[allpage_toc]
「エクストラ」の意味と使い方
今回は、そのようなエクストラをさっと取り出し上手に使うことができるように、意味と使い方を学んでいきましょう。
英語
強調の意味
臨時出演者
号外・特別号
「エクストラ」の意味の語源
イメージとしては「外」に飛び出しているコブのような意味と考えるとよいでしょう。そうすれば「追加の」「臨時の」「余分な」と言った意味がとらえやすいです。また、周囲と違って目立っているイメージから「特別な」という意味も覚えやすいでしょう。
医療での「エクストラ」の意味と使い方
しかし「extravasation」(エクストラバセイション)という言葉はあります。これは「溢出」(いっしゅつ)、「溢血」(いっけつ)、「血管外遊出」、「血管外漏出」という症状を意味する言葉です。具体的には血液やリンパ液、場合によっては抗がん剤などの液体が血管から漏れ出てしまう現象を意味する言葉として使われています。
医療従事者以外、ほとんど知られていないエクストラを使った言葉といえるでしょう。
「エクストラ」と「エキストラ」の意味の違い
ウィルスなどのように交通機関で検閲するというわけにも行きませんし、自然発生的に使われるようになるので、しかたがないことといえるでしょう。
ちなみに、先ほどご紹介した映画の通行人の役などの意味である「エクストラ」ですが、Googleでエクストラを検索すると、検索上位には言葉の意味や辞書のサイトが上位に表示されてしまいます。
一方、エキストラと検索すると「東京エキストラNOTES」などエキストラ出演の募集情報が上位に表示されます。このため、映画やドラマの分野においては、エキストラのほうが意味が通じると言えるでしょう。
スラングでの「エクストラ」の意味と使い方
[no_toc]
例えば、特に勝敗にこだわらないような体育の時間におけるサッカーのゲームで「みんな、根性出して、最後まであきらめないでゴールを目指そう」などと一人で鼓舞している場合、「彼はエクストラだよね」のような意味で使います。
また、残業していて、そろそろ家に帰ろうかと思っていたら、「今から会議を始めるから全員集合」というような社長を評してエクストラを使うことができます。あるいは親バカすぎる態度などにも使えます。
このように、したいことは理解できないわけではないけれど、「ちょっと度がすぎる」という意味のスラングとしてエクストラが使われています。
エクストラの具体的な使われ方
オリーブオイル
バージンオイルと呼ばれるものは、オリーブの実を絞っただけのものを意味します。そして、特に香りや成分などが良質であり、品質が特に高い物を「エキストラバージン」という形容で意味します。エキストラバージンより、やや品質が劣るオイルは「バージンオイル」です。
国や地域、メーカーによって品質の基準はことなりますが、「特別な」という意味を持つのがエキストラバージンオイルです。ただし、一般的に具材を炒めるときにはピュアオリーブオイルのほうが適しているなど、使い分けが必要になります。
エクストラステージ
えきすとら
映画は、あるときお互いエクストラ出演だったことがきっかけで、水越修五郎と柿沼育子は出会うことからはじまります。修五郎はようやく出演できたテレビ番組のシーンがカットされたりと散々ですが、育子は逆に頭角を現し始めるとともに、修五郎より舞台演出家に心を惹かれるようになっていきます。その後二人はどうなるのでしょうか、というのが映画のあらすじです。
ちなみに、ここでもエクストラではなく、エキストラという言葉が使われています。映画業界ではエキストラが正式に近い名称なのでしょう。
○○EX
このため、シリーズ化された商品では「EX」と付くものが価格が高いということが特徴です。消費者としても「EX」と付くことで効能が高いことを期待したりするので、今後も商品名としてエクストラが使われていくことは間違いないでしょう。
語源を知ることが大事
やや遠回りと感じることもありますが、語源を知るのが一番の近道となるので、ぜひ違う言葉でも試してみましょう。