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「いない」の敬語表現・いないの使い方と例文・別の敬語表現例

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「いない」の敬語表現ってなに?

敬語は社会人にとって必要不可欠なものになっていますが間違ったまま敬語を使っていることはないでしょうか。敬語を使う時に難しいと言われているのが謙譲語と尊敬語の使い分けだと言われています。その2つの敬語の使い分けを覚えて正しい敬語を身につけましょう。

「いない」の意味ってなに?

「いない」とは漢字で書くと「居ない」となります。「いない」の意味は、この場に居合わせない状況のこと、不在と言う意味です。

「いない」を敬語に変換した言い方

「いない」を敬語に変換すると「いません」「いらっしゃいません」「おりません」となります。この3つの敬語を覚えておきましょう。

「いない」の敬語での使い方

「いない」を敬語に変換した言葉である「いません」「いらっしゃいません」「おりません」の3つの敬語を覚えたら、使い分けを覚えて相手に失礼のないようにしましょう。

敬語の種類「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」ってなに?

敬語には3つの種類があります。その3つの敬語の使い分けを覚える事で敬語をスムーズに話せるようになるのでご紹介します。

1つ目は「丁寧語」です。丁寧語は普段から誰に対しても使える「です」「ます」などを語尾につける丁寧な言葉のことを言います。

2つ目は「謙譲語」です。謙譲語は自分や自分の身内に対してへりくだった言い方をする敬語のことを言います。

3つ目は「尊敬語」です。対象物や相手に対して敬意を表現した言い方をする敬語のことを言います。

「いない」の丁寧語の使い方を覚えましょう

「いない」の丁寧語は「いません」となります。こどもが先生や大人に誰かがいるのか尋ねられた時に答えるのであれば「今はいません」や「ここにはいません」などの敬語の答え方で良いでしょう。しかし、社会人になって目上の方やお取引先の方やお客様などに尋ねられた際に「担当者はいません」といった敬語で答えたら失礼にあたりますので丁寧語の「いません」は使わないようにしましょう。

「いない」の謙譲語の使い方を覚えましょう

「いない」の謙譲語は「おりません」となります。この「おりません」という敬語は会社で目上の方やお取引先やお客様などに尋ねられた時に使える敬語です。自分や自分の会社の人間が不在だった場合に使える敬語が謙譲語の「おりません」となります。

この謙譲語の「おりません」という言い方で間違えやすいのが尋ねるときに使ってしまうケースがあります。「担当者はおりませんか」と尋ねるときに言ってしまいがちな敬語ですが、担当者は自分や自分の身内、または会社の人間ではないので「おりませんか」と言う敬語の使い方は間違いなので使わないように気をつけましょう。

「いない」の尊敬語の使い方を覚えましょう

「いない」の尊敬語は「いらっしゃいません」となります。この「いらっしゃいません」という敬語は会社やお取引先やお客様などに尋ねられた時に使える敬語です。ただし、謙譲語で説明したように自分や自分の会社の人間に対しては使えません。では、いったいどんなことを尋ねられた時に使える敬語なのでしょうか。

「いらっしゃいません」という敬語を使うケースは、例えばお客様がご夫婦でいらした時に担当者が自分だとします。この時お客様であるご夫婦が別々のルートから自分のところへ来ている場合にご主人様が自分に奥様が来ているかと尋ねられたとします。この場合奥様は自分の身内ではなくお客様なので「まだいらっしゃいません」という敬語になります。

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間違った敬語の使い方「いらっしゃっております」

敬語を間違えて使ってしまうケースとしてよくあるのが二重敬語という敬語に敬語を重ねてしまうパターンです。「いない」という言葉を敬語に変換したときに敬語を使う意識が高くなりすぎて「いらっしゃっております」と言う方がより丁寧なのではないかと考えてしまうことがあるでしょう。しかし、これは二重敬語で間違った敬語になるので使わないようにしましょう。

「いない」の尊敬語である「いらっしゃいません」と「いない」の謙譲語である「おりません」を混ぜた「いらっしゃいません」という言葉は使わず「いらっしゃいません」という言い方でじゅうぶんな敬語なのでしっかりと覚えておきましょう。

メールでの使い方

メールで「いない」という敬語を使う場合にも話す時と同じ敬語の使い方となります。会社内で使う場合は自分の場合は「おりません」という敬語を使い自分以外の人の場合は「いらっしゃいません」という敬語を使います。

他の会社の人とのメールでのやり取りの場合は会社内の人間については「おりません」という敬語を使い自分の会社以外の人間に対しては「いらっしゃいません」という敬語を使います。

電話での「おりません」の使い方ってなに?

会社に電話がかかってきた時に会社内の人間がいない場合は「おりません」と言いますがその場合には、会社の人間に「〇〇様」や「〇〇さん」または「〇〇部長」などの敬称はつけません。これは、自分より目上の方や上司であっても敬称はつけずに「〇〇はおりません」と答えましょう。

例外として「〇〇部長はいらっしゃいますか」と尋ねられた時に「部長の〇〇はおりません」と言うような役職を前につける言い方はマナー違反ではなく、正しい言い方ですので社内の人間でも目上の人や上司の場合は役職を先につける言い方をおすすめします。

「いない」を敬語表現するときの例文

「いない」という言葉を敬語の例文をシチュエーション別に分けてご紹介しますので「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」の使い方を正しく覚えましょう。

