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有給休暇とは?
対して有給休暇は、休暇でありながら給与が発生する、文字どおり給与がある休暇のことです。
有給休暇の理由の書き方・例文
では、この理由の欄にはどのように記入すれば良いのでしょうか。
葬式などが理由の場合
「知人の葬儀参列のため」
「親族(祖父)の葬儀参列のため」
知人であれば不要ですが、親族の場合、可能であれば続柄を記載するとわかりやすいです。
忌引きが取れる場合も
忌引きとは親族などが亡くなった際に使用する欠勤のことで、通常欠勤扱いにはならず、月給制であれば給与に影響がないところがほとんどです。また、時給制日給制な場合でも規定によって給与が発生する場合もあります。
忌引きに関しては法的な定めはなく、会社の考え方や規則によってさまざまですので、就業規則などで調べておくと、いざというときに困ることがないでしょう。
「体調不良」と書く有給休暇の理由例とは?
風邪など比較的軽い病気などの場合は?
インフルエンザやノロウイルスなど感染力の高いもの、特に欠勤すべきだという認識の高いものに関してはさらに細かく理由を記載するとわかりやすいです。「インフルエンザによる体調不良のため」「ノロウイルスによる出勤停止のため」などという書き方になります。
体調不良の場合、事前にわかっているものではなく、当日突然に起きてしまいます。そのため、事後での申請は可能かなど会社の規定を確かめておくとスムーズです。
継続した有給申請の場合は?
このような場合は、有給休暇を申請する前に事前に直属の上司などに相談しておくと時期の調整や仕事量の調整、必要に応じた人員配置などを行ってくれ、よりスムーズに取得することができます。
「私用」や「私事都合」と書く有給休暇の理由例
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旅行や遊びに行くなどの理由の書き方は?
ただし、旅行などの場合は何日か連続で有給休暇を取る必要があります。仕事に影響が出ないようにするため、また同僚などに迷惑をかけないようにするため、できるだけ早い段階から申請したり、上司に日程の相談をするなどをすると印象が良くなります。
結婚式への参列など
そのため、より重要な理由がある場合はきちんとした理由を書いておくことをお勧めします。
法律上の有給休暇とは:理由や拒否など
労働者や雇用者などがよく対象になる労働基準法をもとに有給休暇の考え方についてみていきましょう。
労働基準法
また、有給休暇には使用できる有効期限があります。付加されてから2年で消滅してしまうため、有給休暇は2年以内に使用することが必要です。法律上の最大は年20日間ですので、有効期限が消える前と考えると最大で40日間物有給休暇をためておくことができます。
以下に一般的なフルタイム正社員の最低付加される有給休暇の日数についてまとめました。参考にしてみてください。
勤続年数 | 付加有給休暇日数(1年単位) |
---|---|
0.5年 | 10日 |
1.5年 | 11日 |
2.5年 | 12日 |
3.5年 | 14日 |
4.5年 | 16日 |
5.5年 | 18日 |
6.5年以上 | 20日 |
有給休暇をめぐって違法になる場合
そのため、労働者が申請した有給休暇を正当な理由なく拒むとはできません。頑なに有給休暇を拒否し続けた場合、労働者側は違法と判断されます。
また、不必要に申請理由を問うたり、申請理由をもとに有給休暇の拒否をすることも違法とされます。例えば雇用者側が「葬式なら仕方がないから有給休暇を認めるけど、旅行なら取ってはいけない」などと言った場合、違法と判断されるケースがあります。
違法とならないケースも
それが「有給休暇の時季変更権」です。会社によっては繁忙期などがあり、その時期に休まれるとどうしても会社の運営に支障が出る場合、有給休暇の申請があっても時期を変更してもらうことができます。この場合は拒否ではなく、時期の変更のため違法には当たりません。
同じ考え方から、複数の社員が同日に申請を出した場合、業務に影響が出てしまうようであれば何人かの社員には日程の変更を申し出ることができます。その際に申請理由を判断材料とすることは違法とはなりません。
退職前の有給休暇の理由の書き方
通常の有給休暇とは違い、取得が終わればそのまま出社ではなく退職になるため、事前の準備はきちんと行いましょう。後任への引継ぎやお世話になった方へのあいさつ、身辺整理など、問題が起きないようにしてから有給休暇を取得するのが望ましいです。
有給休暇を取る際に気を付けたい事
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事前にわかっているものは申請しておく
このような場合、日程が決まった時点で会社側に申請を出し、あらかじめ伝えておくことが大切です。上司も仕事の割り振りを考慮したり、有給休暇中の仕事の分担を考えたりすることができます。ぎりぎりになっての申請ではこのような采配をすることが難しくなるため、歓迎はされないでしょう。
必要に応じて挨拶を
不必要に理由を公言しない
有給休暇を取って同僚に負担が行く場合などに、不必要に理由を公言してしまうとギクシャクしてしまうことがあります。特に遊びなどの理由であれば聞かれたら答える、「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」などの一言を添えるなどがあれば、お互い様の気持ちで気持ちよく送り出してもらえるでしょう。
有給休暇を使ってリフレッシュ
毎日きちんと働くという事は素晴らしいことですが、有給休暇を利用することで改めて仕事への意欲がわいてきたり、疲れた体をリフレッシュしてより効率の良い仕事ができるようになったりなど、休むだけではないプラスの効果も期待できます。少し疲れてしまった時、遊びたい時、やむを得ない用事があるときなどはしっかり有給休暇を使用しましょう。