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「アラート」の意味と使い方
「アラート」の意味
なお、日本語なら「警報」でも十分通じるのに、わざわざ「アラート」を使うのは、英語の言い方がそのまま使われることの多いIT業界の特徴とも言えます。その意味では、IT業界に無関係な方は、あまり馴染みのなかった言葉ではないでしょうか。
システムなど
パソコンで表示される「アラート」は、OSのメッセージばかりとは限りません。アプリケーションを開発する際、そういったメッセージを組み込む場合もよくあります。
なお、パソコンに「アラート」を表示するウィンドウは、ダイアログボックスや警告ボックスとも呼ばれます。
また、サーバーでは、システムが不安定になった場合に、専用のログを出力して管理者が解析しやすくする機能が付いています。そして、こういったログはアラートログと呼ばれます。
JavaScriptのアラート
JavaScriptのalert()関数は、引数のメッセージをダイヤログボックスで表示する機能で、Webシステムでは、入力に不備があったり、画面を移る際のユーザーに確認を促す際にも使います。
「アラート」と「アラーム」の意味の違い
「アラーム」は、目覚ましなどの音のことを指す言葉です。「アラーム」の音が鳴っている場合は、何かしら行動しなければなりません。ある意味、緊急事態を伝える言葉です。
それに対して「アラート」は、注意を促す意味で使われます。もし、間違って操作したのなら、正しい操作をやり直すように助言している言葉です。
サッカーでの「アラート」の意味と使い方
英語の表現に「be alert」という言葉があり、これがサッカーでそのまま使われています。そして、この「be alert」には、冴える、目を配る、用心、といった意味があります。これがそのまま日本語として使われています。
なお、サッカーでは、ここでボールを奪われたら、即ゴールに繋がる危険なゾーンがあります。そういった場所で、パスをどこに出したらいいか迷っていると、非常に危険です。そういった場合に、かける声の1つです。
警報機能としてのアラート
「Jアラート」とは
最近は、北朝鮮からのミサイル警報として、ニュースに何度も取り上げました。また、スマホにも通知されるので、Jアラートのアラームに驚いた方もいたことでしょう。
なお、この「Jアラート」は、緊急情報を瞬時に伝えるシステムのことで、アラームを鳴らす仕組みではありません。そのため、警告内容を聞いたら、各自が判断して行動しなければなりません。
Twitterアラートとは
Twitterは誰でも発信できるSNSです。そのため、自分でも知らずにデマを広げる人もいます。そして非常事態の場合は、情報が頼りです。誰が発信したか解らないデマではなく、信頼できる機関からの情報が必要とされています。
Twitterアラートには、そのようなニーズに答えるためのインフラとしての意味もあります。
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SNSでの「アラート」の意味と使い方
SNSの乗っ取りに注意
アカウントを乗っ取られると、友人との連絡が取れないだけではありません。詐欺などの犯罪に悪用され、信用を失うこともあります。そのため、各自がアカウントを乗っ取られないように対策する必要があります。
そのような際に有効なのが、SNSのアラート機能です。自分の知らないうちに誰かが自分のアカウントでログインすると、メールなどで注意を促してくれます。
そして、もし、誰かが勝手に自分のアカウントを使っているのなら、すぐにパスワードを変更しましょう。また、乗っ取られたことを、知り合いに連絡しましょう。とにかく被害が出る前に、自分でやれることをやりましょう。
facebookなど
普段使っているスマホやパソコンで設定すると、そのスマホやパソコンからログインする場合は通知がありません。しかし、例えば友人のパソコンなどからログインすると、自分宛に通知が届きます。
他にも、Google にも、違う端末でログインされたことを通知してくれる機能があります。自分のアカウントを不正に使用さないように、こういったアラートを活用しましょう。
通知機能としてのアラート
登録してあると通知してくれる機能
今は、スマホでも見られる動画配信サービスサイトや、インターネット上のフリーマーケットサイトが人気です。こういったサイトに、フォローしているユーザーお動画がアップされたり、欲しい商品が出品されたことを通知してくれる機能が使われています。
こういった機能も、アラートと呼ばれています。
ニコニコアラート
また、YouTubeのチャネル登録の際、最新情報をメールで受け取る、という機能があります。アラートという名称は付いていませんが、ニコニコアラートと同じような機能です。
ヤフオクなど
しかし、メルカリにはこういったアラート機能はありません。そこで、条件を登録しておくと、それに近い商品がフリマサイトに出品されたら通知してくれるアプリが使われています。
ネット上のフリーマーケットを賢く使うためには、こういったアラート機能を使ってみてはいかがでしょうか。
アラートの意味は警報だけではない
とはいえ、いずれも注意を促す意味で使われています。それぞれのアラートの意味を理解して、うまく活用してください。