自宅に親がいるか尋ねられた時~こども編~

自宅にいるときに訪問販売が来たとします。対応するのがこどもの場合「いない」という言葉は丁寧語である「いません」でじゅうぶんです。
尋ねる側 答える側
「お母さんはいますか?」 「お母さんはいません」

会社内で自分の上司である部長がいないか尋ねられた時

会社内のメールや電話、または口頭で自分より目上の人や上司がいるか、いないか尋ねられた時に「いない」という言葉は「いらっしゃいません」という尊敬語を使います。
尋ねる側 答える側
「〇〇部長はいますか」 「〇〇部長はいらっしゃいません」

会社外で自分の上司である部長がいないか尋ねられた時

会社外のメールや電話、または口頭で自分より目上の人や上司がいるか、いないか尋ねられた時に「いない」という言葉は「おりません」という謙譲語を使います。

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尋ねる側 答える側
「〇〇部長はいらっしゃいますか」 「〇〇はおりません」
「〇〇部長はいらっしゃいますか」 「部長〇〇はおりません」

「いない」の別の敬語表現例

「いない」という言葉を敬語に変換すると「いません」「いらっしゃいません」「おりません」という言葉になりますが、別の言い方をしても「いない」という言葉を伝えることができます。

最初の方でも説明をしたように「いない」という言葉は、この場に居合わせない状態ということなので言い方をかえると「不在」や「留守」「席を外す」と言ういい方にかえることができます。これを敬語に言い換えると「不在にしております」「留守にしております」「席を外しております」という言い方になります。

「いる」と「いない」の敬語の違い

「いる」と「いない」の敬語の違いは元々言葉が持つ意味から敬語の表現方法の種類が増える事です。「いない」の言葉の意味は始めにご紹介したように「この場に居合わせない状況の事」を言うので現状の状態のみを指す言葉になります。

一方で「いる」という言葉の意味は「ある場所に存在すること」「住む、滞在すること」「移動するのをやめてそこにとどまること」「静止していること」「座る、しゃがむこと」「止まること」「ある地位につくこと」「動作や状態が続いて現在に至ること」「動作や作用の結果が続いて現在もあること」「現状の状態を表すこと」というような複数の意味を持っています。

「いる」という言葉は現状の状態だけでなく、過去の状態、現状の状態を維持させるためにも使われる言葉だということがわかることでしょう。

「いる」を敬語に変換した言い方

「いる」を敬語に変換すると丁寧語は「います」尊敬語は「いらっしゃる」「おいでになる」謙譲語は「おる」となります。「いない」の敬語は3つでしたが「いる」の敬語はこの4つの敬語になります。

しかし、関西では「おる」という敬語を丁寧語、もしくは一般の動詞だと認知されています。そのため関東でも使われている「られる」などの尊敬の助動詞を「おる」とミックスさせた「おられる」という言い方を耳にしたことがあるのでしょう。地域によっては「おられる」という言葉が正しい敬語だと認識されていますがビジネスで使用するなら地域に関係なく使われている「いらっしゃる」を使うことがすすめられています。

「いる」の意味ってなに?

「いる」とは漢字で書くと「居る」と書きます。「いる」の意味は、人や動物がある場所に存在すること、住むことや滞在すること、移動をするのをやめてそこにとどまること、静止していること、座ること、しゃがむこと、止まること、動作や状態が続いて現在に至ること、動作や作用の結果が続いて現在もあること、現在の状態を表すことなどを意味します。

「いない」を敬語に直すと?

ビジネスで使う時の「いない」という敬語を簡単に覚える方法があります。それは社内で使うなら「おりません」社外で使うなら「いらっしゃいません」というように「社内」か「社外」で区別するだけで簡単に覚えることができるでしょう。

敬語を自信をもって使うためにはいつどこで使うかを覚えておけば簡単に使い分けることができるので、ポイントだけおさえておけば誰でもスムーズに敬語が使えるようになれるでしょう。

「居る」は現状を現わす意味だけではないって知ってる?

「いない」という言葉は現状だけを表した言葉になりますが、「いる」という言葉は現状を表す意味と現状を維持させる意味も持ちます。例えば現在はその場にいるけどそのままその場所にいてほしい時に使う丁寧語は「いてください」となり尊敬語は「いらしてください」または「いらっしゃってください」となります。

「行く」「来る」「居る」ミスしがちな敬語

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「いる」という言葉の尊敬語になる「いらっしゃる」という言葉は「行く」や「来る」でも使われる敬語表現と同じです。また「いる」という言葉のもう1つの尊敬語になる「おいでになる」という言葉も「行く」や「来る」でも使われる敬語表現と同じです。

「いない」という言葉を敬語になおした時に間違えやすい人は、この「行く」「来る」「居る」の敬語と混ざってしまい間違えている人も少なくありません。例えば会社外からの電話で「〇〇さんはおいでですか」と尋ねられた時におもわず言葉の頭の文字につられて「おいでではありません」とならないように気をつけましょう。

「おいでですか」は尊敬語ですので会社外の人間から尋ねらられたときは「おりません」と言う謙譲語になります。

「いない」の敬語表現のおさらいをしましょう

「いる」と「いない」とでは敬語の使い方が多少変わる部分があります。「いない」の敬語を復習してみましょう。丁寧語は「いません」謙譲語は「おりません」尊敬語は「いらっしゃいません」となります。

「いる」の敬語表現ですと、丁寧語は「います」謙譲語は「おります」「おる」尊敬語は「いらっしゃる」「おいでになる」となります。正しい敬語をつかってコミュニケーショ能力をつけましょう。

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