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「就業中」の意味と使い方・ルール|傷害保険/禁煙/居眠り

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就業中の意味と使い方

就業中という言葉見たり聞いたりする機会があるでしょう。この就業中という言葉は、どのような意味でどのような使い方をするのでしょうか。ここでは、そんな就業中の意味と使い方について説明していきます。

就業中の意味って?

就業中の意味ですが、複数あります。まず1つ目は、現在職務に付いている事を差す言葉の就業中です。2つ目は、仕事をするために出勤して仕事をしている状態を差し言葉としての就業中です。3つ目は、失業していない状態を表す言葉の就業中です。

アルバイトやパートも就業中に入るの?

アルバイトやパートも就業中に入るのか疑問に感じる方もいるでしょう。人によってはアルバイトは就業中に入らないと思っている方もいますが、アルバイトも就業中の範囲に入ります。そもそもアルバイトも会社の中の仕事の一部です。

肩書や雇用形態はアルバイトやパートという非正規な立場ですが、そんなアルバイトやパートも立派に会社の中の一部の仕事を行っている方なので、充分就業中の範囲に含まれます。アルバイトやパートの契約書などにも「就業中の注意事項」などの項目があります。そのため、アルバイトやパートも就業中として含まれます。

就業中の使い方

それでは、就業中という言葉どのように使う言葉なのでしょうか。主に会社などの事務所前などの前に「ただいま就業中です。御用の方は内線221番でお呼び出しください」のように、現在は会社内は就業中で社員は仕事をしているので用事がある場合は、係りの者を呼ぶように掲示する場合に使われる事が多いでしょう。

他にも、就業時間に来客を断る場合の「ただいま就業中(就業時間)面会謝絶」のような少し厳しい表現で掲示されている場合もあります。就業中という言葉は、このような使い方をしますので覚えておくと良いでしょう。

就業中の事故の扱いはどうなるの?

就業中に外回りをしていて事故に遭って怪我をしてしまったり、人為的な怪我をしてしまった場合の事故の扱いはどのような扱いにされるのでしょうか。

ここでは、そんな就業中の事故の扱いについて説明していきます。

就業中に怪我をしたら労災保険が使える

就業中にもしも車に轢かれてしまったり、自転車にぶつかられて怪我をしてしまったりした場合は、どのような扱いになるのでしょうか。多くの場合就業中に交通事故や怪我をした場合は、労災保険が適用されます。

労災保険って?

労働者災害補償保険の略で、就業中のもしもの事故に対応するための保険です。就業中に怪我をしてしまったり、その事故の影響で病気になってしまったり、後遺症が残ってしまったりなど怪我や病気をしてしまった時の補償をしてくれるのが労災保険です。労働者なら必ず労災保険に入っています。

労災保険って誰が払ってるの?

保険と言われると保険のための掛け金を支払うのが一般的です。国民健康保険も自分で支払っているので、病院での診察料などが安くなります。労災保険にもそうした掛け金があって、支払わなくてはいけないと考えるでしょう。

しかし労災保険の場合は、労働者は掛け金を払う必要はありません。労災保険の掛け金の支払いは雇い主である事業主が支払ってくれているため、労働者は支払う必要がありません。

労災保険ってどうやって使うの?

もしもの事故に遭ってしまった場合、病院での診察代や薬代などの諸々の支払いをしなくてはいけません。怪我をしているため会社を休む必要もあるでしょう。そんな時に労災保険を使います。

労災保険を使うことで病院代や薬代、休業している間に給付金を受け取る事ができます。労災保険の使い方は、労働基準監督署に労災申請をすれば使う事ができます。申請の方法は郵送でも電話でも受け付けでもできますので、申請の際は気軽にお問い合わせしてみてください。労災保険は労働者の権利なので安心して使いましょう。

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労災申請って会社はしてくれない?

