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この記事では、「貴社」と同じように使われている「貴院」という言葉の意味や、正しい使い方について解説しています。この記事を一読しておけば、訪問先に応じた呼称を選べるようになるでしょう。
解説の中では例文も取り上げているため、単に言葉の使い方を学ぶだけでなく、言葉を使用する状況を想像しながら理解を進めていきましょう。
誤った使い方をして、相手に不快な思いをさせることがないよう、訪問先に応じた呼称、文書に適した呼称、会話に適した呼称などきちんと覚えておきましょう。
「貴院」の意味は?
この「貴院」という表現は、一般的には文書のみで使用される表現になります。口頭で相手の病院のことを言いたいときには、後述する「御院」を使用します。
「貴院」の使い方
「貴院」は「きいん」と読む同音異義語は多くはありませんが、「貴社」の使い方に倣って文書で使うのが一般的になっています。
場面別の使い方・例文
ここでは、「貴院」が場面別にどのように使われているのか、シーン別の例文を紹介します。実際の場面で「貴院」を使う必要が生じたときには、例文を参考にして使い方の確認ができます。
ビジネスシーンで使う場合
- 貴院のシステム更改について、ご提案させていただきたいと考えております。
- 貴院のご都合のよい日時を指定してください。
病院に手紙を書く場合
- 貴院におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
- 貴院のカルテ開示の手続き手順についてご教示ください。
就活で使う場合
- 説明会に伺った際、貴院の理念に感銘を受けました。
- 貴院で働き、貢献していきたいと考えるようになり、志望いたしました。
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場所別の使い方・例文
ここでは、場所ごとに「貴院」が使えるのか、別の呼称が適しているのかを解説します。
病院の場合
- 貴院におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
- 地域の中核を担う貴病院で、看護師として経験を活かしていきたいと考え、志望いたしました。
診療所の場合
- 貴診療所では、在宅診療や往診などを積極的に行い、地域に根付いたサービスをされていることを知り、私も同じ地域の人間として、地元の医療に貢献したいと感じ、貴診療所を志望いたしました。
施設の場合
- 私も貴施設で、看護師としての知識を活かしながら、利用者さまの健康管理やQOL向上に向けた支援をしていきたいと思い志望しました。
- 貴施設のホームページを拝見し、アットホームな雰囲気と、「利用者さまの家族のように寄り添う」という姿勢に惹かれ、私もそのような看護師になりたいと強く感じました。
法人の場合
- 履歴書は貴法人宛てに送らせていただけばよろしいでしょうか。
- 説明会に伺った際、貴法人の掲げる理念に感銘を受け、貴法人で働き、貢献していきたく、志望いたしました。
「貴院」を使う際の注意点
ここでは「貴院」を使うときに意識しておきたい注意事項について解説します。使い慣れて自分が使いこなせる言葉になるまでは、ここで紹介する注意事項に気をつけて、使っていきましょう。
「貴」は書き言葉
話し言葉で使っても間違いとは言い切れませんが、相手に「ビジネスマナーを知らない人」と思われてしまうこともあるので気をつけましょう。
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二重敬語に気をつける
「貴院」は既に丁寧な呼び方ですので、様をつけると二重敬語になってしまいます。様はつけず、「貴院」が正しいでしょう。
病院名を言うときは、尊敬の意味を込めて「○○病院様」と「様」を使用しますので、混同しないようにしましょう。
「貴院」の言い換え表現
ビジネスシーンで誤った表現をすることがないよう、「貴院」の言い換えとして使える言葉についても覚えておきましょう。
貴社
銀行は「貴行」、学校は「貴校」、官公庁の場合は「貴省」「貴庁」のように、「貴+組織の略称」というルールで多くの敬称が成り立っています。しかし、法人や施設のように「貴+組織の名称」を敬称として使うこともあるので注意しましょう。
御院
「貴院」を話し言葉で使っても間違いというわけではありません。一般的なルールとして、「貴院」を書き言葉、「御院」を話し言葉として使うことを覚えておきましょう。
「貴院」を正しい場面で使えるようになろう
意味を覚えるだけでなく、例文を参考にして使い方を理解しておけば、実践で使う必要が生じたときも迷いなく使うことができるはずです。意味と使い方を覚え、ビジネスの場でも活用していきましょう。