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「合っていますか」の敬語表現・合っていますかの使い方と例文・別の敬語表現例

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「合っていますか」という表現

皆さまは、「合っていますか」という表現や「合っていますか」の正しい敬語表現について考えた事があるでしょうか。また、子供の頃から何気なく、会話の中で使ってきた「合っていますか」という表現は、正しい敬語なのでしょうか。

また、ビジネス上でも使う事ができる表現なのでしょうか。「合っていますか」は、自分が出した答えを相手に確認してもらう時などの答え合わせの際に、使用する言葉という認識が強いと言えます。

学校生活やビジネスにおいて、相手と答えを確認し合うという事は非常に大切な事です。その際に、「合っていますか」という表現が適しているのかどうかを今回紹介いたします。

そして、「合っていますか」の正しい敬語表現や正しい使い方、別の表現方法についても例文を挙げて詳しく紹介いたします。

「合っていますか」の意味

「合っていますか」という表現は、「合う」という言葉に「いますか」を合わせた質問の形になっています。「合う」という言葉は、二つの物が一つになる事やある一定の基準と同じになる事という意味があります。

つまり、「合っていますか」を使う際は、「間違っていませんか」「基準と同じですか」「答えと見合っていますか」などの意味が込められていると言えます。

「合っていますか」の敬語表現について

上記で解説した意味を持つ「合う」を丁寧な質問文にすると「合っていますか」になるでしょう。つまり、「合っていますか」は、正しい敬語表現と言えます。

しかし、「合っていますか」は、子供が先生に答えを確認するようなどこか幼い表現に聞こえます。また、大人同士で「合っていますか」を使うと子供が使った場合と反対に、どこか上から目線のように感じられる方もいらっしゃるでしょう。

「合っていますか」は、正しい敬語表現に代わりはありませんが、大人同士でのやりとりの際は、少し工夫して言葉を変える必要があるでしょう。

「合っておりますでしょうか」は間違い?

「合っていますか」を大人同士で使うというイメージで、より正しい敬語表現に置き換えようとすると謙譲語の「合っておりますでしょうか」を思い浮かべる方も多いでしょう。

一見、とても丁寧で適切な敬語表現に見えますし、実際のやり取りの中で使ったり、聞いたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、この敬語表現は間違った文法になります。

「おりますでしょうか」は「ます」と「です」の二つの丁寧語を合体させて使っている形になります。この表現は、二重敬語といって間違った敬語表現になりますので注意が必要です。

「合っていますか」を敬語表現にした際の例文

上記でも解説したように、「合っていますか」は、正しい敬語表現ですので、一般的なやり取りの中で使う敬語としては正しいと言えるでしょう。

また、「合っていますか」の表現を使う最も一般的なタイミングとは、自らの認識を相手に合っているか確認する場面と言えるでしょう。次からその状況の解説と共に、例文について紹介いたします。

認識を確認する場面

認識を確認するという言い方をすると固いイメージですが、自分が正しいかどうかをまわりに聞くという事は、子供の頃から行う自然な行動と言えるでしょう。つまり、「合っていますか」という表現は、物心ついた頃から身についている当たり前の表現と言えます。

認識を確認する場面は、非常にたくさんの状況がありますので、具体的な状況を挙げながら例文を紹介いたします。

色々な状況での「合っていますか」の敬語表現の例文

まず、認識を確認する具体的な場面として、子供が先生に問題の答えが正しいかどうかの認識を確認したい時が挙げられるでしょう。その際「先生、この答えで合っていますか」という例文などが使えます。

また、社内の一般事務の方に提出書類が正しいかどうかの認識を確認したい際の表現としては、「この書類で合っていますか」という例文が挙げられるでしょう。

「合っていますか」の別の敬語表現と例文

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「合っていますか」は一般的な敬語表現としては正しいですが、ビジネスなどの公的な場面ではどうでしょうか。適切な言葉遣いをする必要がある大人同士のやり取りの中では、あまり正しいとは言えません。

また、そういった場面で使う事ができる正しい敬語表現にした場合、「合う」という単語を使う事自体が難しくなるでしょう。その工夫として、他の言葉に置き換えての敬語表現にすると良いでしょう。

その際は、「合う」という意味と同じ意味を持つ言葉選びをする必要があります。まず、「合っていますか」という表現は、自らの認識が正しいかどうか確認する際に使いますので、その意味に見合うように工夫した敬語表現にする事が大切です。

「正しいでしょうか」

「合っていますか」同様、認識を確認する際に一番適している表現と言えば「正しいでしょうか」が挙げられるでしょう。認識として「合っている」と「正しい」は全く同じ意味になりますし、適切な敬語と言えます。

また、響きとしては、「合っていますか」よりも幼い印象が薄れ、大人同士の公的なやり取りの場面でも適していると言えます。

「正しいでしょうか」の例文

この項目では、「正しいでしょうか」と言う敬語表現を用いた例文を紹介いたします。

・こちらの書類で正しいでしょうか。
・この答えで正しいでしょうか。
・お問い合わせの件は、○○で正しいでしょうか。

「間違いないでしょうか」

「間違いないでしょうか」も「合っていますか」同様、自分の認識が正しいかどうかの判断を相手に尋ねるという意味ですので、置き換える事が可能でしょう。

また、自分発信も認識確認だけでなく、相手からの質問や問い合わせに対応した際に、相手の認識を再度確認するという点でも置き換える事ができます。

「間違いないでしょうか」の例文

この項目では、「間違いないでしょうか」という敬語表現を用いた例文を紹介いたします。

・「お忘れ物は、こちらで間違いないでしょうか。
・ご質問の件は○○の件で間違いないでしょうか。
・こちらの資料で間違いないでしょうか。

「ご査収ください」

「ご査収ください」は、「合っていますか」のような認識を確認するという意味で、全く同じというわけではありませんが、確認をしてほしいという意味では置き換える事が可能でしょう。

