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2019年01月17日

ワーカーホリックとは?特徴とその原因|他人に迷惑がかかる?

今や深刻な社会問題になっているワーカー・ホリックですが、私たちはそのメカニズムがどういったものであるのかはよく知られていません。ワーカーホリックとは単に当人だけの問題だけで済まないケースも多々あります。
今回はそのワーカーホリックについて紹介します。

ワーカーホッリクとは?

ワーカーホリックとは?特徴とその原因|他人に迷惑がかかる?

ワーカーホッリクとは何なのか?

日本ではワーカーホリックという言葉は仕事中毒、または仕事依存症という意味で使われています。1971年、宗教学者ウェイン・オーツ博士が作った言葉です。簡単に言うと身も心も仕事にのめりこんでいる状態です。今では世界各国、とりわけ先進国ではこのワーカーホリックが社会問題になっています。私たちはこの問題の本質を本当に理解しているのでしょうか?もし理解できているのならば、すぐに解決できるはずですが、未だに解決していません。どうしてなのでしょうか?そこには様々な要素が絡んできています。

ワーカーホリックの定義

ウェイン・オーツ博士の著書『働き中毒患者の告白 ワーカーホリック(ウェイン・オーツ著、小堀用一郎訳、日本生産性本部、昭和47年)』の中で、仕事に耽溺している状態と定義しています。かくいうウェイン博士自身も仕事中毒患者であることを告白しています。

ワーカーホリックの特徴

ワーカーホリックとは?特徴とその原因|他人に迷惑がかかる?

ワーカーホリックの特徴と兆候

ウェイン・オーツ博士の著書『働き中毒患者の告白 ワーカーホリック(ウェイン・オーツ著、小堀用一郎訳、日本生産性本部、昭和47年)』の中で仕事に耽溺している状態と定義しています。かくいうウェイン博士自身も仕事中毒患者であることを告白しています。ワーカーホリックの特徴として一番大きいものは、当事者が仕事に喜びを感じている状態にあるということです。仕事自体に苦痛を感じませんし、どれだけ働いても平気という人が多いそうです。そして、そのためにはメカニズムを知ることが理解するために必要です。一体何故、このような症状に陥ってしまったのでしょうか?ワーカーホリックには段階的な兆候も見られます。前兆は働くことが社会的な基準であると認識するようになることです。オーツ博士は牧師でもあるため、解説には宗教的な要素も多くふくみ、私たち日本人にとって理解し難いものです。簡単に説明しますと私たち人間にとって働くことは神様からの命令です。そのため、怠惰であるということは神様に逆らう行為です。つまり、働くことに強迫観念を感じるようになるということです。次に、初期の段顔では、自身の仕事量の多さを自慢する、他者との仕事量の比較、他人の良心の欠如に対する不満を複数の第三者の前で述べるといった行為があげられます。最後に危険な段階として、対人関係のトラブル、健康面での問題の発生などが挙げられます。

ワーカーホッリクになる原因

原因としては色々考えられます。遺伝子、環境など様々です。しかし、一番大切なのは、何かに依存しやすい体質であることです。そして、衝動のコントロールが下手であるということがワーカーホリックを引き起こしているのです。これには脳が関係しています。仮にあなたがワーカーホリックであるとします。何かに依存しやすいため、仕事で得られた快感を脳が強く記憶します。脳はその快感を再び得ようとあなたに命令します。『仕事をしなさい!!』と命じられたあなたは、脳に快感を与えるために一生懸命働きます。しかし、同じ質・量の仕事をしても脳は満足してくれません。満足しない脳は再びあなたに命じます『もっと、もっと働け!!』と、さらなる快感を得るためにあなたは今まで以上に仕事に取り組むようになります。それが循環していくのです。これがワーカーホリックのメカニズムです。ここで大切なのが、ワーカーホリックにとって大切なのは働いてお金を稼ぐことではありません。働くことそのもの又はそれによって成果を出すことで快感をえていることです。メカニズムは麻薬やギャンブル、アルコール依存症と大差ありません。こうなっては一体何のために働いているのか疑問府が浮かびます。

他人に迷惑がかかる?

