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「『楽しみにしています』の使い方って?」
「『楽しみにしています』の言い換え表現にはどんなものがある?」
このように、「楽しみにしています」というフレーズについて、疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、「楽しみにしています」という言葉の意味や場面ごとの使い方、例文、英語表現などを紹介していきます。
この記事を読むことで、「楽しみにしています」という言葉の意味や使い方が分かります。どのような時に使うといいか見えてくるため、コミュニケーション能力もアップするでしょう。
「楽しみにしています」という言葉について興味がある人や、語彙を増やしていきたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
「楽しみにしています」の意味
楽しみにしている内容に関わる相手に使うことが多いでしょう。または、自分の予定やその内容に関する気持ちを素直に話す相手に言うこともあります。
たとえば「明日から友達と旅行に行くのでとても楽しみにしています」と使用する場合、旅行先で体験する楽しい出来事への期待を待望しているという気持ちを、旅行に一緒に行く友達や、自分の近況を伝えたい相手に対して言う際に使用します。
「楽しみにしています」の使い方・例文
「楽しみにしています」の使い方・例文としては、以下のような場面があります。この一言を付け加えることで、ポジティブな印象にもなるため、ビジネスシーンやプライベートシーンなどでぜひ使ってみてください。
面会の予約・約束に用いる場合
- それでは、〇月〇日△時の打ち合わせの件、よろしくお願いいたします。当日お会いできるのを楽しみにしております。
- 今週末○○さんに会えるのを楽しみにしています。
仕事などが終わった際の挨拶に用いる場合
仕事などが終わった際の挨拶に用いる場合の例文は以下の通りです。
- 次回も○○様と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
- このプロジェクトは終了しますが、今後お仕事できる機会があることを楽しみにしています。
再会を期待している場合
- 本日お会いできたことでとても有意義な時間となりました。次にまた会える日を楽しみにしています。
- 今日のお話はこれくらいにして、当日お会いできるのを楽しみにしています。
催し物の案内状に添える場合
これは、催し物を開く側が、お客様に来場してもらうことを楽しみにしていると伝えることで、会場に来ることを促している意味合いが強いでしょう。
堅苦しくないカジュアルなイベントで、使用されることが基本です。たとえば、以下のような使われ方があります。
- 来月のイベントでは、多くの利用者様にお会いできることをスタッフ一同楽しみにしています。
- 多くのお客様に来場してもらえることを楽しみにしています。
- お世話になっている皆様と、当日楽しく素敵な時間が過ごせることを心から楽しみにしています。
メールで用いる場合
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メールで用いる場合は、以下のような使い方になります。メールの最後を明るく締めくくる表現として使いやすいでしょう。
- 次回のランチもご一緒できること楽しみにしています。
- また○○様とお話できることを、心から楽しみにしています。
- 本日はありがとうございました、またお会いできる日を楽しみにしています。
「楽しみにしています」の注意点
繰り返し用いない
社交辞令として覚えたての言葉である場合、使った方がいいと思って何度も口にしていることも考えられるでしょう。同じ言葉を多用する癖がある方は、繰り返し使っていないか気にしてみてください。
異性に使う時は注意が必要
しかし、この言葉を異性に使うと、「もしかして自分に気があるのでは?」と恋愛的な意味として、相手に勘違いさせてしまう可能性があるでしょう。
自分も多少なりとも恋愛的に気になっている相手であれば問題ありませんが、深く考えずに使ってしまうと、相手に誤解を与えるリスクがあります。
「楽しみにしています」の言い換え表現
「期待しております」
「期待しております」ということは、基本的に何か良いことが起こるだろうと待ち望んでいる気持ちを表すため、「楽しみにしています」の言い換え表現として使用可能です。ただ、場面によっては相手にプレッシャーをかけかねないため、使う相手や状況を考えた方が良いでしょう。
「心待ちにしています」
ただ、「心待ち」と表現は大和言葉として古くから使用されてきた点から、カジュアルに使う文章としては少々堅苦しい印象になります。同世代のフランクな会話での使用機会は少ないでしょう。
逆に年齢の高い相手、目上の人など、自分が敬意を示したい相手に対して「次回お話できる機会を心待ちにしております」など使用すると、丁寧で良い印象を与えられます。
「待望しています」
ただ、「楽しみにしている」と比較すると、とても大きな期待を寄せている、というニュアンスが強くなるでしょう。
たとえば、仕事の転勤などで数年間会えなかった友人に対して「あなたと再会できる日を待望しています」と使う場合など、使用する状況が限られる傾向にある言い方です。数日前に会った相手に対しては、あまり使わない表現でしょう。
「楽しみにしています」の謙譲表現
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「楽しみにしています」を「楽しみにしております」に変えることで、より丁寧なニュアンスを込められるでしょう。
また、目上の人やビジネスシーンで用いる場合では「楽しみにしています」の前の部分の表現にも気を使ってみてください。
たとえば、「お会いできるのを楽しみにしています」という表現を謙譲語にする場合は、「お会いできるのを」という部分を「お目にかかれるのを」と変えた方がより丁寧な印象になるでしょう。
「楽しみにしています」の英語表現
たとえば、「渋谷で会うのを楽しみにしています」という文章を英語で伝える場合は、以下のような表現になります。
・I’m looking forward to seeing you in Shibuya.
・I look forward to seeing you in Shibuya.
・I look forward to meeting you in Shibuya!
そのほか、以下のような英語表現も「楽しみにしています」といった意味として使用可能です。
・I look forward to it.
・I am looking forward to it.
「楽しみにしています」の意味を理解して正しく使いましょう
社交辞令で使用していたとしても、柔らかく、さりげない形で使えるため、ビジネスシーンでも、プライベートでも使用できます。
ぜひ、本記事で紹介した例文などを参考に、「楽しみにしています」の意味を理解して正しく使ってみてください。より良い人間関係を築いていくためにも、素敵な文章表現はどんどん活用していきましょう。