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「記」の読み方は?
また、「記」という漢字は、「記事」「記載」「記入」などの多くの言葉で使用されます。「記」はいろいろな場面で見かける漢字ですが、まずは読み方について詳しく見ていきましょう。
「記」の音読みは?
また、「記する(きする)」のような言葉もあります。こちらは動詞として使用する例ですが、「記」を音読みの「き」と読みます。
「記」の訓読みは?
「記書き」の読み方は?
「記」の使い方は?
「記書き」の使い方とは?
「記書き」の書き方の例は?
記
日時 平成30年2月18日(日) 〇時~△時
会場 〇〇ホテル△△の間
以上
上記の例は、記念行事の案内などで見られます。この書き方の例では、「記」と書いた後に、行事の日時と会場を重要事項として箇条書きにしています。そして、最後に「以上」で締めます。
「記」と「以上」の位置は?
「以上」とは何か?
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「記書き」の目的は、重要事項を箇条書きにしてわかりやすく示すことです。そのために、箇条書きの前に「記」を書き、最後に「以上」で締めるという書き方になっています。「以上」を書かないと、箇条書きの内容が終わったということを明確に示すことができません。最後には必ず「以上」をつけるようにしましょう。
「以上」が持つ意味は?
文書の内容が長い場合、どれが重要事項かがわかりにくくなります。その際に「記書き」は効果的ですが、「記」だけでなく「以上」も書く必要があります。そうすれば、長い内容の中でも、重要事項をわかりやすく伝えることができます。
また、本文の後に「記書き」がある場合、文書は「記書き」で終わることが一般的です。つまり、「記書き」で使用する「以上」は、文書全体の締めくくりとしての意味があると言えます。このように考えると、「以上」を使用することで、文書全体としてまとまりのある印象を出すことができます。
「以上」を使うと印象が悪くなるのか?
「記書き」をする場合、重要事項をわかりやすく伝えることが本来の目的です。そのために「記」と「以上」を使用して重要事項を明確にしているので、「以上」という言葉は必須の表現となります。
「記書き」は箇条書きになりますが、箇条書き自体の印象が悪いとされる場合もあります。しかし、きちんと本文を記載したうえで「記書き」をする場合が一般的です。本文がきちんと存在していれば、部分的に箇条書きがあっても文書全体の印象が悪いとは言えません。
同じように、「記書き」の箇条書きの締めとして「以上」という言葉があっても、印象が悪いわけではありません。
本文と箇条書きで分けて考える
このように、本文の締めとして「敬具」が使われているので、ここで丁寧な印象を出すことができます。「記書き」は箇条書きの部分になるので、ここで「以上」を使用しても、印象が悪くなるわけではありません。
むしろ「以上」がない方が、箇条書きのまとまりとしてはわかりにくくなるので、「以上」は必ず書くようにしましょう。
「記書き」の注意点とは?
重要事項が多い場合は仕方ありませんが、そうでない場合はなるべく重要事項に絞り、「記」で示すようにしましょう。もちろん、本文では挨拶などをきちんと示す必要があります。
案内状での「記」の書き方は?
記
日時 平成30年2月18日(日) 〇時~△時
会場 〇〇ホテル△△の間
以上
ポイントとしては、日時と会場など、必須事項をきちんと書くことになります。案内状の場合、これらをきちんと示していないと、場所も時間もわからなくなってしまいます。また、会場の住所や電話番号も合わせて記載するなど、場所の情報をさらに細かく書く例も見られます。
また、案内状にも本文があることが一般的です。挨拶も含めて本文を書き、その後で場所と時間などの必須事項を「記書き」で書くことになります。
手紙での「記」の使い方は?
記
日時 平成30年2月18日(日) 〇時~△時
会場 〇〇ホテル△△の間
以上
こちらも、手紙で案内を送る場合の例になります。また、手紙の場合、一般的には本文が長めになります。挨拶も含めて本文を書き、その後で重要事項を「記書き」としてまとめるという手順になります。
「記」の漢字としての使い方は?
「記」は、基本的に「記す(しるす)」という意味があります。「記述」や「記入」など、書くことを意味する言葉として使用されます。一方で、「書く」という言葉よりも丁寧な印象を与える場合があります。
例えば、「下記の通り」という表現を考えてみましょう、「下記の通り」は「下に書いた通り」という意味がありますが、「下に書いた通り」という表現よりずっと丁寧な印象になります。また、「下記」という2文字でまとまった印象があります。
また、「記す」は記録として書くことを意味するので、ただ書くことを示すわけではありません。そのため、さまざまな情報を記録するビジネスシーンにおいて、「記」はしばしば使用される漢字になります。
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名前での「記」の使い方は?
「記」を使用した例文は?
書類を送付する場合の例
記
〇〇1部
△△2部
□□1枚
以上
〇〇などには書類名が入ります。例えば、履歴書などの応募書類、見積書など、さまざまな例が考えられます。こちらも、「記」と「以上」を使うことにより、書類とその枚数や部数を重要事項として示すことができます。
講習会などのお知らせの例
記
日時 平成30年2月18日(日) 〇時~△時
場所 本社〇〇ホール
以上
こちらも、「記」と「以上」を使用することで、重要事項として開催日時と場所を明確に示すことができます。
また、「以上」で締める前に、特別に記載する事項を書く場合もあります。例えば、講習会や研修のテーマや内容、目的、対象者や持参する資料など、必要な事項がある場合にはそれらを箇条書きで記載し、最後に「以上」で締めます。
基本的な使い方をおさえて有効活用を!
「記」という漢字は、あらゆる場面で使用されます。基本的には「記す」という意味があり、特にビジネスシーンでは頻繁に見られる漢字です。「記載」や「記入」といった熟語のほか、「下記の通り」などの表現も覚えておくと良いでしょう。
「記」の漢字としての意味や使い方、そして「記書き」の使い方をおさえ、ぜひ活かしてみてください。