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「リンクを貼る」の意味と使い方・「リンクを張る」との違い

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「リンクを貼る」の正しい意味と使い方は?

「リンクを貼る」といった言葉をインターネット上で見かけたことがあると言う人は多いとされますが、意味についてイマイチ理解できていないと言う人も少なくないとされています。では「リンクを貼る」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上でも「リンクを貼る」に関したやり取りや表記があり、その「リンクを貼る」の意味を正しく捉えないと問題になることもあります。それでは、「リンクを貼る」の意味をご紹介します。

意味

「リンクを貼る」の「リンク」は、ウェブ用語ですが、この「リンク」の意味がよく分からないと言う人もいるでしょう。

「リンク」というのは英語で「link」と書き、連動や連結を意味する単語として扱われます。コンピューター技術の中では複数のプログラムを連結させて実用できるものにすることをリンクと言いますが、「リンクを貼る」で示される意味はインターネット技術の用語に由来します。

インターネット上で言う「リンクを貼る」の「リンク」とは、「インターネットに公開されているページにジャンプ(移動)するために、テキスト(文字)内にURLを組み込むこと」を言います。

インターネット上で、文字・画像・アイコンなどをタップまたはクリックすると、別のページに移動した経験があるでしょう。その時に別のページに移動するために使用されているものがリンクです。インターネットを利用していれば、気づかないうちに使用しているでしょう。

使い方

「リンクを貼る」の意味の中に「テキスト内にURLを組み込む」と説明しましたが、この「URL」とはインターネットを使用する際にスマホやパソコンの画面上部にある「http://(またはhttps://)」を含めた英数字記号が並んだものです。

この「http://」に続く英数字記号を「a herf=テキスト」というHTMLソースの「URL」部分に入れて、「テキスト」部分に何かしらの文字や記号を入れると「リンクを貼る」ことができます。

多く「リンクを貼る」は、ホームページであれば「リンク集」に、ブログであれば「記事上リンクとして」リンクを貼ることを言います。すなわち、引用の際はただの「引用元の記載」であり「リンクを貼る」こととは違うことになります。

HTMLソースとは

HTMLソースとは、サイト構成を作り上げる文書のことです。サイトデザインは画像や文字の配置などで一見整って見えますが、このようなデザインにするためにはアルファベット・数字・記号による構成作りが必要です。

構成はインターネットに公開されているサイトデザインの裏方に存在するため、見方を知らなければ見ることはありません。ブログサービスによってはHTMLソースを自分でいじれるものもありますが、インターネットやコンピューターに関心がなければ触れる機会はないでしょう。

サイト構成部がどんなものかを見たい時は、パソコンを使います。サイト上のクリックしても何も起きない場所にカーソル(矢印)を置いて、右クリックします。すると「ページのソースを表示」があるので、そこをクリックするとHTMLソースを見ることができます。

ただし、サイトによってはソースの盗用を防ぐために、右クリックコンテンツを使用できないようにしているところもあります。

その場合は右クリック以外の別の方法を取り入れることでソース表示が行えるようになりますが、今回は「HTMLソースとはどんなものなのか?」という話で見方をお伝えしたので、ヤフーニュースなど誰でも気軽に見ることができるサイトでソースを見てみると良いでしょう。

「リンクを貼る」の漢字について!

「リンクを貼る」という文字並びでは、「貼る」ではなく「張る」の漢字が用いられることもあります。では、どちらが正しいのでしょうか。また、漢字ごとの意味はどうなっているのでしょうか。「リンクを貼る」と「リンクを張る」についてを、お伝えします。

貼る

「貼る」は、日常会話の中ではよく用いられます。意味は「のりなどでつける」または「平面に打ちつける」で、簡単に説明すると「平らなところに、はりつくものでくっくつける」ことを表す時には「貼る」を使うことが多いとされます。

たとえば、壁にチラシを貼り付けるは「貼る」です。「リンクを貼る」ことはインターネット上のどこかに行うわけであり、平面なところにつける作業になるため、「貼る」の漢字が正しいと考えられます。

張る

「貼る」も「張る」も同じように使うことができるように感じますが、「貼る」と「張る」では「張る」の方が意味がたくさんあります。「張る」には「のばし広げる」「いっぱいにふくらむ」「大きく見せようとふくらす」「一面を覆う」「いっぱいにする」「強く盛んになる」という意味があります。

「張る」=「広げる・広がる・膨らむ」という感じになります。たとえば、テントを張ることは「張る」の漢字を用います。「貼る」と「張る」の違いは、平面にはりつくのか、平面に広がるのか、で違ってくると考えられています。

「リンクを貼る」ことには許可が必要?

