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ビジネスメールでの質問はOK?
結論からいうと、ビジネスメールで質問することは、決して失礼なことではありません。むしろ、ビジネスメールで質問することには、回答する側に気持ちや時間の余裕を持ってもらうことができたり、質問・回答の証拠が残ったりと、さまざまなメリットがあります。ビジネスメールでの質問は、場合によっては、電話で質問をするよりも有効な手段といえるでしょう。
ビジネスメールで質問するときの注意点
要点がまとまっているか
たとえ、挨拶も敬語も正しく使えているビジネスメールだったとしても、肝心の質問内容がわかりにくければ、受信者を戸惑わせる「失礼なメール」になってしまいます。最初にきちんと質問の要点をまとめましょう。
至急回答が欲しい場合
そのため、すぐに回答が欲しい質問をビジネスメールで送る場合は、メールを送った後に、必ず相手に電話を入れてください。また、「至急」や「ご確認お願いいたします」といった緊急性の伝わる文言を、メールの件名に入れるなどの工夫も必要です。
ビジネスメールの質問の例文
もちろん、ビジネスメールのマナーをないがしろにしてはいけませんが、質問事項をわかりやすくまとめることも立派なマナーです。質問の仕方は質問の内容によって変わってくるため、これから挙げる例文を確認して感覚を掴みましょう。
都合のいい日程を教えてほしい
いつもお世話になっております。㈱例文の佐藤です。
XXの打合せの件ですが、以下の日程のうち、吉田様のご都合の良い日時をお知らせいただけないでしょうか。
1案:3月12日㈪10:00
2案:3月14日㈬10:00
3案:3月15日㈭13:00
以上の日程以外でも調整可能ですので、ご希望の日時がございましたらお知らせ下さい。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
参加の可否が知りたい
いつもお世話になっております。㈱例文の佐藤です。
早速ですが、第40回XX部会定例会を以下の日程で開催いたします。
日時:2018年3月30日㈮14:00
場所:XX会館 http://~
お忙しいところ大変恐縮ですが、2/28㈬までに出欠のご連絡をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
商品の在庫があるか知りたい
いつもお世話になっております。㈱例文の佐藤です。
以下のとおり商品を注文したいのですが、在庫はございますでしょうか。
商品:XX
型番:XX
数量:100個
希望納期:2/20㈭午前中
お忙しいところ恐れ入りますが、在庫の有無および納品予定日をご回答頂きたく存じます。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
注文書が発行されているか確認したい
いつもお世話になっております。㈱例文の佐藤です。
昨日ご発注いただきました添付の見積書につきまして、現時点で、御社の注文書が確認できておりません。弊社では注文書を確認できないと作業に着手できないため、注文書を頂けない場合はご指定の納期に間に合わない可能性がございます。恐れ入りますが、お見積もり内容をご確認の上、注文書を発行頂けますでしょうか。
なお、本メールと行き違いで発行いただいております折は、なにとぞご容赦ください。ご確認の程、よろしくお願いいたします。
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ビジネスメールで質問されたら
迅速にわかりやすく回答しよう
ビジネスメールの質問に回答するときは、「>」の記号を使い、質問文を引用しながら回答するのがおすすめです。「>○○ということでよろしいでしょうか」のように「>」に続けて質問文をコピー&ペーストし、次の行に「はい、ご理解のとおりです」と回答を書くことで、質問と回答がひと目でわかるようになります。
商品内容などの質問に対する回答は「お礼」から
ビジネスメールで2回目の質問をする方法
まずは、自分の送信フォルダを見直してみてください。そもそもきちんと送信でききているのかなど、送信側に落ち度がないかをしっかり確認しましょう。間違いなく送信できていたら、相手に電話をかけ、「◯月◯日にお問い合わせのメールをお送りしたのですが、ご確認いただけましたでしょうか」とやんわり確認してみてください。
相手が電話に出ず、確認できないときには、1回目に送った質問のビジネスメールを再送します。その際、件名にも【再送】などの表示し、相手に伝わりやすいよう気を配りましょう。
同じ質問を2回送るときの例文
いつもお世話になっております。㈱例文の佐藤です。
◯月◯日に、XXの件でご回答をお願いしておりましたが、ご確認いただいておりますでしょうか。△日までにご回答を頂けない場合、作業に着手できないため、ご指定の納期に間に合わない可能性がございます。
なお、本メールと行き違いでご回答いただいております折は、なにとぞご容赦ください。お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
回答に対するお礼の方法
回答に対するお礼のメールを送るときには、「早速のご回答、誠にありがとうございました」「この度は、急な問い合わせにもかかわらずていねいにご対応いただき、誠にありがとうございました」など、感謝の気持ちを具体的かつていねいに伝えましょう。
ビジネスメールの質問の締め
ビジネスメールの質問は「お礼」で締める
また、お礼のメールを送れば、回答をきちんと確認・理解できたことが伝わり、お互いの安心感にもつながります。ビジネスメールで質問を送ったときには、必ずお礼のメールを送り、やりとりを気持ちよく締めくくるようにしましょう。
質問したいときのビジネスメールでの伝え方
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また、質問したいときのビジネスメールでの伝え方は、メールを送る相手との親密度によっても変わってきます。
親しい取引先など
初めてやりとりをする相手など
社内宛てのビジネスメールで質問する方法
「お忙しいところ恐縮ですが」などのクッション言葉は、文章を長引かせてしまうため、相手の立場や状況によっては不要になります。社内メールではていねいすぎる言葉遣いはせず、簡潔で分かりやすい文章を第一に意識しましょう。
箇条書き
例文
お疲れ様です、佐藤です。xx講習の申し込みについて、以下2点の確認をさせてください。
■講習日程について
講習予定日が2とおりあります。希望日を教えてください。
・2/19㈪10:00~
・2/21㈬9:00~
■○○講習の受講経験について
以前にも、○○講習を受講されたことはありますか。もしあれば、受講年月日を教えてください。
以上、ご回答よろしくお願いします。
ビジネスメールの質問で円滑に仕事を進めよう!
ビジネスメールで質問をするときには、状況に応じて電話連絡もおこない、回答がもらえたらきちんとお礼をするなど、相手に対する配慮も必要です。ビジネスメールの質問を上手におこなって、仕事を円滑に進めましょう。