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「ご高配」の意味とは?|使い方と例文(ご高配賜りますよう〜)

初回公開日:2017年06月26日

更新日:2017年09月18日

記載されている内容は2017年06月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスの場面では、普段の口語では使わない単語が使用されます。例えば挨拶状や、FAXの頭紙に書かれた「ご高配」の文字を見かけたことはありませんか。今回は、ビジネスシーンで利用されている「ご高配」の正しいについて紹介します。

「ご高配」の意味とは?

「ご高配」の意味とは?|使い方と例文(ご高配賜りますよう〜)
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「ご高配」は「ごこうはい」と読みます。「ごこうばい」ではありません。「御高配」と書かれている場合もありますが、この場合も「ごこうはい」と読みます。ご高配(ごこうはい)」とは、「高い位置に並べる」という意味から転じて、「気遣い」「配慮」「良いおつきあい」といった意味でビジネスシーンで利用されている言葉です。

「高い位置に酒器を並べる」ということは?

「高」は文字どおり「高い」。「配」は「人(己)」が「盃(酉)」を置いている様子から「並べる」「配る」を意味します。つまり、「高配」は「高い位置に並べる」という意味があります。
転じて、このようなビジネス文章に使われる「ご高配」とは、「位の高い方々と並べる」という尊敬語として使われます。

尊敬語ですから、自分がへりくだって、相手を立てる表現です。「配」は「配慮」「心配り」というような使い方をされるので、非常に平坦な言い方をすれば「私を身分の高い人のように、気持ちを配っていただく」といったように表現すれば、イメージがつきやすいかもしれません。

「ご高配」の使い方

「ご高配」の意味とは?|使い方と例文(ご高配賜りますよう〜)
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「ご高配」の単語の意味はご理解いただけたかと思います。では、実際にどのような文章で使えるのか、よく使われる使い方を例にご紹介します。

例1「平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。」

ビジネス文書や挨拶において、本題の前の挨拶の慣用句です。「お世話になっております。平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。」といったような使い方をし、この挨拶文のあとに、本来の要件(「本日はお見積りの件でご連絡です」など)の文章が入ります。「普段から(平素は)特別な(格別の)心遣い(ご高配)をしていただき(賜り)、本当に(誠に)ありがとうございます。」という意味になります。

時候の句(季節の挨拶)が入る文章の場合は、時候の句の後に入れるのが一般的です。たとえば年始の挨拶文などでは、「新春のお慶び申し上げます。旧年中は大変なご高配を賜り、誠にありがとうございました。」というように、時候の挨拶の後にもってきます。これは挨拶の慣用句ですので、目上の人や、社外のビジネスパートナー(お客様や、そのほかの取引先)にこのまま使っていただいて問題ありません。いつものメールや、FAXの「お世話になっております」の後に差し込むだけで、格段にオフィシャル感がアップすること間違いなしです。

ただし、日頃からお付き合いをしていただいていることに感謝している挨拶ですから、はじめて連絡をする相手や、連絡が久しぶりの相手に使うのは違和感があります。また、比較的硬い挨拶になるので、社内で使うのも状況を選びます。「誠にありがとうございます」の部分は、「厚く御礼申し上げます」と置き換えると、さらに重厚感が増して、きっちりとした場にふさわしい挨拶になります。

例2「引き続き、ご高配のほど宜しくお願いします。」

こちらは、例1とは逆に、終わりの挨拶の常套句です。「これからも(引き続き)、良い関係のおつきあい(ご高配のほど)をよろしくお願いします。」という意味になります。「ご高配」は「御高配」と書いても問題はありません。ただし、漢字の画数が増えると堅苦しくなりすぎるので、「ご高配」の方がバランスがいいかもしれません。また、「配慮」は求めるものではないという意見もあります。ですから、このように「ご高配をお願いします」といった使い方は誤用ではないかと考える方もいるようです。

