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「早速ですが」の意味と使い方・メールでの書き方・敬語

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社会人なら覚えておきたい!「早速ですが」の意味・使い方

ビジネスシーンでコミュニケーションを取る際は、言葉遣いやマナーを意識してやり取りすることが大切です。敬語や正しい言葉遣いで話すことができれば、好印象を与えることができますが、一方で誤った言葉遣いで話してしまうと、マイナスのイメージを与えてしまい、業務や契約などに支障が出ることもあります。

今回は、ビジネスシーンでも比較的よく使われている、「早速ですが」という言葉をテーマにして、意味や使い方をご紹介していきます。「早速ですが」というフレーズは、ビジネスシーンにおける会話やメール、手紙などで頻繁に使用される言い回しなので、この機会にぜひ向き合ってみて下さい。

「早速ですが」の基本的な意味・使い方

まず最初に、「早速ですが」という言い回しがどのような言い回しなのか、基本的な意味や使い方について確認していきましょう。

「早速ですが」というフレーズは、意味や使い方を覚えると、会話やメール、手紙といった幅広い分野やシーンで使用できる、便利なフレーズです。ぜひ、この機会に「早速ですが」の正しい意味や使い方を覚えるようにしましょう。

「早速ですが」の意味

最初に、「早速ですが」という言い回しには、どのような意味があるのか見ていきましょう。「早速ですが」に含まれている「早速」という言葉の解釈について、以下のような解説があります。

すみやかなこと。すぐ行うこと。また、そのさま。/すぐさま。すぐに。ただちに。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/88447/meaning/m0u/

「goo辞書」に掲載されている上記の解説から、「早速」は、すぐに物事を始めたり、すみやかに行動に移したりすることを意味する言葉だと言えそうです。

また、「早速ですが」の「ですが」には、以下のような意味があると掲載されています。

「だが」の丁寧な言い方。ですけれど。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/151508/meaning/m0u/

上記の解説から、「ですが」という言葉は、「だけど」「だが」などを、丁寧に表現したものだと読み取れます。

上記で考察した「早速」と「ですが」の意味から、「早速ですが」という言葉には、「○○をしてすぐだけど」といったニュアンスが含まれており、それらを丁寧に表現した言い回しだと言えそうです。

「早速ですが」の使い方

「早速ですが」というフレーズの意味を理解したところで、どのように使えば良いのか、基本的な使い方についても考えていきましょう。

「早速ですが」という言い回しは、一般的には挨拶などの後に使われることが多く、本題に入る際の前置きとして使用されるケースが多いと考えられます。「早速ですが、本題に入らせていただきます」といった使い方をする場合もあり、唐突に本題へ入ると不自然な印象になりそうな場合や、会話と会話の繋ぎが欲しかったりやワンクッションを入れたかったりする際に使用することが多い言い回しとなっています。

「早速ですが」のメールでの書き方

上記でも述べたように、「早速ですが」という言い回しは、ビジネスメールでも頻繁に使用されている言い回しとなっています。そこで続いては、ビジネスメールにおける「早速ですが」の書き方や使い方について見ていきましょう。

メールでの「早速ですが」の使い方【1】早速ですが表題の件

「早速ですが」を使用した言い回しの中でも、ビジネスメールで特に使用されることが多い言い回しの1つに、「早速ですが表題の件」という言い回しが挙げられます。

ビジネスメールの場合は、件名を入力することは、基本的なマナーとなっています。件名は、何に関するメールなのか、本文の内容はどのようになっているのかといったことがわかるような内容で記入するのが、一般的と言われています。

ですから、「早速ですが表題の件」という言い回しは、件名に関する内容に触れる際に使用する言い回しとなっています。使用例としては、「早速ですが、表題の件についてお話しいたします」「早速ですが、表題の件について質問がございます」といった使い方があると考えられます。

メールでの「早速ですが」の使い方【2】:さて・それではの同義語

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「早速ですが」という言い回しをビジネスメールで使用する際、「さて」「それでは」といった言葉の言い換え表現として使用されるケースもあります。

メールでは、挨拶をした後に本題へと話の内容を移すパターンが多くなっています。しかし、「いつもお世話になっております。〇〇の件は~」といったように、挨拶の後に本題に入ると、文章としても視覚的にも、唐突であったり不自然であったりといった印象を読み手に与えてしまう可能性があります。

「いつもお世話になっております。早速ですが、〇〇の件は~」といったように、挨拶と本題の間に「早速ですが」という言葉を使用することで、読み手も話題が変わることに対して、心の準備をしやすくなります。

「早速ですが」の敬語

上記でも触れましたが、「早速ですが」という言い回しは、「早速だが」「早速だけど」といった言い回しと比較すると、丁寧な言い回しだと言えるでしょう。しかし、日本語には敬語なども存在します。「早速ですが」という言い回しを、上司や目上の人に対して敬意を払っている敬語へと言い換えたい場合、どのように表現すれば良いか考察していきます。

