「茉」の漢字の意味について説明｜「茉」を使った名前100例も

admin

8年前

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「『茉』という漢字を子供の名前に使いたいのだけど、どんな意味があるのかな」
「漢字の『茉』を使った名前にはどういったものがあるだろう」
近年、女の子の名前によく使われる漢字に、「茉」があります。今風で可愛らしいイメージのある「茉」という漢字ですが、そこにはどのような意味が込められているのでしょうか。

この記事では、「茉」の意味や読み方、成り立ちと、名付けで込められた願い、名前で用いる際の注意点について紹介していきます。記事の後半では、実際に「茉」がつく名前の有名人や、赤ちゃんの名前例も紹介しています。

正しい意味や成り立ちを理解することで、お子さんへの願いや想いを込めた名前をつけることができます。ぜひ参考にしてみてください。

「茉」の漢字の意味・読み方

ここでは、「茉」の漢字の意味や読み方について詳しく説明します。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

漢字の意味

「茉」は人名用漢字で、モクセイ科の常緑小低木「茉莉（マツリ）」に用いられる字です。「茉莉（マツリ）」は香りの良い木で、ジャスミンの一種とされています。

「茉」の漢字一文字には意味は含まれていません。「茉莉」という熟語のみで使われる漢字です。名付けの際には「茉莉」すなわちジャスミンのイメージや季節感を含んだ意味を持たせることができます。

漢字の読み方

音読みでは「マツ、バツ」という読み方ですが、名付けでは特に「ま」という読み方が一般的です。訓読みはありません。

「茉」の成り立ち

ここでは、「茉」の成り立ちについて詳しく解説していきます。漢字の成り立ちに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

漢字の字画数

画数は8画です。

「茉」という字は形成文字と言われ、意味を表す部分と音を表す部分が組み合わさった文字です。上部の「くさかんむり」が植物の意味を表し、下部の「末（まつ）」が音を表しています。

また「末」にも多くの意味があり、「木」の漢字の上に線を一本引くことで、枝先やこずえ、物の先端といった植物に関する意味も持ちます。

「茉」の名付けに込めた願い

もともと、茉莉花の花名のジャスミンには、ギリシャ語で「神からの贈り物」という意味があります。「茉」の名付けには、ジャスミンの花言葉である「愛らしさ」「気立てのよさ」「素直」「柔和」などの願いが込められています。

実際に欧米や中近東では「ジャスミン」という言葉が女性の名前として使われています。ディスニー映画の『アラジン』でも「ジャスミン姫」が登場しますよね。

海外でも親しみやすいようにお子さんに「茉莉」という名前をつけ、英語圏では「ジャスミン」という愛称で呼んでもらいたい、という願いを込め名付けた親御さんもいらっしゃいます。

「茉」が名前につく有名人

最近では、有名人にも「茉」という字を使った名前の方が増えています。一部紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

・松岡茉優（まつおかまゆ：女優）
・西山茉希（にしやままき：モデル）
・小山茉美（こやままみ：声優）
・入来茉里（いりきまり：女優）
・三倉茉奈（みくらまな：女優、マナカナ）
・宮瀬茉祐子（みやせまゆこ：アナウンサー）
・モーガン茉愛羅（モーガンまあら：モデル）
・長澤茉里奈（ながさわまりな：アイドル）
・森茉莉（もりまり：小説家）
・ベイカー茉秋（ベイカーましゅう：柔道家）

「茉」を使った赤ちゃんの名前100例

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読み方	例
まい	茉衣（まい）茉依（まい）
まお	茉生（まい・まお）茉和（まお）茉緒（まお）茉桜（まお）茉音（まお）
まこ	茉心（まこ）茉子（まこ）茉瑚（まこ）茉来（まこ）
まな	茉奈（まな）茉菜（まな）茉那（まな）茉凪（まな）茉南（まな）茉愛（まな、まい）
まほ	茉歩（まほ）茉帆（まほ）茉穂（まほ）茉朋（まほ）
まや	茉耶（まや）茉弥（まや・まひろ）
まゆ	茉由（まゆ）茉佑（まゆ）茉柚（まゆ）茉夕（まゆ）茉結（まゆ）茉侑（まゆ）
まり、まつり	茉里（まり・まつり）茉莉（まり・まつり）茉璃（まつり）茉李（まつり）
まひろ	茉紘（まひろ）茉広（まひろ）茉優（まゆ、まひろ）茉央（まお、まひろ）
まりん	茉鈴（まりん）茉凜（まりん）茉凛（まりん）
その他（ま〇）	茉希（まき）茉実（まみ）茉美（まみ）茉礼（まれ）
その他（ま〇〇）	茉叶（まかな）茉花（まはな）茉陽（まひな）茉織（まおり）茉夏（まなつ）茉白（ましろ）茉奈実（まなみ）茉乃愛（まのあ）茉奈花（まなか）茉結子（まゆこ）茉梨乃（まりの）茉乃亜（まのあ）茉由佳（まゆか）茉衣莉（まいり）茉莉香（まりか）茉莉花（まりか）茉莉愛（まりあ）茉莉奈（まりな）
えま	咲茉（えま）依茉（えま）恵茉（えま）愛茉（えま）瑛茉（えま）永茉（えま）英茉（えま）笑茉（えま）絵茉（えま）詠茉（えま）映茉（えま）
しま	志茉（しま）
ひま	陽茉（ひま）
みま	美茉（みま）心茉（みま）実茉（みま）
ゆま	優茉（ゆま）結茉（ゆま）侑茉（ゆま）佑茉（ゆま）夕茉（ゆま）由茉（ゆま）柚茉（ゆま）
りま	璃茉（りま）莉茉（りま）里茉（りま）
ひまり	日茉莉（ひまり）陽茉里（ひまり）陽茉莉（ひまり）日茉梨（ひまり）陽茉凛（ひまり）陽茉梨（ひまり）陽茉理（ひまり）一茉里（ひまり）日茉理（ひまり）妃茉莉（ひまり）一茉凛（ひまり）陽茉璃（ひまり）

「茉」を名前に使う際の名付けの注意点

名前の読み方は原則自由となっていますが、なるべく読みやすい名前をつけるといいでしょう。特に「茉」という感じは常用漢字ではないため、日常生活で目にする機会があまりありません。

最近では芸能人の名前にも多く使われているためかなり世間にも浸透してきましたが、ぱっと見て読みやすい名前の方が、覚えてもらいやすくなります。基本的な読み方である、「まつ」「ま」という読み方が無難でしょう。

また、苗字とのバランスも大切です。フルネームで名前書いた際に似た漢字が続いていないか、声に出した際に呼びやすいか、という点も注意が必要になります。

「茉」の意味を理解して、名付けの際に役立てよう！

「茉」という漢字には、ジャスミンの花言葉から愛らしく素直という意味があることが分かりました。名付けの際には、可愛らしく温和で清純な人に育つようにという意味を込めて用いられることが多いようです。

名前は親が子どもへ送る生まれて初めてのプレゼントになります。これから一生呼び続ける名前には、お子さんへの願いや希望を最大限込められるようにしたいですよね。ぜひお子さんのお名前を考える際の参考にしてみてください。