「リンクを貼る」ことに関してのトラブルは、ニュースになったこともあります。「勝手にリンクを貼られた」とか「リンクを貼ってはいけないなんて書いてなかった」など、「リンクを貼る」ことに関する決まり事についてはいろんな意見があります。

厳密に決められているとまでは言えませんが、インターネット利用におけるルールおよびモラル(常識)としては押さえておきたい知識があります。それでは「リンクを貼る」ことに許可がいるのか、表記についての知識についてご紹介します。

基本的には相手の許可が必要

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「勝手にリンクを貼る」というのは、「他人のサイトリンクを他のサイトに連絡もなくつけること」です。すなわち「あなたのサイトリンクをここに貼り付けますね」と報告せずに、「無断で他の場所にサイトへの入り口を作った」ということになります。

「訪問者が増えるから勝手にリンク貼っても良い」という考えもありますが、勝手にリンクを貼られるのを嫌う運営者もいます。そのようなサイト運営者は運営サイトに何らかのポリシー・著作権などがあるためです。すなわち、勝手に「リンクを貼られる」のが不快であり、アクセス解析的にも気持ちが良くないと考えられます。

リンクフリーってなに?

「リンクフリー」という表記があるサイトもありますが、これは上の項目で触れた「訪問者が増えるから勝手にリンク貼っても良い」考えのある人が記載する言葉です。「リンクフリー」=「リンクを貼るのは自由」ということで、「私のサイトリンクをどこかに貼る際に許可は不要です。好きに貼ってください」という意味があります。

「リンクフリー」を表記しているサイトのリンクは、運営者にわざわざ許可を取らなくても貼れます。逆に表記していないサイトの場合は、失礼にならないようにちゃんと許可を取った上で貼り付けることにします。許可が取れなかった場合は、貼り付けることができません。

リンクを貼りたい時にはどうしたら良い?

「気に入ったサイトのリンクを自分のサイトに貼り付けたい」場合、リンクフリーの表記がなければ「サイト運営者にリンクを貼る許可を得るための連絡」をします。連絡は相手が連絡先を開示していない場合できないため、リンクフリー表記も連絡先開示もない場合は諦めましょう。

連絡先開示があり、「リンクを貼る」許可が取れた場合は自分のサイトに気に入ったサイトのリンクを貼り付けることができます。許可が取れなかった場合は、貼り付けができません。

状況としてはかなり違いますが、ニュアンスとしては「住所を勝手に掲示する」ことと「リンクを勝手に貼る」ことは似ています。そのため、リンクを貼るためには原則としてリンク元の運営者に許可を取る必要があります。

引用とリンクを貼ることの違い

引用に関しては「引用文が終わる。引用:引用元サイト名」といったように、引用したサイトのURLおよびサイト名を載せるルールがあります。これは著作権の関係で重要なことです。引用表示は「この文はこのサイトからそのまま使いました」ことを表すもので、そのサイト上の文を言い換えたり組み換えたりすることなく、そのままコピーペーストしたということになります。

それに対し、リンクは「ここからこのサイトに移動できる」場所であり、引用表示よりも「サイトへの入り口感」があります。引用は多く「文章構成に必要な文をここから拾った」の意味であり、リンクは「リンク集の1つとしてサイトの入り口を設けた」の意味で貼り付けられています。

「リンクを貼る」に関した表記の必要性

自分が運営者となるサイトがある場合、勝手に「リンクを貼られたくない」場合、「このサイトのリンクを貼るためには許可が必要」であることを記載しておくと良いでしょう。

「リンクを貼る」ことが不可であるのに勝手に貼り付けたとして訴えた事件もありますので、表記したからといって完全に守れるわけではありませんが、表記しておけば事が起きた時に悪くなるのは勝手にリンクを貼った側になります。

サイトへの入り口をやたらと作られたくない場合や、ひっそりとサイトを運営したい場合は、「リンクを貼ることには許可が必要」または「リンクを貼ることは禁止」ということをちゃんと記載しておくと良いでしょう。

ネット上のルールやモラルを大事に考えよう!

「リンクを貼る」ことを含め、インターネット上でもルールとモラルについて考えましょう。リンクフリーでもないのに勝手にリンクを貼ると、相手を不快にさせるだけでなく、大きなトラブルになることもあり得ます。

現実社会でもインターネット上でも、ルールやモラルは大切です。他者を不快にさせたり、自分が良ければ良いという考えはやめましょう。「リンクを貼る」ことに関しても、リンクフリーでない限りは許可を得た上で貼ることを守る意識が重要になります。

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