結論から言うと、「早速ですが」という言葉は、敬語として目上の人に使用しても、問題のないフレーズだと言えるでしょう。上記でもご紹介したように、「ですが」という言葉は、「だが」「だけど」などの言葉を丁寧に表現した言葉となっています。

また、「早速ですが」の後に続く文章で敬語を使う場合、「早速でございますが」などの言い回しにすると、回りくどい印象を与えたり、文章が読みづらくなったりするケースもあります。

「早速ですが」の送付状における使い方

郵送で書類などを送る際、送付状も同封するのが一般的と言われています。送付状とは、同封した物の種類や個数、送付者の宛先などを記載した書類のことです。また、送付状には簡単な挨拶を記入することもあります。

送付状の挨拶などで、「早速ですが」という言葉を使うケースも、少なくありません。そこで続いては、送付状で「早速ですが」を使用する場合の使い方について、考えていきます。

送付状の場合に限らず、「早速ですが」は挨拶から本題へと移る場合などに使われることが多い言い回しです。ですから送付状では、「先日はお問い合わせいただき、有難うございました。早速ですが、お問い合わせの件につきまして、関連資料をお送りいたします」といった形で使うことができると予想できます。

「早速ですが」の言い換え・類語

「早速ですが」というフレーズは、話を本題へと移す場合などに、大変便利なフレーズです。そのため、使い方などを覚えると、つい多用してしまいがちです。しかし、同じ言葉やフレーズを会話や文章に何度も使用すると、稚拙なイメージになってしまう危険性があります。そのような場合は、「早速ですが」と同じような意味を持っている、類語や言い換え表現を使うと良いでしょう。そこで続いては、「早速ですが」の言い換え・類語をご紹介していきます。

・早速ではありますが
・唐突ですが
・本題の○○の件ですが
・さて
・ところで

「早速ですが」の手紙での書き方

上記でもご紹介したように、「早速ですが」というフレーズは、会話でも文章でも使用することができるフレーズです。ですから、メールだけでなく、手紙を作成する際にも使用することができます。

続いては、手紙で「早速ですが」という言い回しを使う場合の書き方や使い方について考察していきます。

「早速ですが」の手紙での書き方【1】:書き出し

手紙の場合、書き出しの一言目は、挨拶をするのが一般的です。ですから、「早速ですが」を使用する場合は、挨拶の後に本題に入るタイミングに使用するケースが多いと考えられます。まずは挨拶をして、その後に「早速ですが」を使用し、本題へと入っていくという流れが、一般的と言えるでしょう。

具体的な使用例としては、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。早速ですが、同封いたしました資料について、ご説明いたします」といった使い方ができると考えられます。

「早速ですが」の前に置くクッション言葉

「早速ですが」という言葉自体が、挨拶と本題を繋ぐクッション言葉としての役割を持つと言われています。しかし、より自然な流れやナチュラルな雰囲気の会話や文章にしたい場合、「早速ですが」の前にさらにクッションとなる言葉を入れた方が良いという意見もあります。そこで続いては、「早速ですが」の前に入れるクッション言葉についてご紹介していきます。

「早速ですが」という言葉の前に入れる言葉の中でも、多く使われているのが、「さて、早速ですが」「では、早速ですが」といった言い回しです。「さて」や「では」といった言葉をクッションとして置くことで、よりあたたかな印象やナチュラルな印象になると言えそうです。また、「それでは、早速ですが」といった言い回しもすることができるでしょう。

「早速ですが」はビジネス文書には向いていない

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会話やメール、手紙など、さまざまなものに使用することができる「早速ですが」というフレーズですが、ビジネス文書での使用には不向きだと言われています。

ビジネス文書では、効率や能率が重視される傾向があります。そのため、「早速ですが」のような繋ぎの言葉などは、使うことで文章が長くなったり、本題について触れるのが遅くなったりする原因となるケースもあるのです。効率や能率を重視しているビジネス文書では、「早速ですが」を使うことで、文章のまとまりなどが悪くなる可能性があるとして、「早速ですが」は不向きだと言われています。

「早速ですが」を使いこなしてワンランク上の表現を!

いかがでしたでしょうか?今回は、「早速ですが」というフレーズをテーマにして、意味や使い方、使用例や言い換え表現などをご紹介しました。

「早速ですが」という言い回しは、ビジネスシーンでも頻繁に使われる表現の1つです。会話やメール、手紙などで使用されることが多く、挨拶や前の文章と、本題などを繋ぐ役割として使われるフレーズとなっています。「早速ですが」の一言を、挨拶と本題などの間に入れることで、文章がナチュラルになったり、唐突な印象をやわらげたりすることが可能になります。

一方で、効率や能率を重要視しているビジネス文書などで、「早速ですが」を使うのは、不向きだと言われています。繋ぎの言葉などを加えることで、まとまりが悪くなったり、回りくどくなったりするためです。

この機会に「早速ですが」の意味や使い方、使いどころを覚えて、ワンランク上のコミュニケーションを取れるようにしておきましょう。

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