ほとんどの会社は労災保険の申請をしてくれません。労災申請は必ず労災保険を受ける人が申請します。申請方法は、先ほども言いましたが電話や郵送などで手続き可能です。

もし、会社側からの労災の申請の指示がある場合は、それに従い申請しましょう。ただ、基本的には会社は自分から労災申請はしてくれないので、上司などに労災保険の申請をしてもらえないか聞いてから労災保険の申請を行いましょう。

就業中ってどこまでを就業中って言うの?

就業中という言葉を聞いて、大抵の人は会社の中で就業している時間だけを就業中と考えるでしょう。確かにそうですが、労災保険の中では考え方が違います。就業中というのは、出勤や帰宅する時間も就業中に含まれます。

そのため、もしも出勤途中に事故に遭った場合は就業中の事故として扱われるため、労災保険が適用されます。では、帰宅時はどうでしょうか。帰宅時も労災保険では就業中として扱われるため、帰宅途中で事故などに遭った場合は労災保険が適用されます。

また、就業時間中の休憩などで会社外に出た場合も就業時間内であるため、事故に遭った場合は労災保険の対象として扱われます。そのため、もしも出勤中や帰宅途中に事故に遭った場合は、労災申請をして補償を受けましょう。

傷害保険って?

労災保険の他にも就業中の事故などによる怪我した場合に、保障してくれる保険がもう一つあります。それが傷害保険です。また労災保険との違いは、傷害保険は損害保険会社が販売している保険の事を傷害保険と言います。

傷害保険は任意で加入する必要がある

傷害保険は労災保険と同じで就業中に怪我をした場合に保障をしてくれますが、任意保険なのでご自分で損害保険会社に申請して加入する必要があります。損害保険会社が販売している商品なため掛け金も発生するので、ご自分で支払う必要もあります。

傷害保険はプライベートな場合も対応している

労災保険は就業中に負ってしまった怪我を対象としていますが、傷害保険は就業中以外のプライベートで怪我を負ってしまっても補償対応しています。例えば、会社が休みの日に歩いていて交通事故に遭った場合も補償してくれるので安心です。

就業中禁煙は法律的にOKなの?

就業中にタバコを吸う方に対して、就業中は禁煙してもらうという社内規則や、社内ルールを用いて強制的に禁煙状態にする事は法律的に問題ない事なのでしょうか。

ここでは、そんな就業中の禁煙は法律的に見てどうなのかということについて説明していきます。

就業中禁煙の強制は可能

就業中の禁煙を強制する事は可能なのでしょうか。実は、就業中の喫煙を強制的に止める事は可能です。これは職務専念義務と言われるもので、タバコを吸う人と吸わない人の間で就業中の平等性を持たせるためのルールです。このルールを用いれば、就業中の禁煙を強制する事が可能です。

職務専念義務によって強制的に禁煙できる

もともともタバコを吸う人のための「喫煙の自由」と呼ばれる物が法律で認められていますが、タバコを吸う人は喫煙という理由のみで就業中に休憩を取ってしまうことは、非喫煙者にとって理解できない事ですし、納得できない理由でしょう。

そこで、非喫煙者と喫煙者の間での平等性を取るための「職務専念義務」があります。職務専念義務とは、例えば就業中にタバコ休憩を繰り返されるたびに仕事に良くない影響が出てしまったり、業務に支障や問題が出てしまったりする場合は、就業中の喫煙を禁止するなどの平等性を取るためのルールのようなものの事です。

そうしたルールで規制する事で、喫煙者の就業中の禁煙する事が可能です。

就業中に喫煙休憩を繰り返す人がいて納得できない場合は、上司にいって就業中は禁煙してもらうようにお願いしてみると良いでしょう。

就業中の処分はどこまで可能か

従業員が就業中に居眠りをしてしまったり、飲酒をしてしまったりで会社に迷惑を掛けてしまう行為をしていた場合、どこまで処分が可能なのでしょうか。

ここでは、そんな就業中の処分について説明していきます。

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①居眠り

就業中の居眠りはどのような処分の対象になってしまうのでしょうか。考えられる処分の内容は3つあります。1つ目は、欠勤控除による減給です。あまりにも長時間居眠りを続けてしまっていて、厳重に注意しても改善が見られない場合は、欠勤控除による減給処分になる事があります。

