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「改めまして」の意味と使い方・敬語|メール/この度は

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「改めまして」の意味と使い方とは?

なんとなく無意識のうちに口にしてしまう言葉の1つが「改めまして」です。「改めまして」の意味について、意外に知ってそうで知らない可能性があります。

正しくない仕方で「改めまして」を使ってしまうのを避けるために、まずは「改めまして」の正確な意味について理解しましょう。そして「改めまして」の具体的な使い方についても調べましょう。

「改めまして」の意味

「改めまして」には 、どのような意味があるのでしょうか。実は「改めまして」には「気を取り直して」とか「再度行う」などの意味が含まれています。他にも「再び」「別の機会に」「新しく」という考えが含まれています。

簡単に言うと 、1回で物事を完結することができなかったとしても、2回目に物事を完結しようと挑戦してみるときに「改めまして」を使用することができることになります。

なんとなく「改めまして」について、意味から理解することができました。「改めまして」の具体的な使い方についても調べましょう。

「この度は」と一緒に使う

「この度は」には、どのような意味があるのでしょうか。「今度」もしくは「今回」という意味があります。

「この度は」という言葉を使うことによって「今回の事件が起きた時に」とか「この案件において」という考えを伝えることができます。何が起きたかについて具体的に言及しているわけではありませんが、何について話しているかを「この度は」で限定していることになります。

「改めまして、この度は多大なご協力と配慮いただきまして、本当にありがとうございました」というフレーズをつくることができます。簡単に言えば「再び、この案件についてご協力してくださることへの感謝を述べさせてください」と言っていることになります。

取引先との間でトラブルが起きた後に、電話で直接相手に対する感謝の言葉を言ったとします。それでも、申し訳ないという気持ちを、再び相手に対して伝えたいのであれば「改めまして」で文章を始められます。

挨拶で「改めまして」を使う

「改めまして、こんにちは」と言いながら挨拶をすることができます。しかし、初めて会う人に対して「改めまして、こんにちは」と言うことはできません。

当然のことながら、相手は自分の情報を何も知らないのですし、自分も相手の情報について何も知らないので、「改め」ていることになりません。つまり、再び挨拶をしていることにならないということです。

では、具体的にどのような状況で「改めまして、こんにちは」と言うことができますか。例えば、テレビ番組の1番初めの部分で「こんにちは。今日はまず紅葉について中継させていただきます」といった感じでニュースが始まることがあります。このような挨拶をしているアナウンサーを1度はテレビで見たことがあるはずです。

その中継が終わった後に、今度はカメラがスタジオ内の映像を映し出します。そこでニュースアナウンサーが「改めまして、こんにちは」と挨拶をすることがあります。

「改めましてこんにちは」の使い方

先ほどの例からもわかるように、2人目のアナウンサーも1回しか挨拶をしていませんが、1人目のアナウンサーが挨拶をした後に「再び」挨拶をしていることになります。つまり、視聴者目線で言うと「改めて」あいさつをしていることになります。

そのため、日常生活で「改めまして、こんにちは」を使うことができるとしたら、相手はすでに、何らかの自分の情報について知っている必要があります。もしかしたら、噂であなたについてその人は事前に知っていた可能性がありますし、顔は見たことがなかったとしても、メールで何度かやり取りをしたことがあった、という場合もあります。

そのような時に「改めまして、こんにちは」を使うことができます。メールだけで以前から連絡を取っていた相手は「この人が、メールで連絡とってた人なのか」と「改まった」挨拶で、連絡を取っていた本人なのかどうかを確認することができます。

「改めまして」と「明けましておめでとうございます」で新年の挨拶

年が明ける時になると必ずと言っていいほど「明けましておめでとうございます」を言うのではないでしょうか。でも、どのようにして「改めまして」とセットで使うことができるのか、ご存知ですか。

例えば、元旦に近所の人と「明けましておめでとうございます」と挨拶をしたとしましょう。そして、同じ日の午後に近隣の住民の間での会議があり、発言をしなければならなかったとします。

そこで使うことができるのが「改めまして、明ましておめでとうございます」です。既に何人かの人とは挨拶をしていたものの「気を取り直して」新年の挨拶をしたい場面ですので、そのように言うことができます。

「改めまして」と「お詫び」で謝罪

「お詫び」とは何でしょうか。それは「謝意を表明すること」です。つまり、謝る時に使う言葉ということです。

どのような場面で「改めまして、お詫び申し上げます」ということができるでしょうか。取引先の人に迷惑をかけてしまったとします。もしかしたら、自分以外の社員が取引先に出向いて、既に謝罪をした可能性もあります。

