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「作る」の敬語表現・作るの使い方と例文・別の敬語表現例

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「作る」の敬語表現

「作る」の敬語表現は日常生活からビジネスにおいてまで幅広い場面でよく使われます。目上の人に作ると伝えるときや目上の人が作ってくれているときに「作る」を正しく敬語で言えるでしょうか。「作る」はどのように敬語で表現するのでしょうか。

まずはじめに「作る」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分けてご紹介していきます。

丁寧語

「作る」を丁寧語で表現すると「作ります」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を使って丁寧に表現することで相手に敬意を示す敬語表現です。なので「作る」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「作ります」となります。「作る」の丁寧語「作ります」という敬語表現を用いた例文をあげていきます。

「新しい模型を作ります。」
「これから作ります。」

尊敬語

「作る」を尊敬語で表現すると「お作りになる」や「お作りなさる」です。

尊敬語は作ってくれる人に対して敬意を示す敬語表現なので作るのは目上の人です。実際に作る人である目上の人に敬意を示さなければいけません。尊敬語の敬語表現である「お~になる」や「~なさる」という尊敬語の敬語表現を利用して「お作りになる」や「お作りなさる」とします。「作る」の尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」を用いた例文をあげます。

「何をお作りになりますか。」
「素敵なペンケースをお作りなさる。」

謙譲語

「作る」の謙譲語は「お作りする」です。

謙譲語は自分の作るという動作をへりくだって表現することで相手を持ち上げて相手に敬意を示します。そのため何かを作るのは自分自身になります。

「作る」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「お~する」をつけて「お作りする」とすることで謙譲語にすることができます。「作る」の謙譲語「お作りする」を用いた例文をあげていきます。

「新しいものをお作りしますので少しお待ちください。」
「よろしければお作りしましょうか。」

「作る」の敬語表現には「お」がつく

「作る」と目上の人に敬語で言うときには「作る」という言葉に丁寧さを出すことができる「お」をつけて「お作り」という形でよく使われます。そして誰が作るのか、誰に敬意をはらう必要があるのかによって「お作り」の後ろの敬語表現が変わってきます。

たとえば「ご依頼」、「お時間」や「お料理」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんあります。「作る」にも「お」をつけて「お作り」とすることで「作る」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。

「作る」の敬語での使い方

「作る」の敬語表現は実際どのように使われるのでしょうか。ここでは「作る」の敬語表現の基本的な使い方、メールでの使い方の具体例をあげながらそれぞれご紹介していきます。

敬語の種類

「作る」の敬語表現のところでも取りあげたように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現を丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてまとめると以下のようになります。

丁寧語「作ります」は「作る」に「です、ます、ございます」などを使って丁寧に表現することによって話している相手に敬意を示します。

尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」は相手が作ってくれることに対して敬意を示めします。

謙譲語「お作りする」は自分が作ることをへりくだって表現することで相対的に相手を持ち上げて敬意を示す表現です。

使い方

「作る」の敬語表現は目上の人が作ってくれることを表現したり、目上の人に自分が何かを作るということを言いたいときに使われます。

「作る」の使い方としては丁寧語「作ります」では丁寧さは高くはないですが、作るということを目上の人に敬語を用いながら簡潔かつシンプルに伝えることができます。

「作る」の尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」を用いると敬意をはらうべき目上の人が何かを作ってくれている場合に使うことができます。目上の人が作ってくれているということ対して敬意を示すことができます。

「作る」の謙譲語「お作りする」は自分が何かを作るときに自分の作るという動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示したいときに用いる敬語表現です。

メールでの使い方

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「作る」の敬語表現はメールではどのように使われるのでしょうか。具体例をあげて使い方をご紹介していきます。

まずは「作る」の丁寧語「作ります」を用いた例です。

「みんなでお祝いのメッセージ入りのムービーを作りますので、空いている日時を教えてください。」

続いて「作る」の尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」を用いた例です。

「新しくお作りになる際はお手伝いさせていただきますのでご連絡ください。」

最後に「作る」の謙譲語「お作りする」の例です。

「新しいサンプルをお作りしますので、寸法など詳細をお送りいただけますでしょうか。」

「作る」を敬語表現するときの例文

「作る」は幅広く使われる言葉で、敬語表現もあらゆる場面で登場します。ここではよく使われる「作る」を使った敬語表現にしぼってどのように使われるのかを取り上げていきます。