2つ目は、懲戒処分です。懲戒処分は戒告されたり減給されたりとさまざまです。戒告とは公務員に対して下される処罰の一種で、言葉に出して戒める事を意味しています。戒告のように軽めの処罰もあれば減給される事もあります。

3つ目は、普通解雇処分です。普通解雇処分はこれ以上勤務する事ができないと判断された場合に下される解雇です。普通解雇は懲戒解雇と比べると比較的軽い処分で済みますが、職を失ってしまうのは、生活に影響してしまうので大きなダメージでしょう。

居眠りをする事で軽い処分を受ける事もあれば重い処分を受ける事もあるので気を付けましょう。

②飲酒

就業中に飲酒をしてしまうという人はなかなかいないでしょうが、就業中にもしも飲酒をしてしまった場合は、どのような処分が下されるのでしょうか。結論から言いますと、就業中に飲酒をしてしまった場合は解雇処分が下される可能性が高いでしょう。

就業中に飲酒をする事で起きうる業務効率の低下や、法律を違反してしまう危険性が高いためです。例えば、車などの乗り物を運転する業務についている人たちは、飲酒運転をしてしまえば法律違反で罰を受けてしまうでしょう。車を運転しない人達でも、飲酒をする事でまともな判断ができず、誤った判断や行動をしてしまう可能性が高いためです。

こうした理由から解雇処分が下される可能性が高いため、就業中に飲酒するのだけは絶対にやめましょう。プライベートで飲むのは構いませんが、就業中に飲むはさまざまな人に迷惑を掛けるため絶対にやめましょう。

就業中の飲食はどこまでなら可能?

お昼ご飯は食べたのに、就業中に小腹が減ってどうしても何かを食べたくなる事があります。そこで疑問に思うのが、就業中飲食はどこまでなら可能なのでしょうか。正直なところ明確な決まりはありません。その企業の考え方や裁量による部分が大きいでしょう。

企業側が就業中でも飲食を認めている場合は食べても良いでしょうし、休憩室でのみ飲食可能となっていれば、就業中でも休憩室に行って食べているなら問題ない場合もあります。その企業毎の考え方が違うため、どこまでOKなのかは務めている企業で確認しない事にはわからないでしょう。

今働いている企業で飲食が可能なのかどうか疑問に感じた場合は、勝手に判断せずに上司や長く働いている先輩などに聞いてみる方が良いでしょう。

就業中インターネットはどこまで使ってよいか

最近では、就業中に自分のデスクのパソコンを使ってインターネットを閲覧している方が増えています。業務上で必要な情報を調べるために使っているならまだ許されますが、中には困ったことに就業中にオークションやネットショッピングや、株・FX取引などをやっている方がいます。

そこでここでは、就業中にインターネットはどこまで使って良いかという疑問に答えていきます。

明確な範囲は決まっていない

「就業中にインターネットはどこまで使っても良いか」という疑問ですが、それは会社のルールによる部分と、社員の常識や考え方やリスクに対する考え方による部分が大きいため、明確な範囲は決まっていません。

企業側がインターネットの閲覧に関するきちんとしたルールを設けているなら、そのルールに従ってインターネットを利用するなら問題ありませんが、業務に支障が出てしてしまうほど長時間閲覧しているのは問題です。ほどほどにして業務に戻りましょう。

ウイルスに関するリスクを理解して使おう

インターネット上には、ウイルスが埋め込まれているサイトもあります。公式サイトを模倣した偽装サイトもあるため、素人目にはどのサイトがウイルスが埋め込まれているのか判断する事は難しいでしょう。

もしそうしたサイトだと知らずに接続し、会社のPCがウイルスに感染してしまったら、顧客の情報や会社の重要な情報が抜き取られる危険もあります。そうなってしまえばあなただけの責任問題ではなく、会社も責任を追及されてしまうでしょう。そうした取り返しのつかない事になってしまう危険性をよく理解した上で、インターネットを利用するか判断しましょう。

就業中のあくびの止め方ってないの?

