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見受けられるの意味2コ
「見受けられる」という言葉には大きく分けて「見て認められる」と「見かける」という2つの意味があります。ここでは、「見受けられる」の2つの意味についてご紹介します。
意味1:見て認められる
「見て取れる」「見て感じ取る」とも言えます。「見て取る」という言葉は、「見ただけでだいたいの事情を感じ取る」や「表面的に見えている事から本質を見抜く」という意味です。
「見受けられる」自体に「感じ取る」という意味も含まれていると考えられます。
意味2:見かける
「目にとまる」「見かける」は、物や人など、ちらっと見ただけで記憶に残ったことを表現しています。「見かける」は、見たのが一瞬だったり、遠くからだったりする場合に使われます。
見受けられるを使う場面3コ・例文5コ
今まで「見受けられる」という表現を使ったことがないという人は、「見受けられる」が使われる場面を覚え、そのような場面になったときには、「見受けられる」という表現に挑戦してみましょう。
使ってみる前には、例文を参照し、「見受けられる」を使った場合の、全体の文面の印象を確認しておきましょう。
使う場面3コ
「見受けられる」に近い表現として、「思われる」「思う」という推測をにおわす言い方があります。あえて「見受けられるを使うのは、「思う」よりも畏まった言い方が必要となる場合です。
ここでご紹介する3つの場面を参考に、似たような状況下では、「思いました」ではなく、「見受けられた」を使うと大人の表現になります。
場面1:遠回しに指摘したい
「失敗したのではありませんか」と言ったのでは、ストレートな表現過ぎますが、「うまくいっていないように見受られますが」と言えば、少し状態をぼかした指摘になります。
「見受けられる」を上手に使うことで、相手の気分を害せずに、相手にとってネガティブな内容を指摘することができます。
場面2:確証はないが注意を喚起したい
本当の内情はわからないが、外観的に見て、推測する限り、ある結論にたどり着き、その結論以外には考えられないという場面で「見受けられる」を使うことが可能です。
実際に「見受けられる」を使うときは、ここまで順序立てて考えているわけではなく、感覚的に状況は判断できます。
場面3:硬い言葉を使いたい
「思った」という言葉では幼稚な感じを受けるときに、「見受けられる」を使えば、大人の表現方法になります。ビジネスの場などで、「そう思ったんですよ」などと言っては、「学生っぽさが抜けない」とか「いつまでも子供っぽい」と思われてしまいます。
「そのように見受けられました」を使うと、大人の表現に変わります。
例文5コ
例文には、「見受けられる」だけでなく、「見受ける」のほかの活用形態でも使用しています。
主語や状況に応じて、どの活用形態の「見受けられる」を使うかについても、感覚としてつかみましょう。
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例文1:「見受けられます」
【例文】
・あの人は深い悲しみを抱えているように見受けられます
・傍若無人な人というのは、そこかしこに見受けられます
・あなたの真意はそのようなことではないと見受けられます
例文2:「見受けられた」
【例文】
・彼女が机に向かう姿が見受けられた
・災害の前兆のようなものが、見受けられた
・理事長は何か隠し事があるように、見受けられた
例文3:「お見受けいたします」
相手の言動から、何かを推測して話す場合には、「見受ける」が使われますが、相手が目上の人の場合は、謙譲表現を使わないと失礼にあたります。
「見受ける」とは、主語は自分になるので、相手に対して謙ることで、敬意を示すことができます。
【例文】
・かなりの達人とお見受けいたします
・鈴木様とお見受けいたします
例文4:「お見受けいたしました」
「お見受けいたします」と同じ例文を使ってご紹介します。「お見受けいたします」と「お見受けいたしました」のニュアンスの違いを感じ取りましょう。
【例文】
・かなりの達人とお見受けいたしましたが、いかがでしょうか。
・鈴木様とお見受けいたしました
例文5:「お見受けします」
【例文】
・だいぶお疲れのようにお見受けしますが、大丈夫ですか
・順調に回復されているようにお見受けします
・この場にふさわしい方とお見受けします
「見受けられる」など敬語に自信がない人におすすめ
本書には、定型的な敬語の使い方をはじめ、そのまま使える敬語に関するフレーズが掲載されています。丸暗記も使いこなすことの第一歩となるので、まずは本書のフレーズを覚えましょう。
見受けられるの類語
「見受けられる」の類語は、ここでご紹介する言葉だけに限りませんが、ここでご紹介する類語と類語を使った言い換えを参考に、言い換えた場合のニュアンスの違いを感じ取りましょう。
ニュアンスの違いが理解できれば、類語による間違った言い換えを回避することができます。
類語1:見て取れる
何かを見ることで、状況判断をする、推測するという意味で、「見受けられる」と同じように使うことができます。「見て取れる」よりも「見受けられる」の方が遠回しな表現になります。
【言い換え】
彼はかなり武芸に秀でていると見受けられる
彼はかなり武芸に秀でていると見て取れる
類語2:思われる
自分の主観として判断した内容を述べるときに「思う」を使いますが、「見受けられる」を使った方が、遠回しで大人の表現になります。
【言い換え】
老婆は酷暑の中、かなり弱っているように見受けられた
老婆は酷暑の中、かなり弱っているように思われた
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類語3:認められる
判断材料をもとに現状や結果の判断できた内容を述べるときに「認める」を使いますが、「見受けられる」を使った方が、確証の薄い表現になります。
【言い換え】
地球の温暖化は、年々顕著に見受けられる
地球の温暖化は、年々顕著に認められる
類語4:意識する
「見受ける」に対しては「気づく」「はっきり知る」という意味で類語となります。「見受ける」は遠回しの表現なので、明確な表現である「意識する」とは、表現の強さが異なります。
【言い換え】
彼女に対する特別な感情が見受けられる
彼女に対する特別な感情を意識する
類語5:察せられる
「察する」には、「おしはかる」「推測する」「おもいやる」「同情する」という意味がありますが、「見受ける」と共通するのは、「おしはかる」「推測する」といった意味です。
【言い換え】
彼女はかなり体調が悪いように見受けられる
彼女はかなり体調が悪いのだと察せられる
類語6:見込まれる
しかし「れる」形式では、どちらも「確証はないが推測させるさま」という共通の意味で使えます。
【言い換え】
収益が悪化するように見受けられる
収益の悪化が見込まれる
見受けられるの類語は多い
類語のすべてを知らなくても、「見受けられる」の正しい意味と、使用時のニュアンスが理解できていれば、自分が知っている別の語彙を使って言い換えることは可能です。
まずは、「見受けられる」の例文を参考に、使われる場面と使い方を理解し、活用してみましょう。
状況に合わせて選ぼう
正しい意味と使い方を理解するために、以下のリンク記事も参考にしてみましょう。