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「見る」の謙譲語/丁寧語/尊敬語・使い方と例文・最上級敬語

初回公開日:2017年10月29日

更新日:2020年03月09日

記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「見る」は尊敬語で言うと「ご覧になる」などがあり、謙譲語では「拝見」の言葉を用います。丁寧語ではですます調を使用して「見ます」と言うことが多いです。敬語は使用する相手によって変える必要があるため、「見る」を正しい言葉遣いで伝えられるようにしましょう。

「見る」の尊敬語・謙譲語・丁寧語とは?

「見る」の謙譲語/丁寧語/尊敬語・使い方と例文・最上級敬語
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何かを「見る」ことは日頃からよくあることで、そのことを誰かに伝える機会も少なくないでしょう。

ビジネスシーンでも資料を見たり・メールを見たりしたことを社内の人間や社外の相手に伝えることがあります。ビジネスでは敬語が大事なので、「見る」の敬語表現について知っておくと、役立つでしょう。

敬語の種類

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語がありますが、尊敬語と謙譲語は使用する相手が決まっています。使用相手の決め手となるのは立場で、自分よりも目上の人に対しては尊敬語を用います。謙譲語も目上の人に対して使用しますが、相手を上にする尊敬語に対し、謙譲語は自分を下にする表現方法の敬語になります。

丁寧語は丁寧な言葉遣いをするためのもので、尊敬語や謙譲語と同じく敬語として扱われますが、尊敬語と謙譲語のように目上の人だけに使える敬語ではありません。丁寧語は単に言葉遣いを丁寧にするためのものなので、誰に対しても使用できます。

しかし、目上の人に対しては、目上用の敬語である尊敬語と謙譲語があるので、そちらを用いた方が適切とされます。

敬語は二重敬語に気を付ける必要がありますが、二重敬語に当てはまるのは1つの文に2つの同じ種類の敬語が含まれていることです。すなわち、1つの文に謙譲語が2つ存在している、1つの文に尊敬語が2つ存在している分は二重敬語になります。

違う敬語の種類が1つずつ存在している場合は二重敬語になりませんが、尊敬語と謙譲語は使い方がそもそも違うので1つの文に混在させることはできません。

しかし、丁寧語であれば尊敬語または謙譲語と混在させることが可能です。尊敬語は相手を上にする、謙譲語は自分を下にするといった表現の決まりがありました。そのことから誰にでも使用できる言葉ではないのですが、丁寧語は立場に関係なく誰が相手でも使用できます。使用相手がオールマイティな丁寧語は、使用相手が決まっている尊敬語や謙譲語と混在することができます。

尊敬語

それでは「見る」の各敬語表現についてお伝えしていきます。まずは、相手を上にする尊敬語の「見る」からです。尊敬語で「見る」を表現する時は「ご覧になる」または「見られる」と言います。「ご覧になる」はさまざまな言い方に変えることができますが、全てを漢字で書くと「御覧になる」になります。よく見るという意味を持つ「覧」に、丁寧と尊敬を示す「御」が付いた言葉です。

「見られる」もいろんな言い方に変えることができますが、この言葉は敬語ではない表現で使われることもあるため紛らわしいと思われることもあります。敬語としての「見られる」は相手が何かを「見る」意味ですが、敬語ではない表現ではこちらを「見る」や誰かが自分のものを勝手に「見る」の意味で「見られる」の言葉が用いられます。正しい使い方に関しては、後ほどご紹介します。

謙譲語

謙譲語は自分を下にする敬語です。「見る」を謙譲語で表現する時には「拝見する」と言います。「拝見」の「拝」は「拝む(おが・む)」と読みますが、拝むには「神仏を見る」といった意味があります。この意味から「敬意をもって見る」という意味が生まれ、謙譲語として使用する「拝見する」には「敬意をもって見る」の意味が込められています。

また「拝見」には「ありがたく思い大切にする」といった意味もあり、見たものに対するありがたい気持ちを示す時にも「拝見する」が用いられることもあります。「拝」と共に「拝見」を成り立たせている「見」は、そのままの意味です。

「見る」に関したさまざまな意味に加えて、手を合わせてお辞儀をするといった意味を持つ「拝」が「敬意をもって見る」意味を示していることを表すために「見」が「拝」に付いています。

丁寧語

丁寧語で「見る」は「見ます」と言います。丁寧語には「ですます調」も含まれており、語尾に「です」や「ます」を付けることで丁寧な言葉遣いに聞こえるといったものです。親しい間柄で「ですます調」を使用すると距離間を覚えるので良くありませんが、他人・親しくない相手・目上などには丁寧語として「ですます調」が用いられます。

「ですます調」を取り除くと、いわゆるタメ口というものになります。親しくない相手にいきなりタメ口を使用することは失礼になるという風習が日本には根付いているため、年齢を問わずまずは「ですます調」を使用する人が多いです。その段階で「見る」を表現する時は、その相手が目上ではない限り「ですます調」で「見ます」と言います。

古文における「見る」の尊敬語・謙譲語・丁寧語について

「見る」の謙譲語/丁寧語/尊敬語・使い方と例文・最上級敬語
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古文では「見る」をどのように表現しているのでしょうか。尊敬語・謙譲語・丁寧語の、古文における「見る」の表現を見ていきましょう。

尊敬語は「御覧ず」

古文における「見る」の尊敬語は「御覧ず」です。「御覧ず」は「ごらん・ず」と読み、今で言う「ご覧になる」と同じニュアンスで使用されます。古くは、天皇や皇后に対して用いられた「見る」の尊敬語です。複合動詞(2つ以上の単語で成り立ち、構成単語全てが動詞または語尾が動詞の言葉)である「見知る」や「見付く」の尊敬語としても用いられていました。

「見知る」は「すでに見て知っている=面識がある」の意味で、古文の尊敬語表現では「御覧じ知る」などと言われます。「見付く」には「見慣れる、見付ける」の意味があり、古文の尊敬語としては「御覧じ付く」などで表現されます。「見知る」は今でも用いられる言葉ですが「見付く」に関しては、古語の扱いになっています。

謙譲語は「見奉る」

古文では、本動詞としての「見る」の謙譲語がありません。そのため、謙譲の意味を示す補助動詞を用いて「見る」の謙譲語を成り立たせます。本動詞というのは独立性を持って本来の意味を示す動詞のことで、補助動詞は動詞としての独立性と本来の意味を失った動詞です。「空を見る」の「見る」は本動詞の扱いですが「歩いてみる」の「みる」は補助動詞の扱いになります。

「見奉る(みたてまつ・る)」の「奉る」の本動詞としての意味は「こちらから差し出したものを受け取る相手への敬いを表す」ですが、補助動詞になると「動作対象への敬いを表す」意味を持つようになります。「見る」の「見」に「自分の動作に関した対象」へ敬いを示す補助動詞としての「奉る」が付くことで「見せていただく」の意味を持つ謙譲語表現が作られます。

丁寧語

「さぶらふ(候ふ)」と「はべり(侍り)」が古文における丁寧語ですが、古文において「見る」はいろいろな表現の仕方があるため「見る」の「丁寧語はこれ」というものが見つかりません。丁寧語ではありませんが「見ゆる」などの言い方は古文の中で確認できます。

「見る」の尊敬語・謙譲語・丁寧語の正しい使い方は?

「見る」の謙譲語/丁寧語/尊敬語・使い方と例文・最上級敬語
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敬語の中でも、尊敬語と謙譲語は間違えると失礼になってしまいます。正しい使い方を覚えて、適切に使いましょう。

尊敬語

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