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【ビジネス】「佳境に入る」の意味と使い方・例文

更新日:2020年08月14日

「佳境(かきょう)に入る」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし何となく意味を理解していても、本当はどんな場面で使う言葉なのか知らない方もいるでしょう。今回は、ビジネスシーンで使える「佳境に入る」ご紹介します。

「佳境に入る」の意味と使い方

「佳境に入る」とはどんな意味を持つ言葉なのでしょう。本来は、物語が興味深い場面にさしかかることを、佳境に入るといいます。小説や映画、ドラマなどで、探偵が犯人を突き止めるシーンがありますが、そういった物語の核心に迫る場面が分かりやすい例です。

犯人は一体誰なのか、どんなトリックを使ったのか、どんな動機で犯人になったのか。それが明かされる瞬間こそ、まさに物語が「佳境に入る」と言えます。

このように、本来「佳境に入る」という言葉は現実に起こったことではなく、物語の中の出来事に対して使われる言葉です。現在ではビジネスシーンや、メディアで使われることも多いです。因みに「佳境を迎える」といった言い回しもありますが、意味は「佳境に入る」と同じです。

佳境の意味は?

佳境に入るという言葉は慣用句ですが、そもそも佳境という単語にはどんな意味があるのでしょう。佳境は、興味を感じさせる場面のことを指す言葉です。起承転結でいうなら、転の部分にあたります。会話でも前置きや結論より、結論に至る一歩手前が一番興味をそそられるはずです。

それが段々と、状況の頂点や最盛期を示す言葉として使われるようになってきました。

佳境の由来は?

更に分解して、「佳」という言葉の意味を知りましょう。佳の一文字には、優れているや美しいといった意味があります。そう聞くと佳境のイメージが少し変わってしまいそうですが、佳境には素晴らしい風景、というもう一つの意味があります。

その佳境が現在の意味で使われるようになったきっかけは、サトウキビです。昔、サトウキビの味の薄い部分を食べていた人が、何故甘いところを食べないのか?と聞かれ、こう答えたのです。味の薄い部分から食べた方が、後に甘い部分を味わえるからいいんだ、と。

そのうち佳境という言葉は現在のように、段々と興味深い場面にさしかかるという意味で使われるようになりました。

仕事で使われる「佳境に入る」

ビジネスシーンではよく、仕事の進行状態などを「佳境に入る」と表現することが多いと思われます。例えば上司に仕事がどれくらい進んでいるかを聞かれ、「そろそろ佳境に入るところです。」と答えたり、プロジェクトが進んで「佳境を迎えたな。」と思ったり。

これらの意味合いとしては、やはり最盛期というのが一番近いです。ピークという意味合いもあります。もっと正しく使うなら、最盛期の一歩手前で使うのが丁度いいでしょう。

また、重要な時期という意味で使われることもありますが、本来の意味を鑑みると興味深い場面というのはそれだけ重要である、ともいえるので間違いではありません。ただ、絶対に失敗できない状況といった意味で使うのは、本来の意味とは少し離れているといえます。

曖昧にならないように

前提として覚えておいてもらいたいのは、佳境に入るという言葉は特定の状況を明確に示してくれる言葉ではない、ということです。つまり、受け取る側からするとやや曖昧な言葉になります。プロジェクトが盛り上がるなど、誰もが認識していることであれば問題ありませんが、個人的な会話になると発言者の主観によってやや意味合いが変わってきます。

だからこそ、敢えて明言を避けたい場合には使いやすい表現かもしれませんが、具体的な返答をしなければならない場合には注意が必要です。出来るだけ佳境に入るという言葉を一言で終わらせないように、しっかりと補完して伝わりやすくしてあげましょう。

すぐに使える例文集

「佳境に入る」は本来、ビジネスシーンで使用する言葉ではなかったため、定義が曖昧になっている部分があります。しかし現在ではビジネスシーンでこそ使える言葉といえます。だからこそ、正しく使えるよう例文を紹介していきたいと思います。

進行状況を伝える

まず、上司から仕事の進行状況を聞かれた場合です。「今佳境に入るところです。」だけでは伝わりにくいので、前置きとして現在どこまで進んでいるのかをしっかり伝えるようにしましょう。「佳境に入る」という言葉を使えるのは、大体内容の中間辺りから仕上げの直前辺りまでだと思ってください。

演説の前置きで

また、演説などをする時にも使えるのがこの「佳境に入る」という言葉です。例えば「プロジェクトも佳境に入って参りました」という一文は、これから大事な部分、つまりある意味で最も興味深い状況にさしかかるという意味を示してくれます。前置きとしてはとても使いやすく、聞き手の注目を集めるのにも有効です。

日常では?

普通の会話としては、やはり小説を読んでいる時や、映画を観ている時などが使いやすいです。今どんなシーンなの?なんて聞かれた時に、今佳境に入るところだよ、と答えれば、ああこれから話が盛り上がるんだなということが相手に伝わります。

仕事のことについて答える場合は、佳境に入ったという言葉だけでは伝わりにくいので、具体的にどんな状況なのかを教えてあげるといいでしょう。例えば何があってどういう状況だから、これから佳境に入るよ、という使い方をしたり、先に佳境だということを伝えてから内容を説明してあげることで、より相手の興味を引き付けられます。

佳境に入るの誤用例

佳境に入るという言葉は、使いようによってはとても曖昧な表現になってしまいますが、曖昧に使えるからこそ誤用されるケースも多いです。より佳境に入るという言葉を正しく使用するために、ありがちな誤用例を解説とともに紹介してきます。

終わりは佳境じゃない

初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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