公的な場で、何かの提出物を差し出す際に、「合っていますか」という表現は失礼になります。また、提出したその場で「合っていますか」と質問する事によってその場で確認しなくてはならないという雰囲気になってしまいます。

その際には、「ご確認ください」という表現が一般的に正しいと言えるでしょう。その場で確認するのではなく、後程確認するという意味にも取れますので、相手も自然に受け取る事ができるでしょう。

そして、「ご確認ください」をより丁寧な言い方で表現する場合、「ご査収ください」を使うと良いでしょう。

「ご査収ください」の例文

この項目では、「ご査収ください」という敬語表現を用いた例文を紹介いたします。

・こちらの書類をご査収ください。
・先日お問い合わせいただいた件について資料をお持ちしましたので、ご査収ください。
・次の案件のお見積書を作成いたしましたので、ご査収ください。

「合っていますか」の正しい敬語表現の使い方と例文

上記で解説してきたように、「合っていますか」は、正しい敬語表現として成り立っています。しかし、それは一般的な文法上での敬語として成り立っているだけで、ビジネスなどの公的な場では、あまり実践的とは言えないでしょう。

ここからは、「合っていますか」という敬語表現でなく、その他の言葉に置き換えた場合も含んで実践的な場面での使い方と例文について詳しく紹介いたします。

「合っていますか」の敬語の種類

「合っていますか」は「合う」という言葉に「いますか」という言葉を加えた敬語です。そして、敬語の種類としては、丁寧語になります。

丁寧語とは、話す相手に対して尊敬や経緯を表すための言葉で、「です」や「ます」などの助動詞の事です。また、語尾を丁寧にする表現が多いと言えるでしょう。

「お金」や「お洋服」などの頭につける「お」も丁寧語と解釈される場合も多いですが、これは必ずしも相手を立てる表現ではなく、名詞そのものという認識が大きいため「美化語」と区別されています。

「合っていますか」の使い方

「合っていますか」の使い方ですが、文法的に相手に敬意を表す丁寧語にする事で敬語として成り立っていますし、一般的に使う事は可能でしょう。

また、使うタイミングとしては、自分自身が出した答えや認識を相手に伝えて、正しいかどうかを確認する際が適切でしょう。また、すぐに答えをもらいたい時に使うと良いでしょう。

「合っていますか」を使う側の心境を分かり易く表現すると「判断してください」という解釈になるでしょう。つまり、判断してほしい時に「合っていますか」を使うと良いでしょう。

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メールでの使い方

普段の生活でも、ビジネスなどの公的な場でもメールは伝達手段して必須のツールと言えます。そのメールを使って判断を求めるシーンも多くあるでしょう。その場合、「合っていますか」の敬語表現は正しいと言えるのでしょうか。

メールは、顔の見えないやりとりですので、親しい関係でも丁寧な言葉遣いで誤解を生まないように注意する必要があります。「合っていますか」は文法としては正しい敬語ですが、公的なメールでは特に避けた方が良いでしょう。

「合っていますか」と判断を求める事も間違いではありませんが、より丁寧な言葉選びで文章を作成すると無難でしょう。

メールでの使い方の例文

この項目では、先日頼まれた資料をメールで添付した上での判断を求める際を例に挙げ、「合っていますか」とその他の敬語表現を比較して紹介いたします。

・先日お伺いした資料をメールに添付いたしましたが、合っていますか。
・先日お伺いした資料をメールに添付いたしましたので、ご査収ください。
・先日お伺いした資料をメールに添付いたしましたが、お間違いないでしょうか。

この場合、「合っていますか」は文章として間違ってはいませんが、非常にぶっきらぼうな印象を受けます。より丁寧な表現に気をつけたい場合は、「ご査収ください」や「お間違いないでしょうか」などを使うと良いでしょう。

ビジネスでの使い方

ビジネスでの使い方としては、「合っていますか」ではなく、他の言葉に置き換えての敬語表現が無難でしょう。上記のメールでの使い方の例文でも紹介しましたが、言葉足らずな印象になってしまう上、判断を催促しているように感じられる方もいらっしゃるでしょう。

また、ついつい「合っておりますでしょうか」「合っていますでしょうか」などに変換してしまいがちですが、どちらも二重敬語になりますので、文法的にも間違いになってしまいます。

ビジネスでの使い方の例文

この項目では、ビジネス上で頼まれた見積もりが正しい物なのかどうかの判断を求める際を例に挙げ、「合っていますか」とその他の敬語表現を比較して紹介いたします。

・お問い合わせいただいたお見積書を作成いたしましたが、こちらで合っていますか。
・お問い合わせいただいたお見積書を作成いたしましたが、こちらで間違いないでしょうか。
・お問い合わせいただいたお見積書を作成いたしましたので、確認をお願いいたします。

やはり、ビジネス上の丁寧な言葉遣いのやり取りの中で、いきなり「合っていますか」の表現は違和感があります。その他の敬語表現を選んで、使い分けてみましょう。

「合っていますか」の敬語表現を正しく知ろう

いかがだったでしょうか。今回は、「合っていますか」の正しい敬語表現や使い方、「合っていますか」に代わるその他の敬語表現についても詳しく紹介いたしました。

何気なく使ってきた「合っていますか」ですが、敬語表現としては正しくても、いざ公的な場で使ってみると違和感を覚える方も多いでしょう。その他に代わる敬語表現もしっかり頭に入れて使い分けていく事で、より正しい言葉遣いをマスターできるでしょう。

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