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「お酒を飲む」の敬語表現は?
尊敬語では?
「お酒を召し上がる」は、3つの中では、最も敬意が高く、接待の場などでは「お酒を召し上がる」を使用することをおすすめします。「お酒を召し上がる」の中でも特に丁寧に表現したいときは、「お酒をお召し上がられる」や「お酒をお召し上がる」で敬語表現します。
「お酒をお飲みになる」は、3つの中では2番目に敬意が高く、社内の飲み会などで上司や先輩に使うのに適しています。「お飲みになる」の「お」は、美化語ではなく尊敬の接頭語で相手の動作に対して付け敬意を表します。「お酒をお飲みになる」を「お酒をお飲みになられる」と敬語表現するとより丁寧で敬意も上がります。
「お酒を飲まれる」は、3つの中では最も敬意が低く、親しい先輩に使用することに適しています。「飲まれる」の「れる」は尊敬の助動詞です。
謙譲語Ⅰでは?
「お酒を飲む」の敬語での使い方は?
敬語の種類は?
目上の人がお酒を飲む場面で、目上の人を立てる敬語表現が尊敬語で「お酒を飲む」の尊敬語は、「お酒を召し上がる」、「お酒をお飲みになる」、「お酒を飲まれる」です。
お酒を飲む場面で、自分が飲むことををへりくだっていうことで目上の人をたてる敬語表現が謙譲語Ⅰで「お酒を飲む」の謙譲語Ⅰは、「お酒をいただく」、「お酒をいただきます」です。
謙譲語Ⅱは、自分の行為をへりくだることで聞き手を敬う敬語表現ですが「お酒を飲む」には、謙譲語Ⅱの表現はありません。
丁寧語は、「です」、「ます」を語尾に使用して目上の人を敬う敬語表現で「お酒を飲む」の丁寧語は「お酒を飲みます」です。
美化語は、言葉の先頭に「お」や「ご」をつけることで言葉を飾ります。「お酒」は「酒」の美化語です。
使い方は?
メールでの使い方は?
実際に、「お酒を飲む」誘いでは、「今度、一杯いかがでしょうか」、「ささやかな席を用意いたしましたのでぜひお越しをお待ちしています」など間接的な話で暗黙の了解でお誘いします。
メールで「お酒を飲む」の表現をどのようにするかは、会社のテンプレートや社内の前例を参考に上司とよく相談して決めたほうが賢明です。
「お酒を飲む」を敬語表現するときの例文は?
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「お酒を召し上がる」は?
・どうぞ、地元のお酒をお召し上がりください。
・お酒をお召し上がりながらマジックをお楽しみください。
・今度、お酒をお召し上がりの時にでもゆっくりお話を聞かせてください。
・佐藤様は、昨日お酒を召し上がられてました。
「お酒をお飲みになる」は?
・課長は、普段どういうお酒をお飲みになりますか。
・家でお酒をお飲みになるときは、おつまみはどうされていらっしゃいますか。
・昨日、一緒にお飲みになりました。
・部長は、お酒をお飲みになられました。
「お酒を飲まれる」は?
・よかったらお酒を飲まれませんか。
・今度、お酒を飲まれるときは、ぜひ声をかけてください。
・先輩は、いつも端の席でお酒をのまれる。
・○○さんは、お酒を飲まれると性格が変わります。
「お酒をいただく」は?
・お酒をいただくのは大変光栄なことです。
・普段からお酒をいただくときは味わっていただくことにしています。
・地方の出張先でお酒をいただくのは格別です。
・部長のお酒をいただく。
「お酒をいただきます」は?
・一杯、お酒をいただきます。
・お注ぎいただきありがとうございます。お酒をいただきます。
・お言葉に甘えましてお酒をいただきます。
・いつもお酒をいただきありがとうございます。
「お酒を飲みます」は?
・今日は、送別会なのでお酒を飲みます。
・わたしはストレス解消の手段としてお酒を飲みます。
・普段はどんなお酒を飲みますか。
・二日酔いがつらいので飲みすぎないようにしてお酒を飲みます。
「お酒を飲む」の別の敬語表現例は?
「お酒をお召し上がりになる」
・昨日、お客様がお酒をお召し上がりになられました。
・陛下は、晩餐会でお酒をお召し上がりになられました。
・お酒は、何をお召し上がりになられますか。
・あのお客様がお酒をお召し上がりになられるときのおつまみは決まっています。
「お酒をたしなまれる」
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・休前日にはお酒をたしなみます。
・お客様は、夕べお酒をたしなまれました。
・お酒をたしなまれる時にはおつまみもお召し上がりください。
・今度お酒のたしなまれ方を教えてください。
お酒を飲むときの注意点は?
他人に迷惑をかけない
自分の飲める量を普段から把握して他人に迷惑をかけないように気をつけましょう。
無理強いしない
飲んだら運転しない
お酒を飲む可能性のある場所へ行くときは極力車で行くのを避け、やむを得ず飲んでしまった場合は、代行運転を依頼しましょう。
「お酒を飲む」でビジネスを円滑に
人は普段は、相手と話してる時に無意識にバリアーを張り、個人差はありますが相手を警戒しています。当然、相手もこちらを警戒していて打ち解けるには時間がかかります。それが、お酒が入ると、お互いに相手に対する警戒感が解け、自分もさらけ出しやすくなります。
相手と親しくなるための良いツールともいえますが、普段から自分の適量を把握しておく必う要があり、適量を超えないように注意する必要があります。
「お酒を飲む」の敬語表現の使い方を理解して、「お酒」をビジネスや社内の交流に生かしましょう。