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「取りに来る」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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難しい敬語使えていますか

新卒の人が最も悩み、社会人10年目でも時々確認作業をしたくなる事に、敬語の使い方というのがあります。学生の頃、ある程度は使っていたので実戦として身についているつもりなのですが、いざ社会人になってみると学生時代の頃よりももっと使い方に厳しくて、上司や先輩から「あそこであの言い方はダメだよ」と言われてしょんぼりする日々は珍しくありません。

しかし、接客業や来客応対をする事がある人はこの敬語の使い方をマスターするのはすごく急務な訳で、とにかく今すぐでも敬語の使い方を覚えなければなりません。でも、使い方が難し過ぎる言葉があるのも事実。そこで、今回はどう敬語で表現したら良いのかが難しい言葉の1つである「取りに来る」を敬語で表現する方法を紹介します。

敬語の種類

敬語=尊敬語とおもっているい人がすごく多いのですが、実は敬語というのは日本語の言葉の使い方の1つで、現在、2007年よりこの敬語に含まれる言葉の表現は「尊敬語」「謙譲Ⅰ」「謙譲語Ⅱ(丁重)」「丁寧」「美化」の5つになりました。以前は敬語と言うと「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3分類だったので、敬語といえばこちらの分類と勉強した人もいるでしょう。

しかし、社会人としてしっかり使いこなしておく必要があるのは「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類なので、この辺をしっかり押さえておきましょう。

尊敬語

この尊敬語と言うのは自分よりも社会的地位の高い人に対して敬う気持ち、すなわち敬意の気持ちがあると言うことを示すのに使用する言葉になります。この尊敬語を表現する際に対象となるのは、自分より社会的立場が上の人の「行動、物事、状態」などについて表現するときに使用する言葉となります。

具体的には、「いらっしゃる」「おっしゃる」「お越しになる」「行かれる」などなど、言い慣れないとちょっと大変ですが、意識すれば必ず使いこなせるようになりますので、あまり深刻に考えずにやってみましょう。

謙譲語

謙譲語は、現在では「謙譲語Ⅰ」「謙譲語2」と分けられていますが、それら2つの謙譲語をまとめて1つにしたのが3分類における「謙譲語」になります。この謙譲語は、尊敬語と同じく「行動、状態、物事」に対して使用します。が、あくまで自分が中心であるのが大きな違いになりますので、注意が必要です。

具体的には、「伺う」「申し上げる」「いただく」「拝見する」「お目にかかる」などなど、自分を控えめにする時に使用する言葉になるので、特に営業職、接客業の人は使いこなす必要があります。

しかし、ある日気がついたら友達同士の日常会話なのにうっかり「伺わせていただきます」と言って、大笑いをしたと言う事が発生する位身についているものなので、のんびりと行きましょう。

丁寧語

丁寧語というのは、5分類では「丁寧語」「美化」で分けられていますが、これら2つをまとめて1つにすると3分類での「丁寧語」になります。「します」「言います」「聞きます」などの丁寧に言う時の言葉になるのですが、普段から使用しているので、比較的誰でも使いこなせます。

しかし、使いこなせているだけに尊敬語と間違われて使用してしまったりする事が多いので、改めて尊敬語との違いを調べて覚えておく必要があります。

敬語の注意点

まず、仕事における尊敬語の使い方の大原則として、「大げさな敬語表現は逆に失礼」と言うのがあり、自分の敬語の使い方に関して自信がない人、あるいはまだ使いこなせていない状態の人がやりがちなのがこれです。

メールや書類製作の時なら読み返す事ができるので少ないのですが、読み返すという事ができない会話文の時に、この過剰な敬語の使用というのは出て来やすくなり、目上に対して謙譲語、自分に対して尊敬語と言う状態を起こしやすくなります。

意識しないで使用をしていると、ふとした瞬間にこの癖が出てきて重要な取引先を怒らせた。なんて事も起きかねませんので、普段から社内にいる間も上司や先輩に対して意識して尊敬語を使用しましょう。