確かに、現時点でビジネスの場で、このような使われ方は一般的ですが、気になるようであれば、「引き続き、お引き立てを賜れますようお願い申し上げます。」「引き続き、ご愛顧いただけますようお願い致します。」としても同じ意味ですので、ご利用してみてはいかがでしょうか。冒頭の挨拶で「ご高配」を使った場合、最後の挨拶でまた「ご高配のほど宜しくお願いします。」というのもおかしくはありませんが、「お引き立て」や「ご愛顧」を使った方がよりスマートです。

例3「皆様のご高配の賜物であると、感謝申し上げます。」

例えば、何か褒賞をもらった時などのスピーチを想像してください。

「このような賞をいただけたのも、私のたゆまぬ努力があったからこそだと思っています。」

それが事実だったとしても、このような言い方をする人は多くはありません。自分一人で得られた賞ではなく、周囲の応援や協力があったからこそ、もらえた賞だと言った方が大人な印象を受けるものです。このような時には「高配」を使って、次のように挨拶することができます。

「このような賞がいただけたのも、ひとえに皆様のなみなみならぬご支援、ご高配の賜物だと感謝を申し上げます。」

何かの成功や賛辞に驕ることなく、常に周囲への感謝を忘れないのも大人のたしなみと言えるでしょう。

どんな場面で「ご高配」を使ったらいいのか

「ご高配」の意味とは?|使い方と例文(ご高配賜りますよう〜)
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「ご高配」の意味や使い方はご理解いただけましたでしょうか。では、日常のどのような場面で「ご高配」を利用することがあるのか、使い方の項目でもいくつかはご紹介しましたが、ここでは具体的に利用頻度の高い場面別に紹介いたします。例文は、そのままコピペして利用できるので、シチュエーションによって修正して使ってみてください。

例1 FAXの頭紙の挨拶文

たとえば、日常的に取引をしているお客様に頼まれて、FAXで資料を送る場合には以下のような例文をそのまま使えます。

"お世話になっております。
 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ご依頼いただきました資料についてFAXをお届け致します。
 なにとぞご査収のほど、よろしくお願いします。"

あるいは、すでに何回も注文を出しているビジネスパートナーに発注書をFAXする場合では、

''お世話になっております。
 平素は格別のご高配をいただき、誠にありがとうございます。
 注文書をFAXにてお送りしますので、
 ご確認ください。よろしくお願いします。''

上の例文の「資料」を「見積書」に、「注文書」を「受領書の控え」に変えるなどの応用にご利用ください。「使い方」の項目でも書いたように、初めてのお問い合わせをいただいたお客様や、新規のビジネスパートナーに見積もり依頼をする際には、「ご高配」は使いません。すでにお互いの顔を知っている、あるいは何回も電話やメールでやり取りをしている相手に使います。ご注意ください。

例2 メールの締めの挨拶

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FAXでは冒頭の挨拶に、メールでは文末の挨拶に使うというワケではありませんが、今度はメールの文末に使う場合を例にします。例えば、以前は取引していたが久しぶり連絡するお客様や、複数の顧客に新しいサービスを紹介するダイレクトメールを送る場合にはこのような使い方をします。

''お世話になっております。
 この度、弊社では以下のような新しいサービスを開始することになりました。
 (サービス案内のリンクなど)
 ご多忙とは存じますので、まずはメールにてご案内とさせていただきます。
 後日、改めてお電話させていただきます。
 引き続き、ご高配いただけますよう心よりお願い申し上げます。''

「お世話になっております。」の後に、季節の挨拶などを入れてもよいです。「ご高配」を利用する場合、普段よりも多少改まった固い挨拶になるため、午前中にメールを送り、午後にもメールを送り、夕方にもメールを送るような頻繁な連絡をする際に、毎回使うと違和感があります。

すでに何回も取引をしているが、また新たに仕切り直して取引を開始する場合や、少し時間が空いた場合、改めて新規の案件の相談をする場合などに利用すると、スマートです。

「ご高配」を適切に利用しよう

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いかがでしたでしょうか。今回は「ご高配」の意味と使い方を紹介いたしました。友人同士や、家族の間で使う言葉ではありませんが、ビジネスシーンでは頻繁に利用される言葉です。紹介した例文を例に、ぜひ活用してみてください。

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