就業中にどうしても眠気が止められずにあくびが出てしまうことってあります。就業中にあくびを止める方法があれば知りたいでしょう。

ここでは、そんな就業中のあくびの止め方を紹介していきます。

なぜあくびや眠気が起きる?

眠気が起きるのは副交感神経が活発になるためです。交感神経や副交感神経という言葉聞いた事はないでしょうか。交感神経は日中に起きている時や緊張している時に働いていますが、逆に副交感神経は休息していたり、体がリラックスしている時に働きます。

どういった時に副交感神経が活発になるのかと言いますと、お昼ご飯が終わった後やお風呂上りや眠る前などです。お昼時は特に食べた物を消化するために、胃や腸などの消化器官が活発に働くため体が疲れてしまうので、それを補うように眠気が襲ってきます。なのであくびを止めるためには、この副交感神経を働きを抑えることが一番の解決方法です。

胸式呼吸をしてみよう

腹式呼吸という言葉は聞いた事があるでしょうが、胸式呼吸はあまり聞きなれない言葉でしょう。腹式呼吸はお腹に空気を溜めて呼吸する方法で、ヨガや瞑想などで使われる呼吸法です。胸式呼吸は、主にピラティスで使われる胸に空気を溜めて呼吸する呼吸方法です。

腹式呼吸はリラックスしてしまう呼吸法なので、体がリラックスモードに切り替わる副交感神経が優位に働いてしまいます。逆に、胸式呼吸をする事で交感神経が活発に働き、頭をすっきりさせてくれます。どうしても眠気が強いときは、胸式呼吸をして頭をすっきりさせてみましょう。

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胸式呼吸のやり方

胸式呼吸のやり方は、鼻から空気を吸って口から吐く事でできます。腹式呼吸に比べちょっと難しい呼吸法ですので、慣れるまでは自分の胸とお腹に手を当てて、胸で呼吸ができているのかを確認しながら行いましょう。

胸式呼吸のコツは、お腹をひっこめた状態を意識する事です。お腹をひっこめないためには背中を伸ばす必要があるので、しっかり背筋を伸ばしてお腹と胸を意識しながら鼻で呼吸を行いましょう。慣れるまでは難しい胸式呼吸ですが、慣れてくれば眠気を飛ばしてくれるので、練習してみましょう。

15分の昼寝を取ろう

もう一つあくびや眠気を止める方法に昼寝があります。昼寝と言ってもがっつり寝てしまう昼寝ではありません。15分程度の短い昼寝です。眠気の原因に脳の疲れがあります。起きている間は脳は常に活動しているため、それが眠気として表れます。そこで、脳の疲れを取るために食後に15分程度寝てみるのも良いでしょう。

寝る場合は横になると深い眠りに落ちてしまうので、必ず机の上に腕を使って顔や頭を支えます。腕を使って枕を作って寝るだけです。ここで気を付けてほしいのが、20分以上は寝てしまうと眠気が強くなるので、アラームなどを使って時間を決めて昼寝を行いましょう。

覚醒しやすくするために昼寝前にコーヒーを飲んで昼寝をすると効果があがるので、ぜひやってみると良いでしょう。

就業中の事故は自分から労災を申請しよう

今回は、就業中の意味と使い方と就業中の事故の扱い方・就業中の労災保険や傷害保険について紹介してきました。就業中という言葉の意味と使い方では、就業中とは仕事をしている事や、出勤して仕事をしている状態などを差す言葉だとわかりました。就業中の使い方ですが、会社内の掲示物や注意書きなどで使われる事が多い言葉だとわかりました。

就業中に事故に遭った場合は、労災保険や傷害保険と呼ばれる保険を申請する事で、怪我の治療費や休業時の手当を支給してもらえることがわかりました。労災は自分から申請しないと会社は申請してくれません。もしも就業中に怪我してしまった場合は、労災申請をしましょう。労災申請は、労働者のための権利なので気軽に利用しましょう。

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