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「早々に」の意味と使い方・敬語・「早速」との違い|年賀状

初回公開日:2018年05月30日

更新日:2018年05月30日

記載されている内容は2018年05月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

色々な場面で目にする「早々に」という言葉、頻繁に使う人も多い中で正しい使い方ができている人は意外と多くありません。多用すると、相手によっては失礼にあたり不快感を与えてしまう可能性もあります。使い方をしっかりと学び、状況に応じて類義語と使い分けましょう。

「早々に」の意味と使い方は?

「早々に」の意味と使い方・敬語・「早速」との違い|年賀状
※画像はイメージです

ビジネスシーンやメルカリのやり取りなど、さまざまな場所で「早々に」という言葉を頻繁に耳にしたことはあるのではないでしょうか。この「早々に」という単語には簡単な漢字が使われているのでついつい多用しがちですが、意外と使いにくい言葉だったりします。

この記事では、「早々に」という言葉の意味と使い方について解説させていただきます。ぜひ意味と使い方を正しく理解して使ってみてください。

早々に申し訳ない、など最初につく場合

「早々に申し訳ないですがご確認お願いします」や「早々に返信お願いいたします」などといった言葉は、電話やメールなどでよく使われます。この場合の「早々に」は「すぐに」や「直ちに」など、「急いでください」という意味を持った言葉になります。

急ぎの案件を依頼する時などに使うことで、相手にこちらの急いでほしいといった意図を伝えることに役立ちます。反面、多用してしまうと相手を不快に思わせてしまいかねないので注意が必要です。「早々に」という言葉の続きには柔らかな表現を持ってくるように配慮しましょう。

開始早々に、など後ろにつく場合

「開始早々に乾杯をお願いします」や「終了次第早々に退出してください」などといった使い方を目にしたことがある人も多いことでしょう。この場合は、先ほど紹介した「すぐに」といった意味ではなく「直後に」という意味で使われています。

ニュアンスとしては「会が始まったら、早々に乾杯をお願いします」よりも「開始早々に乾杯をお願いします」といった使い方の方が、相手の行動を早めることになります。少しでも早く行動してほしい時などに使っていきましょう。

「早々に」の敬語表現は?

「早々に」の意味と使い方・敬語・「早速」との違い|年賀状
※画像はイメージです

「早々に」は、上で解説した通り相手に急ぐことを依頼する言葉です。友達との間では使っても問題ありませんが、目上の人に「急いでください」と依頼するのは言いにくいものです。

しかしながら、実際は目上の人相手でも急かす必要がある場面に遭遇することもあります。そういった時の言い回しをご紹介します。

「早々に」の代わりに「迅速」を使おう

「早々に」というのは、元々目下の人や同僚に対して使うことを想定された言葉です。目上の人に対して「早々に」という表現を使うことはやめましょう。どうしても相手の行動を急かしたい場合は、「迅速」という言葉で言い換えましょう。

たとえば「早々にご対応ください」と依頼したい場合には「迅速にご対応いただければ幸いです」のように言い換えます。この場合も「迅速にご対応ください」だけではなく、へりくだった表現を使うことで円滑なコミュニケーションをとれるように気を付けましょう。

目上の人に「早々に」が使える例外

上で解説した通り、目上の人に対しては「早々に」という言葉の使用は避け「迅速に」と言い換えた方が無難です。しかし、目上の人に「早々に」という言葉を使っても良い場面が例外的に存在します。

それは、お礼を言う時です。「早々にご対応いただきありがとうございます」という表現であれば「ご対応」という言葉で相手への敬意を表現しているので失礼にはあたりません。同じく「早々にご返信いただき助かりました」といった表現も無礼にはあたりません。こういった例外的な使い方も覚えておきましょう。

「早々に」は年賀状には使わないで!

元日に郵便ポストを開けると、自分が年末に出さなかった人から年賀状が来ていることがあります。それが友人や同僚、後輩であれば「遅れてごめん」の一言を添えれば問題ありませんが、上司や取引先だった場合は話が違ってきます。

「早々に年賀状をいただき、ありがとうございます」といった例文を紹介しているサイトもありますが、基本的にはこの用法は誤りです。「早々に」は目上の人に使う言葉としては適していないので、この表現は避けましょう。かといって、先ほど「早々に」の敬語として紹介した「迅速に」という単語もこの用例では即しません。

目上の人に対しては「年賀状をいただき、ありがとうございます」のみで返信をするのが無難だといえるでしょう。また、友人や同僚、後輩に対して「早々に年賀状をいただきありがとうございます」といった表現は少し不自然です。

「早々に」という表現自体、年賀状に使うのは避けた方が良いでしょう。

年賀状に関する注意!

年賀状とは元々「目上の人の家に対して年始詣りに行きたいが、それも遠方でかなわないため文書で挨拶をする」という文化から始まっています。ですので、目上の人に先に年賀状をもらった場合は、遅れたお詫びに加えて近況報告などを添えて丁寧に返信しましょう。

年始に直接会った時に一言お詫びを言うことも忘れてはいけません。また、翌年からは相手に不快な思いをさせないように忘れずに年末に年賀状を手配するようにしましょう。

「早々に」と「早速」の違い

「早々に」や「迅速」と同じような意味を持つ言葉には「早速」というものもあります。「迅速」は「早々に」の敬語表現にあたりますが、「早速」はそれとは少し違います。

誰にでも使える「早速」は便利!

