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身の引き締まる思いの意味と使い方
「身の引き締まる思い」の意味
ビジネスの世界では新天地に向かう際の決意表明で使い、更に新天地で新たに取り組む前の決意表明で「身の引き締まる思い」を使い、相手に気合の度合いを伝えるのです。この「身の引き締まる思い」以外にも「身」を使い、身体を切り刻む比喩表現として以下の言い回しがあります。
■身を切る思い(凄く悲しい)
体調不良のため、身を切る思いで、今回の世界大会出場を断念しました。
■身を捨てる(自分を犠牲にして)
家族のために、身を捨てて一生懸命働きます。
■身を粉にする(労力を惜しまず)
今後は、家族と会社のために、身を粉にして頑張ります。
どのような場面で
ビジネスの世界では、様々な場面で「身の引き締まる思い」が使われています。まずは、入社式において新入社員の代表が入社の喜びと、今後の抱負を語る際に使います。また、新入社員個々が配属先においても同様にその思いを語ります。その後、一定の時間が経過し実力を蓄える頃になると、転勤、それも栄転という晴れがましいイベントに遭遇することになります。
ここで「身の引き締まる思い」を用いて、その職場での周りの人々からの支援に対する感謝と転任先でも頑張るという決意表明をする訳です。その場面としては自社のオフィス、更に取引先のオフィスへ出向いて語り、最後は送別会で語ります。その後、転任先でも、同様に「身の引き締まる思い」を用いて、着任の挨拶の中で決意表明をすることになります。その場面としては、前任地と同様に自社のオフィス、更に取引先のオフィスへ出向いて語り最後は歓迎会で語ります。
■課長~社長
その後、更に仕事の経験を積み重ね、実力とリーダーシップが身に付く頃に課長への昇格というイベントが待っているのです。ここでも「身の引き締まる思い」を用いて昇格の決意と今後の抱負を熱く語ることになります。その場面としては自社のオフィス、更に取引先のオフィスへ出向いて語ることになります。
この場合、管理職ですから自社においてはまずは直属の上司(部長、支店長等)に個別に挨拶をし、その後に部下に決意を語る順序が望ましいです。その後の、昇格(部長、支店長、支社長、社長)においても、「身の引き締まる思い」用いて、昇格の決意を熱く語ることが続きます。
■プライベート
ビジネスだけでなく、プライベートにおいても「身の引き締まる思い」を使うことがあります。それは、結婚という人生の中で最重要なイベントでの謝辞と決意表明をする際です。結婚披露宴において、最後の部分で新郎が列席者を前にして門出に対する決意を語る場面です。
誰が誰に、どのような媒体を通して
どう伝えるのか
会社幹部の方々をはじめ諸先輩の皆様から激励のおことばを頂戴し、大変「身の引き締まる思い」です。
■転勤者(送別会で)
先程は、部長より、過分なるおことばをいただき、「身の引き締まる思い」でございます。
■昇格者(自社オフィスで)
今後は、この部署の舵取り役という大役をおおせつかることになり、「身の引き締まる思い」です。
■新郎(結婚披露宴で)
大勢の皆様からの心温まるお言葉をいただき、幸福感で一杯であると同時に、「身の引き締まる思い」がしております。
類語
例えば、初めての転勤という節目を迎えた際には入社当時の新鮮な気持ち、つまり「初心に返る」ことで冷静にそれまでにしてきた仕事を振り返ることが必要です。入社当時に誓った目標の達成状況を分析し、出来ていない項目については新たな目標を立て次のステージでの達成を目指すことになります。
この節目を迎える毎に、初心に返り前のステージを振り返り次のステージの目標を立てつまり「兜の緒を締め」直すことで、着実に人生を歩んで行け、悔いのない人生となるのです。
敬語表現
従って、「身の引き締まる思い」そのものが敬語の一部になっています。使う際には、その後に丁寧語の「ございます」「致しております」「しております」を付けて、全体として謙譲語になっています。
例文
自社オフィスで、関連部署へ転勤挨拶回りでのスピーチ
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自社オフィスで、就任スピーチ
メールで使う場合の「身の引き締まる思い」
効果的なメール
しかし、急な会議が入り席を空けることもあります。そのような状況の中、転任先の上司に電話をかけて席空きであった場合にメールを送るのです。会議から返ってきた上司は、このメールを見て心の中「こいつ、中々、気が利くな~」と好印象を持つはずです。ちょっとした機転ですが、この機転が後々まで影響することもあります。
メールの例文
営業戦力本部
商品開発企画課
〇〇 課長
本日の発令で、4月1日より、そちらでお世話になることになりました〇〇支店営業部〇〇と申します。先程〇〇課長に、お電話を差し上げてのですが、会議中とのことでしたので、メールで失礼致します。
今回の発令は、私に取っては、初めてのことであり、しかも、これまでは、雲の上の存在と思っていました本社という部署で働けると思うと大変「身の引き締まる思い」でございます。これまでの支店での拙い経験と、〇〇課長を始めとする皆さま方のご指導により精一杯精進致す所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。それでは、後ほど、改めてお電話を差し上げます。
失礼致します。