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敬語での「助かりました」の使い方とは?
「助かりました」という言葉普段の会話の中で使うことはたくさんあります。無意識のうちに、相手に対してお礼をするつもりで「助かりました」という言葉を使うこともありますし、 本当に助けられたという気持ちを表現するために「助かりました」というフレーズを使用することがあります。
「助かりました」という親しみ深い言葉を間違った仕方で使うことを避けるためにも、これから「助かりました」の正しい使い方について詳しく紹介します。
丁寧語が使われている
「助かりました、は敬語ではない」と考えている人もたくさんいます。なんだか、上から目線で話しているような印象を与えてしまう可能性もあるからです。しかし、実際には「助かりました」は正しい敬語が使用されていることになります。敬語の中の丁寧語が使われていますので「助かりました」は、間違った文法が使われているわけではありません。
言葉遣いに厳しい人と会話をしていたとしても「助かりました」というフレーズを会話の中に取り入れることが可能です。
「助かりました」の例文
「助かりました」という言葉を自分の会話の中に取り入れたいのであれば、例文に精通することが非常に大切になります。なぜなら「助かりました」の例文を記憶して、その後、そのまま自分の会話の中に取り入れることが可能になるからです。「助かりました」が使われている、実際的な例文を詳しく紹介します。
大変助かりました
「助かりました」が使用されている例文の1つに「大変助かりました」というフレーズをあげることができます。「大変」には「程度がはなはだしいこと」という意味が含められていることになります。そのため、相手に助けられたと感じているだけでなく、相手の人にたくさん助けられたと感じているのであれば「大変助かりました」というフレーズを使用することが可能です。
「助かりました」でも、相手のした働きや労力を認めていることになりますが「大変助かりました」の「大変」という言葉を付け加えることによって、相手の払った働きや労力が多いことを認めていることになります。言われている人も、自分の努力が評価されることに気づいて、嬉しく感じるに違いありません。
「助かりました」の類語
「助かりました」という言葉を会話の中に取り入れるのは大切なことです。そうすることによって、上手に意思の疎通を図ることができるようになるからです。しかし「助かりました」を、不必要に会話の中で使用すると、周りの人に違和感与えてしまう可能性もあります。自分の言葉のバリエーション増やすためにも「助かりました」の類語について詳しく紹介します。
救われる
「助かりました」の類語の1つに「救われる」という言葉をあげることができます。「救われる」という言葉を使いながら「気持ちが救われました」という例文を作成することができます。事実上の命が助けられたということを意味しているのではなく、精神面で助けられたという意味を伝えることのできるフレーズです。
「気持ちが助かりました」というフレーズを使いながら同じような意味を伝えることもできますが「気持ちが救われました」の方が周りの人にとって理解しやすい表現です。
救助される
他にも「助かりました」は「救助される」という類語に言い換えることができます。「球場」という言葉には「生命の危険にさらされている人を救うこと」という意味が含まれていることになります。そのため、誰かの命が作り出された時に「救助される」というフレーズを使用することが可能であることがわかります。
例えば「氾濫した川の中から人が救助されました」という例文を作成することができます。
同じ文章を「氾濫した川の中から人が助けられました」と言うことも可能ですが「救助されました」というフレーズを使用した方が、意味が周りの人に対して伝わりやすいです。そのため、人名に関することを話しているのであれば「救助される」という表現を使用することをお勧めいたします。
お礼での「助かりました」の使い方
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周りの人に対してお礼をするときに「助かりました」という言葉を使う人がいます。確かにそれは間違いではありませんが、場合によっては「助かりました」をお礼に使うのが、ふさわしくないということをご存知だったでしょうか。「助かりました」のお礼での使い方について詳しく紹介します。
同僚や部下に「助かりました」でお礼
基本的には「助かりました」という言葉をお礼をするときに使ったとしても、問題はありません。しかし、自分の上司や目上の人と会話をしているのであれば「助かりました」をお礼で使用するのは賢明ではありません。なぜなら「助かりました」で「お疲れ様」もしくは「ご苦労様」という意味を伝えていることになるからです。
そのため「助かりました」でお礼をするのは、自分の部下や同僚に対してのみにすべきです。そうすれば、相手も不快に感じることはほとんどありませんし、むしろ感謝してくれることになります。
目上には「していただきありがとうございました」
