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夜分遅くに
現代では、昼夜問わずさまざまなサービスを受けることができます。24時間営業のサービスを提供しているお店も珍しくありません。
しかしながら、今も昔も夜遅くの行動はマナー違反となることが多いです。ただ、緊急時や止むを得ない場合もあるでしょう。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。
今回は、便利なクッション言葉「夜分遅くに」をご紹介します。
読み方
聞いたことがない方にとっては「夜分(やぶん)」と「遅くに(おそくに)」は同じような意味が含まれているのではないかと違和感を感じる方もいるでしょう。以下をご覧ください。
やぶんおそくに
「やぶん」「おそく」という部分が同じではないかと気になる方もいるようですが、安心して使うことができます。
意味
夜遅く
個人差のある部分ですが「深夜」「夜間」「夜更け」などといわれる時間帯は「夜遅く」という判断をされるでしょう。
受け取り手のプライベートな時間を邪魔しないように、夜遅くの連絡は配慮が必要です。非常識と捉えられないためには、どのような言い回しをするべきなのでしょうか。
「夜分遅くに」の使い方3つ
仕事が終わった後の遅い時間に連絡をすることは避けるべきです。夜遅くに連絡をとらなければならない場合でも、配慮の言葉がないと非常識と捉えられてしまうでしょう。
ここでは「夜分遅くに失礼します」「夜分遅くに申し訳ありません」「夜分遅くにすみません」の3つについてご紹介します。
使い方1:夜分遅くに失礼します
必要な連絡は、終業時までに連絡をするべきです。ただ、どうしても終業後の時間帯に連絡をしなければならないこともあるでしょう。
そんな時に「夜分遅くに失礼します」を使いましょう。ただ、深夜に連絡をすることはビジネスにおいて原則禁止ということを忘れないようにしましょう。
使い方2:夜分遅くに申し訳ありません
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「夜分遅くに失礼します」よりも申し訳ないという気持ちが伝わりやすい言葉といえますが、基本的にはお詫びをしたからといって深夜に連絡をすることは非常識ということを忘れないようにしましょう。
しかし、緊急時や止むを得ない場合においては、深夜にビジネスメールを送ることも仕方ないといえるでしょう。
使い方3:夜分遅くにすみません
基本的には目上の方にビジネスメールをおくる際は、「夜分遅くに失礼します」や「夜分遅くに申し訳ありません」を使った方が無難といえるでしょう。
「夜分遅くに」メールを送るときの注意点3つ
少しでも失礼のないように「丁寧さを心がける」「必要な情報をわかりやすく書く」「文章は簡潔に」を心がけると良いでしょう。具体例をご紹介します。
注意点1:丁寧さを心がける
誤字脱字や、まぎらわしい表現がないかなど細かいところまで気を配りましょう。
分かりづらいメールを送り、相手がプライベートの時間を割いて返信しなければならないような状況は大変迷惑です。気をつけましょう。
注意点2:必要な情報を分かりやすく書く
時間帯によっては「今日」や「明日」という表現が混乱を招くことがあります。「○月○日(○)」などはっきりとした表記を心がけましょう。
注意点3:文章は簡潔に
文章を削っても意味がわかるところは省くなど、受け取り手がわかりやすい文章にしましょう。
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「協力して」を「お力添え」、「教えて」を「ご教示」、「読んで」を「ご一読」と表現するなどの敬語について学ぶことができます。
この機会に敬語を深く学んでみてはいかがでしょうか。
「夜分遅くに」の英語での表現
日本語の「夜遅く」「夜間」「深夜」「夜更け」などのように英語の「夜分遅く」にもさまざまな言い方があります。
Night is late
また「midnight」や「dead of the night」で「真夜中」や「深夜」を表すことができます。「Late night」だけでも「夜遅く」の意味があります。英語はシンプルな表現が便利です。
夜分遅くの時間帯
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現代社会では、人によって働く時間がさまざまです。昼間に働く方もいれば、夜勤の方もいるでしょう。定時で上がることができる方もいれば、残業が必要な方もいることでしょう。
配慮が必要になる時間についてご説明します。個人差はあるものの、20時から22時以降をイメージされる方が多いのではないでしょうか。実際はどうなのかご紹介します。
22時以降
一方で、マナー関連の本には「個人差があるので、20時以降の連絡には一言添えましょう」と表記しているものがあります。
気になるようであれば20時以降から、少なくとも22時を過ぎてしまうようであれば一言お詫びをするようにしましょう。
夜連絡する時は「夜分遅くに」を使おう
同じビジネスメールの内容でも「夜分遅くに」という言葉がないと非常識と捉えられるでしょう。仕事や人間関係を円滑にするためにとても大切な言葉です。
どうしても連絡をとらなければならない状況はあるでしょう。ただ、相手の時間を頂戴しているという意識を忘れないようにしましょう。そうすれば、おのずと配慮の言葉が出てくるでしょう。
夜使う敬語をチェックしよう
例えば「こんばんは」や「おやすみなさい」を敬語で表現したい場合はどうしたらいいのでしょうか。また、敬語で表現することはできるのでしょうか。以下の記事も、ご覧ください。