「早速」は、「早速ご対応いただき、ありがとうございます」や「早速、作業を始めていきましょう」といった使い方をすることで、目上の人にも目下の下にも同様に使うことができる言葉です。「早々に」や「迅速」と合わせて覚えておくと表現の幅が広がり便利です。

「早速」の少し違った使い方

「早速」という言葉には「では」や「さて」といった意味もあります。例えば、以下のような使い方を見たことがある人も多くいるのではないでしょうか。

(例文)
お世話になっております。田中太郎です。
早速ですが、先日お話した案件に関して~~

上記の例文では「さて、先日お話しした案件に関して~」といった表現よりも改まった印象を相手に与えることができます。ビジネスメールや、ヤフオクやメルカリといった個人間での取引などで用いると、相手に良い印象を与えることができます。

「早々に」のビジネスでの使い方

「早々に」は基本的には目上の人には使えないとはいえ、ビジネスシーンでは度々目にすることになる単語です。ここでは、ビジネスでの使い方を例文と一緒に覚えていきましょう。

早々にお返事

相手から素早く返事をもらった時、もしくは相手に早めに返事をもらいたい時など2パターンが考えられます。

相手にお礼を言いたい

メールや手紙など、相手に連絡をした時にすぐに返信が来た場合には「早々にお返事ありがとうございます」と文頭につけることで、相手に丁寧な印象を与えることができます。「早々にご連絡いただきありがとうございます」や「早々にご返信いただきありがとうございます」など、違った表現も覚えておきましょう。

相手に要求したい

逆に相手から早く返信がほしい時などは「以上の件に関して、早々にお返事いただければ幸いです」などと文章の末尾に書き添えるようにしましょう。目下の人に使う表現だからといって「早々にお返事ください」などと短く表現することは禁物です。相手に圧力をかけ、嫌な気分にさせてしまうので注意しましょう。

早々にありがとうございます

相手がこちらの要望にすぐに対応してくれた場合には「早々にありがとうございます」といった形でお礼を言いましょう。先ほども書いた通り、こちらの表現は「早々に」が目上の人にも使える例外的なものとなっています。

ただし、その場合は「早々にありがとうございます」だけではなく「ご対応」や「お電話いただき」など、修飾語を一つ文中に入れるようにしましょう。そうしたことで、相手に対して敬意を表現することができます。

早々に対応

「早々に対応してください」といった表現は、相手を急かす必要がある時に便利な表現となっております。ただし、こちらの表現を多用することは相手に不快感を与えかねないので注意が必要です。

「早々にお返事」の項目でも書きましたが、相手に何かを要求する時は可能な限りソフトな表現になるように心掛けましょう。このパターンでしたら「早々に対応していただけると助かります」などの表現が無難であるといえます。

早々にご入金など

「早々に」の意味と使い方・敬語・「早速」との違い|年賀状
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ビジネスにおいて、入金作業は欠かすことのできない重要な作業です。相手にお礼を言う場合と、要求しなければならない場合の両方を覚えておきましょう。

相手にお礼を言いたい

期限前に相手が入金してくれた時などは、入金確認の連絡をする必要があります。その際には「早々にご入金いただきありがとうござます」と送りましょう。相手が目下の立場で、入金は当然のことではありますができる限り丁寧に送ると良い印象を与えられるでしょう。

可能であれば、感謝の気持ちを一文添えるのも良いです。次の継続的な取引に繋がるように、丁寧に対応することを心掛けましょう。

相手に要求したい

逆に、相手からなかなか入金がない時などは催促の連絡をする必要があります。その場合も「早々にご入金いただきますようお願いします」など、あまり相手に不快感を与えないように配慮して文章を作成してください。

しかしながら、再三の催促にも関わらず入金がされない場合は「早々にご入金ください」など、少し強めの表現をしても構いません。この場合は、しっかりと相手の行動を要求するよう毅然とした態度を取りましょう。

「早々に」の読み方

「早々に」は「そうそうに」と読みます。たまに「はやばやに」と読む人がいますが、それは明らかな誤用です。間違って使わないように注意する必要があります。

「はやばや」と読みたい時は「早々に」ではなく「早々と」と書く必要があります。この使い方では「早々に」と同様に「すぐに」といった意味の使い方をします。「早々と立ち去る」や「早々と行う」など、後に続く動作が通常予期していたよりも早く行われたことを表す際に用いられます。

早々にお返事?早々とお返事?

「早々にお返事いただきありがとうございます」といった表現を、「早々とお返事いただきありがとうございます」と言い換えることもできます。こちらはどちらも意味が変わらないので前後の文章に合わせて適した方を使うことが好ましいでしょう。

場合によっては「早々にお返事ありがとうございます」や「早々とお返事ありがとうございます」と、少し省略した書き方も可能です。あまりにも長い文章はくどく感じられるので、こちらの表現も使えるように覚えておきましょう。

覚えた表現を「早々に」使ってみよう!

いかがでしょうか。よく目にする「早々に」という言葉、ビジネスシーンのみならず色々な場面で使える便利な言葉です。目上の人には使えないなど制限がありますが、遠回しに相手の行動を急かしたい時などに、とても重宝します。

「早速」や「迅速」よりも、平仮名を用いていることで柔らかい印象も与えられる言葉です。場面に応じて、ぜひ積極的に使っていきましょう。

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