「取りに来る」の敬語表現

さあ、では本格的に敬語、特に尊敬語に直すのに難易度の高い「取りに来る」を敬語でどう表現したら良いのか。と言う事について紹介します。この「取りに来る」と言う表現を尊敬語にしようとした時、1番やりがちなのは「取りに来て頂けますか」になりますが、果たしてこれは本当に尊敬語となっているのでしょうか。「取りに来る」の敬語表現の仕方を確認していきましょう。

尊敬語での「取りに来る」

「取りに来る」の尊敬語は「お受け取りにお越し下さい」になります。これ以外にも、「お受け取りにお越しいただけますか」と書く事で、少しやんわりとした印象を相手に与える事ができます。仕事で使う尊敬語において、過剰な表現は禁物なので、その原則に従うとこうなります。

しかし、どうしてももっと丁寧に「取りに来る」を敬語で表現をしたい場合、「お品物が届いております。取りに来て下さるようお願い申し上げます」と言う表現で取りに来て欲しいと言う事を伝えれば、失礼にあたる事は全くないので良いでしょう。

「取りに来る」の敬語での使い方

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先程は、尊敬語における「取りに来る」の事について紹介しましたが敬語と言うのには、最低でも後2種類、「謙譲語」と「丁寧語」があります。丁寧語の方の「取りに来る」は「取りに来てください」「取りに行きます」となるので非常にわかりやすいのですが、謙譲語の方はどう言う風に表現をしたらいいのでしょうか。

いざ謙譲語で表現しろと言われると、即出て来る人はなかなかいません。そして、「取りに来る」と言う言葉自体がなかなか難しい取り扱いになる言葉なので、ここもしっかり確認しておきましょう。

使い方

謙譲語で「取りに来る」を表現すると、「取りに伺わせていただきます」が無難な言い方になります。ビジネスで使用する敬語において、過剰な表現は禁物なので、意外とあっさりとした表現になりますが、大方これで謙譲語の「取りに来る」の表現は大丈夫です。

しかし、どうしてももっと丁寧な言い方が欲しいと言う場合は、かなりギリギリのラインになりますが、「受け取りに参らせていただきます」と言えば、良いでしょう。ちなみに、「お受け取り」と言う言葉を使いたくなりますが、「お受け取り」と言うのは尊敬語の方になりますので、自分に対しては使わないようにしましょう。

メールでの使い方

メールにおいても、「取りに来る」の尊敬語は「お受け取りにお越し下さい」が基本になります。これ以外にも、「お受け取りにお越しいただけますか」と書く事で、少しやんわりとした印象を相手に与える事ができます。これ以外にも、たくさん「取りに来る」の尊敬語の表現方法がありますが、基本中の基本は、尊敬語の過剰使用をしない事にあります。

特に、メールにおいてあまりにも過剰な尊敬語表現をすると、どんどん長文になり最終的に何が言いたいのか、何を伝えたかったのか。と言う事が相手に伝わりにくくなります。メールで尊敬語を使用する時は、必要以上尊敬語を使うのは避けるようにします。

注意点〜お引き取りだけはやめよう〜

しかし、尊敬語で「取りに来る」を表現しようとした時、やってはいけないのだけれどついやってしまいがちになるのが、「お引き取りにお越しください」「お引き取りお願いします」と言ってしまう場合です。「荷物を引き取る」と言う表現があるからやってしまう事なのですが、単刀直入に言うと、両方とも「迷惑だから今すぐ帰って下さい」と言う事になります。

実はこの「お引き取り」と言うのは、業務妨害をしている来客者に対して今すぐ店や会社から立ち去るように促す時に使う言葉でして、「お引き取り願います」が「今すぐ帰って下さい」「お引き取りお願いいたします」が「今すぐ迎えに来て下さい」と言う意味になります。

なので、うっかり使ってしまったら相手を怒らせしまう可能性がある言葉と言う事を心得、「取りに来る」を尊敬語で言う時は、絶対この「お引き取り」と言う言葉を使わないようにしましょう。

「取りに来る」を敬語表現するときの例文

しかし、基本的な事がわかったとしても、実際にどのように使用をしたらいいのか、と言うのは例文で示されないとわかりにくい事になります。特に、敬語の場合は過剰表現が禁止となっているので、すごく難しいように感じます。そこで、例文でいくつか使い方を紹介します。

