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「順不同」の意味
引用先より、「順不同」とは一定の基準によった並び方になっていないことを意味した言葉だそうです。また「名前などを並べる順番や順序に、優劣の意味などが含まれていない」という意図があることを表現する際によく使用されます。
一定の基準によった並び方になっていないこと。順序不同。「協力者一覧(順不同、敬称略)」
「不同」の意味
「不同」とは以下の意味を持っているそうです。①同じでないこと、②一定の基準にそって整理されていないこと
「不同」の意味を知っていれば、順序や並びを表す「順」を合わせた「順不同」の意味も自然と理解できます。
1 同じでないこと。また、そのさま。「大小不同な(の)石」
2 一定の基準にそって整理されていないこと。また、そのさま。「順不同」
「順不同」を使った例文
例:〇〇について、本記事内において「順不同」でご紹介します。
上の例文では「いくつかある記事内容を、一定の基準を設けずに並べて紹介する」という意図があります。つまり、「その記事内容の順序には優劣が存在しない」というニュアンスを含んでいます。
「順不同」の類義語
また、会話や文章で「順不同」の言い換え表現として使用できるので、同義語や類語を覚えておくと何かと便利です。
無作為
例えば「無作為に選び出す」という使い方の場合、選んだことによる結果は何かを狙ったものではない、偶然による結果を望んでいるといったニュアンスになります。
ランダム
「順不同」の使い方
特に人の名前の場合は、あいうえお順や年齢・立場などの順番で表記するケースも多いため、「順不同」の表記がなく、順番も揃っていないと読み手に疑問や誤解を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
「順不同」を使う場面3例
3例のそれぞれの場面では、これまでに紹介した「順不同」の意味に加えどのようなニュアンスを持って「順不同」を使用しているのか、見ていきましょう。
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来賓紹介時
各式典には多くの来賓がお越しになりますが、来賓の方々には立場の比較ができない、かつ立場に優劣をつけることが失礼にあたる可能性がおおいにあります。
それを避けるために式典での来賓紹介時には「順不同」をつけるケースが多くなります。
メール送信時
しかし、どうしても役職がわからないことや、宛先が単一の会社ではなく複数の会社になってしまうこともあるでしょう。そういったどうしようもない場合にのみ「順不同」をつけるようにしましょう。
テスト問題の中で
例えば回答の方法や条件として「順不同」が使用されている場合、複数ある回答の順番が正解・不正解に影響を与えないことを意味しています。
「順不同敬称略」の使い方
まず「敬称略」という言葉は、「人名を列挙する際、敬称を省略する」ことを意味しています。
つまり「順不同敬称略」は、「並べられた人の名前などは、順番が揃っていないかつ敬称も省略している」ということを読み手に伝えるために付記する言葉です。
「順不同」の対義語・反対語
「順不同」は順序が不同である・整っていないという意味ですので、対義語・反対語としては「順序が整っている」ことを意味する言葉が該当します。
次に、そのうちの一つである「五十音順」についてご紹介します。
五十音順
これは「同じ組織に属し立場の違いなどがない集団の名前をまとめて記述する」などの場合よく使用される言葉・方法です。
よくある使用例として、学校のクラス名簿などが挙げられます。
「順不同」の意味を知って正しく使おう
特にビジネスシーンで使用する場合、間違った使用方法は関連する相手方に大変失礼になってしまうこともありますので、「順不同」を使用するのに適しているのかどうか注意深く考えましょう。
ビジネスで使うときに注意したい点
ビジネスマナーとしては、社外の方、特にお客様をもっとも高い序列にすることが基本ですので、「順不同」に名前を列挙しないよう注意しましょう。
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