では、目上の人に対してお礼を言いたいのであれば、どのようなフレーズを使用することができるのでしょうか。目上の人に対しては「していただき、ありがとうございました」というシンプルなお礼を言うことをお勧めいたします。このフレーズだと、上から目線で物を言っているイメージを与えませんし、率直に感謝の気持ちを伝えていることになるからです。
相手を不快な気持ちにさせることを恐れているのであれば「助かりました」ではなく「していただき、ありがとうございました」というフレーズで代用できることを覚えておく必要があります。そのようにして、目上の人との良好な関係を築いて行くことができます。
ビジネスでの「助かりました」の使い方
普段の会話の中で正しい言葉遣いや敬語を使うことができる人であったとしても、ビジネスの場面で正しい言葉遣いをすることができるように工夫する必要があります。ビジネスの場面では、独特の言葉遣いが使われることが少なくないからです。そのため、これから「助かりました」のビジネスの場面での使い方について詳しく紹介します。
メール
ビジネスの場面で言葉遣いに気を付けるべきなのはメールを作成するときです。そのような場面では「助かりました」を「幸いです」という言葉で言い換えることをお勧めいたします。取引先の人に対してメールを送っているにもかかわらず「助かりました」というフレーズを使ってしまうのであれば、取引先の人を見下している印象を与えてしまう可能性があります
そのため「ご協力いただければ幸いです」のように「助かりました」ではなくて「幸いです」というフレーズをメールの中で使用することを心がける必要があります。そうすれば、相手が協力をしてくれた時の自分の感情を伝えているに過ぎませんので、不快なイメージを与えずに済みます。
相手別「助かりました」の使い方
「助かりました」は人によって使い方を変えなければなりません。そのため「助かりました」を相手別にどのようにして使用することができるのか知るのは大切なことです。
上司
職場の上司と会話をしている時には「助かりました」を使用することはお勧めできません。すでに何度か紹介されたように「助かりました」というフレーズを使用すれば、相手を見下しているようなイメージを与えてしまう場合があるからです。しかし、信頼関係がある職場の上司に対しては「助かりました」を使うこともできます。
職場の上司が自分を助けてくれた時に「大変助かりました」と誠実に言うのであれば、問題なく相手も自分の言葉を受け取ってくれるはずです。しかし、もし職場の上司を怒らせてしまう事を心配しているのであれば「助かりました」を「幸いです」に言い換えることをお勧めいたします。「幸いです」という言葉が使われることによって、苛立ちを覚える上司はいないはずです。
「助かりました」は失礼なのか
多くの人の間で「助かりました」が周りの人に対して失礼に値する言葉なのかどうか異論されています。実際のところ「助かりました」が失礼な言葉なのであれば、ビジネス場面やその他の画面で使用することができなくなってしまいます。「助かりました」が失礼な言葉なのかどうか詳しく紹介します。
場合によっては失礼な言葉
結論からすると「場合によっては失礼な言葉」と述べることができます。なぜなら「助かりました」を言われることによって、全ての人が不快に感じるわけではないからです。自分の職場の上司から「助かりました」という言葉を言われることによって、不快に感じる人はほとんどいないはずです。むしろ、自分の仕事が評価されていることを嬉しく感じる場合もあります。
しかし、自分の部下から「助かりました」という言葉を言われたのであれば、不快に感じる場合があるのも事実です。なぜなら、自分が部下を助けたような言い方がされていることになるからです。ここからわかるのは「助かりました」は、目上の人に対して使うべきでないフレーズであるということです。
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「助かりました」の相手に伝える意味
実際に「助かりました」という言葉を周りの人に言うことによって、周りの人が自分を助けたという構図を掲示していることになります。つまり、自分が主役で相手が補佐のようなイメージを与えていることに気付かされます。間接的であったとしても、そのような意味を職場の上司に対して伝えるのは、実に不敬な事です。
上司に対して「助かりました」は使わないように注意をする必要があります。
「助かりました」で部下に感謝する
「助かりました」がとても便利なフレーズであることがこの記事から理解することができました。しかし、それと同時に「助かりました」を使うことのできる相手と、使ってはならない相手がいることも知ることができました。特に、目上の人と会話をしているのであれば「助かりました」 ではなくて「幸いです」という表現に変えることが大切です。
そのため、自分の部下の働きに感謝をしていたり、部下の働きを認めていることを、伝えたいのであれば「助かりました」というフレーズを積極的に会話の中で使用することができます。これからも「助かりました」で部下の働きに感謝し続けていきましょう。そうすれば、この言葉を言われている人も嬉しく感じてくれるに違いありません。