しかし、誠意を示して何度でも相手に対して謝りたいと考えているのであれば「改めまして、お詫び申し上げます」といいながら、謝罪の気持ちを相手に対して伝えることができます。

場合によっては自分以外の社員が一人も取引先に謝りに行っていない可能性もありますが、態度を「改める」という意味で使うこともできるので、「改めまして、お詫び申し上げます」と言ったとしても間違いになるわけではありません。

「改めましてよろしくお願いします」

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先ほどの例文でも取り上げた場面ですが、メールでしかやり取りしたことのなかった人に初めて会ったとします。そこで「改めまして、よろしくお願いします」と言うことができます。

意味としては「別の機会やかたち、つまり、直接顔合わせる仕方で初めて会うことができたので、再び挨拶をさせてください。よろしくお願いします」と言っていることになります。

「御礼申しあげます」

「御礼申し上げます」という言葉は誰かに対して感謝の気持ちを表現したい時に使うことのできるフレーズです。

会社が何かの賞を受賞したとしましょう。スピーチをする人は当然ながら社員に対する感謝を表そうとするはずです。なぜなら、社員の働きがあったことによって、その賞を受賞することができたからです。

そして、スピーチを始める時に「改めまして、厚く御礼申し上げます」と言うことができます。そして、このフレーズの後に具体的にどんな点に感謝しているのかを説明することができるでしょう。

当然、集まりに出席している社員達は、 賞を受賞したお祝いで集まりがあるということを理解しているはずです。しかし、そうではあっても、再び感謝を示したいと願っているので「改めまして」をつけることができます。

「改めまして結婚おめでとうございます」

ご想像のとおり結婚式で使うことができます。結婚式の披露宴では友人がお祝いの言葉を言うことがありますが、その時に「改めまして」を上手に使う必要があります。

結婚式のように全ての人が祝福したいと願っている式においては、 自分が友人に対してスピーチをしている時にも「改めまして結婚おめでとうございます」と言う必要があるからです。

自分より前にスピーチした人も「おめでとうございます」と新郎新婦に対して言うはずですが、自分も「改めて」祝福の言葉を言うのを忘れてはなりません。むしろ「おめでとうございます」という言葉を言うためにスピーチしているようなものですので「改めまして」を「おめでとうございます」と一緒に使う機会が多くなります。

「改めましてありがとうございました」

会社の会議に出席しているとします。その会議を司会する人は、まず最初に「どうも出席してくださりありがとうございます」と言い、会議に来てくれたことへの感謝を示すことでしょう。

では、どのタイミングで再び「改めまして、ありがとうございました」と言う必要があるのでしょうか。会議が終わりそうな時に言うことができます。「改めまして、お忙しい中、本日は会議に出席してくださりありがとうございました」と言い、会議を締めくくることができます。

言わなかったとしても、誰かに文句を言われることはないですが、再び出席者に対する感謝を示すのであれば、会議が円滑に進んだ印象を与えることができます。

「改めまして」の敬語とは?

「改めまして」は「改めます」と「そして」を組み合わせた言葉になります。そのため、「改めまして」を使う時には、その後に他の文章が来ることになります。

もし「改めまして」の次に来る文章に相手に対する敬意が示されていないのであれば、目上の人や上司に対して使うことはできません。しかし、後半の文章がよく考えられていて、謙譲語などが使用されているのであれば、問題なくその言葉を上司に対しても言うことができます。

「改めまして」だけを使って会話をすることはありませんので、後半の文章の質が大切になることがわかります。

「改めまして」のメールでの使い方とは?

例えば、ある友人と初めて一緒に遊びに行ったとします。しかも、初対面です。一番最初に顔と顔を合わせた時には「よろしくお願いします」と普通に挨拶をしたことでしょう。

さて、遊び終わった後に帰宅しました。あなたが、今日一緒に遊んだ友人に対して、感謝の気持ちを伝えたいのであれば、どのようなメールを送ることができますか。

最初の文章で「改めまして、よろしくお願いします」ということができます。まだ知り合ったばかりですので、これからもお世話になることを、この文章で伝えることができます。そして、その後の文章で本題の感謝の気持ちを伝えることができます。

「改めまして」は気持ちを率直に伝える効果的な言葉

おめでたい式に出席しているときに、ただ「おめでとうございます」「おめでとうございます」を繰り返していると、聞いている人は退屈に感じます。でも、友人を祝福してあげたいという気持ちがあるので、どうしても祝福してあげたいと感じます。

その時に「改めまして」を上手に使えば、同じ内容を話しているにもかかわらず、聞いている人たちは退屈しませんし、しつこく感じることもありません 。

どうしても相手に対して伝えたい何かがある時には「改めまして」を使いながら、自分の気持ちを率直に相手に伝えることができます。

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