今回は「時間を作る」と「料理を作る」の敬語表現についてとりあげていきます。「時間を作る」と「料理を作る」は敬語ではどのように用いられるのでしょうか。例文をあげながらご紹介していきます。

時間を作る

「時間を作る」を丁寧語で表現すると「(お)時間を作ります」となります。
「話し合いのためのお時間作りましょうか。」

「時間を作る」の尊敬語「(お)時間を作ってくださる」を用いた例文をご紹介します。

「本日はお忙しい中お時間を作ってくださりありがとうございました。」

「時間を作る」の謙譲語「(お)時間を作っていただく」を用いた例文をご紹介します。

「本日少しお時間を作っていただくことは可能でしょうか。」

料理を作る

「料理を作る」を丁寧語で表現すると「(お)料理を作ります」となります。

「もし昼食まだなのでしたら、何かお料理作りましょうか。」

「料理を作る」の尊敬語「お料理をお作りになる」や「(お)料理をお作りなさる」を用いた例文をご紹介します。

「社長は週末家族のためにお料理をお作りになるそうです。」

「料理を作る」の謙譲語「(お)料理をお作りする」を用いた例文をご紹介します。

「よろしければお料理をお作りしますが、苦手な食べ物はございませんか。」

「作る」の別の敬語表現例

「作る」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「作る」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。

作成する

「作る」を別の表現を用いて表せる言葉に「作成する」があります。ただし「作成する」は文章や計画などを作るときに使われる言葉です。

たとえば丁寧語「作ります」は「作成する」を用いると「作成します」となります。例をあげると「プレゼンの資料を作ります」は「プレゼンの資料を作成します」と言うことができます。

尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」は「作成する」を用いると「作成なさる」となります。例をあげると「プレゼンの資料をお作りになる」は「プレゼンの資料を作成なさる」と言い換えることができます。

最後に謙譲語「お作りする」は「作成する」を用いると「作成いたします」となります。例をあげると「至急見積書をお作りします」は「至急見積書を作成いたします」と言い換えることができます。

制作する

「作る」を別の表現を用いて表せる言葉に「制作する」があります。「制作する」は何かオリジナルなものを作るときに使われる言葉です。

たとえば丁寧語「作ります」は「制作する」を用いると「制作します」となります。例をあげると「このクラスは壁飾りを作ります」は「このクラスは壁飾りを制作します」と言うことができます。

尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」は「制作する」を用いると「制作なさる」となります。例をあげると「伝統工芸品をお作りになる」は「伝統工芸品を制作なさる」と言い換えることができます。

最後に謙譲語「お作りする」は「制作する」を用いると「制作いたします」となります。例をあげると「ムービーをお作りします」は「ムービーを制作いたします」と言い換えることができます。

「製作する」や「作製する」

「作る」を別の表現を用いて表せる言葉には「製作する」や「作製する」もあります。いずれもモノを作るときに用いられる表現です。

たとえば丁寧語「作ります」は「製作する」や「作製する」を用いると「製作します」や「作製します」となります。例をあげると「今日はこのパーツを作ります」は「今日はこのパーツを製作します」と言うことができます。

尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」は「製作する」や「作製する」を用いると「製作なさる」や「作製なさる」となります。例をあげると「ここはこのパーツをお作りなさる会社です」は「ここはこのパーツを製作なさる会社です」と言い換えることができます。

最後に謙譲語「お作りする」は「製作する」や「作製する」を用いると「製作いたします」や「作製いたします」ということができます。例をあげると「サンプルをお作りします」は「サンプルを作製いたします」と言い換えられます。

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「作る」の敬語表現は誰が「作る」のかが大事

今回は「作る」の敬語表現をご紹介してきました。「作る」という表現は公私問わず非常によく使われます。よく使われるかつシンプルな言葉なので言い換えられる言葉がたくさんあったり、敬語表現もたくさんあり、ややこしく感じられた方も多いのではないでしょうか。

「作る」の敬語表現は「作る」に「お」が付いて「お作り」となったり、丁寧語「作ります」というシンプルなものから尊敬語「お作りになる」や「お作りなさる」、謙譲語「お作りする」までいろいろあります。

作るのが誰なのかによって敬語表現を変えていかなければいけません。ただ形はどこか似ているけれど敬意を表す相手が全く違うので使い方を間違えると失礼になってしまうことがあります。

似ていて使い分けが難しいですが、「作る」の敬語表現は正しく使えるようになると幅広く使える敬語表現ですので少しずつ正しく使えるようにしていきましょう。

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