こんな状態では、他人に迷惑をかける可能性はとても大きいでしょう。ワーカーホリック患者にとって大切なのは、仕事をすることです。仕事のためならば、家族や友人、自分さえ犠牲にするでしょう。問題が発生しないことはありえません。仕事に熱中するあまり、健康を害する危険性もあります。

どのような迷惑がかかるのか?

長時間労働を過度に行うことは健康に異常をきたしてしまいます。最新の研究で労働時間が長くなるほど心身への悪影響が大きくなることがわかってきました。もし入院すれば、上司や同僚はあなたを見舞いにいかなければなりません。他人の時間をつぶしてしまうので周囲に迷惑がかかることになります。

それにより、自分が担当していた仕事を他人に押し付けることになり迷惑をかけることもあるでしょう。また、仕事以外のものは邪魔に映るため自己中心的になりやすくなります。人間関係にもトラブルが生じます。上司や同僚などに暴言を吐く、取引先と揉めて会社に損害を与えることもあるかもしれません。結婚などにも影響を及ぼします。長時間労働により、共に過ごす時間が短くなるため最近、ワーカーホリック患者の熟年離婚が増加しています。仕事にのめり込むあまり、家庭を顧みなくなり離婚してしまうのです。

ワーカーホリックの対策

ワーカーホリックの対策は色々ありますが、自分の人生を見直すことです。特に中年期と呼ばれる40代はそれが必須です。重要な仕事を任せられる年齢ですが、体力の低下などが目立つようになり、精神的にもきつくなりやすい時期です。仕事へ傾けていたエネルギーを他のものに割くのも良い手でしょう。例えば新しい趣味を始める、学生時代やっていたスポーツをやり直すのも良いかもしれません。一番の対策は、当事者が自分はワーカーホリックであることを受け入れることです。「自分は何かに依存しやすい」「衝動をコントロールするのが下手だ」ということを認められるようになるだけで、毎日を過ごしやすくなります。それを受け入れることは容易ではありません。相談できる相手も必要です。精神科医やセラピストに通う、自助グループに参加するのも一つの手です。もし受け入れなければ、あなたの人生は悪くなることはあっても、良くなることはないでしょう。

ワーカーホリックとそれを取り巻く社会

日本でもワーカーホリックの問題は深刻です。1950年代、高度成長期、会社に奉仕できる人が歓迎された時代では、ワーカーホリックは褒め言葉になっておいたでしょう。しかし、今は2010年代、ワークライフバランスを重要視しています。ワーカーホリックは効率的に仕事をしない厄介者なのです。しかし、そんな中でも、人々の意識は1950年代のままです。本人の意識の問題だという考えが根強く残っています。それは半分正解ですが、半分不正解です。当事者だけで治せるものではないのです。実際アメリカなどでは、1980年代から、ワーカーホリックによる問題が深刻になってきました。シリコンバレーでは、あまりの競争の激しさから離婚するケースがとても多く、ひどい場合、会社ぐるみでセラピーを受診するというケースもあります。現代の日本の職場では、熾烈な競争を勝ち抜くために会社員には高いココミュニケーショ能力といろいろな状況に的確に対応できる「多能工」であることが求められています。元々日本ではチームプレーが好まれていましたが、今の時代ではそれがますます求められています。そんな状況であるにも関わらず、ワーカーホリックを患った社員が人身事故を起こしたら、あなたはどのように釈明しますか?まさか『あいつがワーカーホリックを治さなかったから、こんなことになった。責任はあいつにある』と言い逃れをしますか?こういうケースが起きてしまう前に会社としては、いくつかあります。現在の職場から別の部署へと異動させる。というのも一つの手といえるでしょう。また、今の規制にも問題があります。ワーカーホリックの人たちにとって働くことは呼吸をすること同じなのです。そのかれらに働くなということは死ねと言うことと同じ意味です。ワーカーホリックの実態を無視した規制は火に油を注ぐだけになるかもしれません。最悪の場合、逆恨みをしたワーカーホリック患者が労働基準監督官を殺してしまうケースも考えられます。

ワーカーホリックを理解するためには、様々なことを理解する必要がありますし、その知識を浸透させていくことも必要です。そして、それを実行していく過程で試行錯誤を繰り返す必要があります。

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