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行動指針の意味と作り方・企業理念/行動理念との違い

初回公開日:2017年09月18日

更新日:2020年06月01日

記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

企業内でよく使う行動指針という言葉。似たような言葉として、企業理念、行動理念があります。こういった言葉の使い分けや理解は難しいですが、会社の風土や目指す方向性に関して考えていく上で重要な役割を果たします。根本となる企業理念に重点を置きつつ、みていきましょう。

行動指針とは

行動理念や企業理念を達成するための方向付けとなります。

行動指針の作り方

行動指針を作る上で必要になるのは、強固な企業理念です。企業理念を盤石な体制にすることこそが、行動指針の質につながります。
企業理念について詳しくみていきます。

企業理念とは

企業理念
企業理念とは、創業者が会社の創業に託した想いのことであり、会社の不変の価値観と会社の存在理由・目的からなる。

有名なものに、ソニー株式会社の「設立趣意書」や、ヒューレット・パッカード社の「HP Way」、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の「我が信条」などがある。

世界中から広く尊敬を集める企業の企業理念には以下の特徴がある。

①企業理念があり、かつ公言(文書化)している
②簡潔、明快、率直である
③社員の行動指針となり活力を与えている
④会社の文化や組織風土に影響を与えている
⑤利益の追求よりも優先されている
⑥経営戦略や組織設計との一貫性がある

出典: http://www.weblio.jp/content/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E7%90%86%... |

weblio辞書を参考にすると、上記のようになります。根本的な考え方を現したもので、経営上の判断の拠り所となるだけではなく、その企業の風土や文化を創り、また全従業員の考え方や行動の基準となる役目も担う重要なものです。

企業理念の4つの要素

① 使命・存在意義(mission)
自社が何を成し遂げるためにあるのか、何のために存在するのかを明確にします。経営者が社会に対してどのような貢献をするのかなどです。

(例)京セラグループの経営理念「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に人類、社会の進歩発展に貢献すること」

②信念・価値観(value)
自社の使命や存在意義を示す過程で、判断や行動の基礎となることです。
(例)Googleが掲げる10の真実

③行動指針・行動規範(way)
自社の使命・存在意義を示す過程で、信念や価値観に基づいてどのような行動を取るかの行動基準です。

(例)yahoo!の4つの約束「課題解決って楽しい」(自分ではなく誰かの問題解決に励み役立つ)、「大暴速」(スピード重視)、「フォーカス」(得意なものの見極めと集中投資)、「ワイルド」(迷ったらワイルドな選択肢)

④目標(vision)
自社が事業を続けていく上で、将来的な自社の姿を計画します。長期的なスパンで目指す姿を言語化することで、従業員や顧客、取引先の利害関係者に対して、明確な態度を取る事ができ、それは信頼獲得において貢献します。

(例)ANAホールディングスの経営理念「ANAグループはお客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指します」

経営理念の作り方

①経営者自身の理念を明らかに
「人生の中でどうしても実現したいことは?」や「これまでの人生で最も喜びや悲しみを感じた瞬間は?」などの自問自答を繰り返し、こうして得た答えをきっかけに使命や存在意義、価値観、行動指針などを見出します。

②組織の思いや内部からの声を明らかにする
会社の成り立ちやこれまでの歩み、歴史、重要な出来事、現在の状況などを振り返ったり、明文化されていない現場の声を参考にすることもまた経営理念を作る上で参考になります。

③PCDAサイクルを回し、よりよい経営理念に
一度決めた考え方を曲げないことも重要だが、実践を積む中で柔軟に対応する姿勢も大切です。

行動指針の浸透の仕方

この章に関しても、行動指針の浸透の仕方という観点を経営理念の浸透の仕方という観点からみていきます。何度も言うように、経営理念こそが行動指針の根本であり、形作るもとだからです。

経営理念に関する物語を伝える


経営理念に込められた意味や思いを説明し、理解してもらいます。それが心に響くようなものであれば、聞いた人の心に刻み込まれます。この会社がどういった背景をもって企業理念を掲げているのか、この一点を知っているのと知らないのでは大きく違います。

経営者自らが経営理念を率先垂範する


様々な人に言動を見られる立場にある経営者が、経営理念の掲げる価値観や行動規範を率先し、模範とすることで、その理解度を深め、信頼を高めることになります。

経営理念に接する機会を増やす

(1)社内に掲示
基本的な取り組みだが、自然と目に入るので効果的です。

(2)朝礼や会議での唱和
一日の仕事の前に気持ちを込めて唱和することで、モチベーションアップも期待できます。

(3)経営理念をホームページに掲載
会社のブランドを作ります。

(4)経営理念について学ぶ研修や合宿などの開催
普段の業務から離れて集中する環境において伝えるのも有効的です。

(5)自社内で起きた経営理念に沿った出来事の共有
身近な出来事から具体的に理解できます。

(6)経営者が節目で経営理念を語る
年初式、納会、入社式、創立記念日など、経営者が社員に向けて話す場は沢山あり、このような場で社員に積極的に伝えていきます。

人事評価制度へ経営理念の導入

経営理念を導入していく上で、従業員自身に現実味を持って捉えてもらうために、業績・成果・能力などの観点とは別に経営理念に従って行動指針に基づいた行動を取れているかどうかを評価する観点を新たに作ります。ランサーズではこういった行動指針の浸透の仕方を導入しています。以下で取り上げます。

ランサーズの行動指針の浸透の仕方

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