尊敬語における「取りに来る」の表現は「お受け取りにお越しください」「お受け取りお願いします」になります。そして、謙譲語における「取りに来る」の表現は、「受け取りに参ります」「取りに伺います」になります。

荷物を取りに来る

では、「荷物を取りに来る」を敬語で表現するとどのようになるのでしょうか。荷物を取りに来る。と言う言葉を尊敬語で表現しようとすると、先に紹介した禁止言葉になる「お引き取りお願いします」が真っ先に思いつく人が多いので、すごく注意をしないとならない所になります。

「荷物を取りに来る」の尊敬語表現は、正しくは「お品物をお受け取りにお越しください」「お荷物のお受け取りをお願いします」のいずれかになります。もっと丁寧に表現をしたい場合は、「お手数ですが」「お手数をおかけしますが」と言う文章を最初に付け加えると良いです。

「取りに来る」の別の敬語表現例

では次に、「取りに来る」と同じ意味になるけど、別の敬語で表現した場合、どのような表現で「取りに来る」を言えばいいのでしょうか。実は、「取りに来る」と言う言葉を敬語で表現すると、1番相手に伝わりやすいのは、尊敬語では「お受け取りにお越しください」「お受け取りお願いいたします」になります。

これ以外となると、「受領」がものや金品を受け取ると言う意味になるので、「受領お願いします」と言う言い方ができそうですが、普段から使用している言葉の方がわかりやすいので、大体「お受け取りお願いします」を使用しています。

ビジネス敬語を学ぶのにおすすめの本

しかし、社会人として必要とされる敬語の使い方に関しては、実はすごく奥が深くて、実はすごく忘れている事が多いです。社会人デビューとなって戸惑っている新卒の方から10年目の営業職の方まで、ここで、改めてビジネスにおける敬語を学んでみましょう。

入社1年目ビジネスマナーの教科書

「良い教科書」と言う評価を得ている、社会人1年目の方のためのとにかくわかりやすい、社会人としての敬語の使い方を解説している本になります。本当にわかりやすさを重視しているので、文章自体はあじけなく、本当に教科書と言う感じの本ですが、多く人が「買ってよかった」「敬語の復習に最高」と言う評価をしています。

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社会人になって8年ほどたちますが、知らないことが多かったです。転職が控えてるのでマスターしたいと思います。

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敬語の使い方が面白いほど身につく本

マニュアルとおりに敬語を使用していても、ある程度なら無難に社会人として働いていく事ができるのが世の中です。しかし、就職活動をして入社する必要のある会社では、そんなマニュアルどおりの敬語では通用しません。特に接客業の方に読んでもらいたいのがこの一冊になります。

知らない間にしていた過剰敬語表現を筆頭に、意外な落とし穴がたくさんある敬語をしっかりと使いこなし、生きた敬語を使えるようにしましょう。

新社会人1年目、学校では敬語は国語の時間にちょこっと学んだものの実際に使うタイミングを教えてもらえなかったので1200円弱の値段でものすごく助かります
敬語の本は個人的には2冊目で1冊目より少し長めの解説や図などがあり大変読みやすいです
普通の敬語の本とこの本2冊で勉強すると、こうすれば良いんだと分かるので「これってあってんの?」という不安を解消してくれます。

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ビジネス敬語力ドリル555

普段使用している自分の敬語は本当に正しい敬語なのでしょうか。改めて確認する意味で使用してみたいのが、こちらの「ビジネス敬語力ドリル555」になります。新卒の人が自分の敬語の使い方を確認するのはもちろんの事、10年目を迎えた社会人の方もぜひやってみましょう。

難しい敬語はしっかり覚えよう

「取りに来る」と言う言葉を敬語で言う方法を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。「取りに来る」と言う表現自体が少し上から見ている感のある言葉なので、敬語、特に尊敬語にするのは難しい言葉になります。しかし、この「取り来る」も含め、言葉には敬語で表現するにはとても難しい言葉が多数存在します。

「取りに来る」と言う言葉が敬語でちゃんと表現できるようになっても、まだまだたくさんの使い方が難しい敬語がありますので、「取りに来る」も含め、ちゃんと使いこなしましょう。

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