」「いつもの店を予約してあります」「何時に集まるのですか」「19時です。お会いできるのを楽しみにしております」などの使い方をします。

「ご予約」の敬語表現を使いこなそう!

「ご予約」は「予約」の尊敬語です。「ご予約をお取りしておきます」「ご予約のご確認をいたします」など、相手の予約に対して使います。

自分の予約の場合は「ご予約」ではなく「予約」と言います。「予約の確認をしたいのですが」「予約をお願いしたいのですが」などの使い方をします。

予約を取る場面では「予約を入れる」「予約をお願いする」「予約をする」などの言葉を使います。予約を受ける場面では「ご予約を承る」「ご予約を受ける」「ご予約を頂く」などの言葉を使います。

「ご予約」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。

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