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「実際に貴職はどのような場面で使うの?」
「貴職の似たような意味の言葉は?」
このように会社で働いている際に、この「貴職」という言葉を目にした方はいませんか?
「貴職」という言葉は、一般的にはあまり見ることのない言葉です。しかしビジネスメール上で、何度か見かけたりするたびに、意味や使い方をわからず使っていることはありませんか?
本記事では「貴職」という言葉の意味や使い方、似たような意味を持つ言葉などを紹介します。この記事を読むことで「貴職」の意味やどのような場面で用いるか、似たような言葉との意味と違いなどが理解できます。
敬語表現の中でもあまり目に見かけない「貴職」について正しく理解し、あなたがもし自分で使用する際に迷わないように、この記事で理解を深めましょう。
「貴職」の意味は?
この「貴職」は、仕事の書面などで見かける場合があります。しかし「貴職」の意味を理解していますでしょうか?いざ自分で使用するとなったら迷うことでしょう。
ビジネスマナーとして正しい敬語の使い方は重要であり、相手に持たれる印象も変わってきます。ここでは「貴職」はどのような意味を持つのかを紹介します。
高い位・役職の官職・二人称の人代名詞
官職とは、公務員が職務と責任を持ち、占める地位の事であり「貴職」は一般的には公務員に対して使用できます。必ずしも役職がある方に使用するわけではありません。さらに「あなた」という意味があるため、「貴職」は役職がない公務員の方にも使用可能です。
また原則として「貴職」は、口頭での使用はせずに文書やメールなどで使用する言葉です。
き‐しょく【貴職】 の解説
[名]高い位の官職。
[代]二人称の人代名詞。役人などを敬っていう。多く手紙や文書で用いる。https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B2%B4%E8%81%B7/#jn-242578
「貴職」の使い方
主に「貴職」は、書き言葉として使用されるため、話し言葉のような口語としては、使用されることはありません。その点を頭に入れながら「貴職」の使い方を理解しましょう。
主に書簡やビジネスメールで使う
「貴職」は、基本的にメールの最初などに関わらず、相手を指す言葉として使用することができるため、文章の途中でも構いません。例としては、「貴職におかれましては○○~」のように使用できます。
主に公務員を指す際に用いる
「貴職」を使用する際には、相手によって使い分ける必要があります。
必ずしも官職の方に使うわけではない
「貴職」を使った例文
まず1つがあいさつ文です。書類やビジネスメールを送る際に、最初に用いるのがあいさつ文です。あいさつ文では、主に「貴社」と文章内で用いる場所に「貴職」を代用しましょう。
例文を以下で紹介します。
- 「貴職におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。」
- 「貴職ますますご清栄の段何よりと存じます。」
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「貴職」の言い換え表現
どちらも「貴職」と似たような意味を持ち、公務員に使用が限定されていないため幅広く用いられています。しかし「貴職」と似たような意味であっても、それぞれ使い方が異なることや違いがあります。
そのため「貴職」に似た「貴殿」や「貴台」などを始めとした言い換え表現を4つほど紹介します。それぞれの意味や使い方を押さえ、正しい敬語表現を理解しましょう。
貴殿
また現代では、目上の女性にも用いることもあります。しかし貴殿の「殿」の字には、男性という意味が含まれます。そのため場合によっては、目上の女性に使用するのは、不快な印象を与えてしまう可能性があります。
必ずしも目上の女性に使えるというわけではないことを、頭にいれておきましょう。
き‐でん【貴殿】 の解説
[代]二人称の人代名詞。男性が目上または同等の男性に対して用いる。あなた。「―の御尽力の賜物と感謝しています」https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B2%B4%E6%AE%BF/#jn-53071
貴社
しかし例外として、一度知り合った後にメールなどでやり取りをする際には「御社」を用いる場合があります。これは「貴社」を使用することとで、相手側が見苦しい印象を受けてしまう可能性があるのです。
このように使用するタイミングにややこしさがありますが、特に初めて連絡する場合には必ず「貴社」を使用するようにしましょう。
き‐しゃ【貴社】 の解説
相手を敬って、その所属する会社などをいう語。御社 (おんしゃ) 。https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B2%B4%E7%A4%BE/#jn-51775
貴台
加えて「貴台」も書き言葉であり、口語では使用することはありません。「貴殿」と同様に目上や同等の主に男性に対して、使用することがほとんどになります。目上の女性に使用する際には注意が必要です。
このように一般的に「貴台」は「貴殿」と使用する方法は、同様の場合が多くあります。より丁寧な言い方と覚えておくのが良いでしょう。
き‐だい【貴台】 の解説
[名]相手を敬って、その家屋敷をいう語。
[代]二人称の人代名詞。相手を敬っていう語。多く手紙文で用いる。貴下。高台。尊台。https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B2%B4%E5%8F%B0/#jn-52464
貴様
もう1つは目上の相手に対し、尊敬の気持ちを含めて用いた語です。一般的にこの意味で使用されることはありません。しかし室町時代末期ごろより、「貴様」という言葉は「あなた様」という尊敬語の意味として、文書で用いられていました。
この名残が今でも辞書上では、意味として残っています。ただし現代の文書のやり取りで「貴様」を使用すると相手に悪い印象を与えてしまいやすいです。
き‐さま【貴様】 の解説
[代]二人称の人代名詞。
1 男性が、親しい対等の者または目下の者に対して用いる。また、相手をののしる場合にも用いる。おまえ。「―とおれ」「―の顔なんか二度と見たくない」
2 目上の相手に対して、尊敬の気持ちを含めて用いた語。貴殿。あなたさま。
使う相手によって選ぶ必要がある
また「貴職」は、「貴殿」や「貴台」とは異なり公務員に対して用いる言葉です。民間企業の場合には「貴社」と書面上では、使用しましょう。これらのようにビジネスシーンでは、言葉を使用する相手によって「貴職」などの言葉を使い分ける必要があります。
「貴職」と「小職」の違い
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「貴職」と「小職」の違いとしては、相手を立てるための言葉か、自分を小さく見せ、相手を立てるかです。
相手を立てるだけであれば「貴職」を使用して、相手の職業に尊敬の意味を与えます。「小職」は自分の職業を相手より大したことがないと伝え、相手を立てる際に使用します。
「貴職」の正しい使い方を理解しよう
「貴職」は、主に文書やビジネスメールなどの書き言葉として使用され、相手を尊敬するための言葉として用いられます。特に公務員の位の高い方、同僚同士でも使用することができます。
この記事を通して「貴職」という言葉の意味をしっかりと理解し、ビジネスシーンで正しく利用をしましょう。敬語は受け取る相手によって、様々な印象を与える言葉です。間違いのない敬語表現を使用してください。