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「電話した」についての敬語表現を考えよう
電話で人と人が直接話すことによって、会話が生まれ、文章よりもどんな人なのかということが伝わりやすいからです。文章はいくらでもコピー&ペーストできますが、電話は違います。電話によって声がわかり、声色がわかります。
相手が怒っているのか、喜んでいるのか、悲しんでいるのか、楽しんでいるのか、直接会って話すレベルまではいきませんが、どんなテンションで話しているのかということが伝わってきます。
そして、話し方から大体の人となりがわかります。だから、いまだにビジネスでは大切な手段となります。一緒に仕事ができるのか見極めるための1つの手段です。
固定電話の時代
タテ型携帯の時代
今でも医療者の間ではピッチという名で院内限定で使われています。それも、電話以外の余計な機能がついておらず、操作が簡便で、必要以上の機能をなくした結果です。医療者のやり取りでは急を要すため、メールをするのではなく電話です。
しかし、病院内でも最近は患者番号照合のためのバーコード読み取り機能がついたスマートフォンが使われているところもあり、だんだんと今の時代のニーズに合わせるような進化を遂げています。
折りたたみ型携帯
折りたたみ型携帯の時代は、女子高生の間で、機種変更をたくさんすることやいかにおしゃれにデコレーションするかということがステータスの1つとなりました。
スマートフォンが普及した今とは違い、たくさんのストラップを携帯電話につけるのがおしゃれという風潮もありました。その先駆者となったのがタレントのベッキーです。ベッキーがじゃらじゃらとたくさんのキーフォルダーを付けている姿に女子中学生、女子高生たちはあこがれを持つこととなりました。
ガラパゴスケータイ、略してガラケー
日本人がこの折りたたみ型携帯を使っているころ、海外ではほとんどタテ型携帯でした。例えば、北欧のNOKIAもそうですし、全く日本のような着メロ文化もなければデザイン性も求められていませんでした。日本だけが携帯の機能が独自に進化していきました。
私たちがガラケーと呼んでいる昔のタテ型携帯は、ガラパゴスケータイの略です。ガラパゴスというのは、南半球にある島の名前です。その島の中はほかの陸地と生態系が全く違い、独自の生態系が存在します。進化の独自性がガラパゴス諸島のようであるため、日本のタテ型携帯もガラパゴスケータイと呼ばれることになりました。
メール機能の普及
メール機能はもともとパソコンで活発に行われてきましたが、タテ型携帯の普及により携帯で行われるのが普通となってきました。特に、スマートフォンになってからは、画面こそ小さいものの、パソコンと同じような使い方ができるようになってきました。アプリの普及のおかげで起動が遅いパソコンよりもスムーズに事を済ませることができるようにもなりました。
文字の打ちやすさはパソコンがぴかイチ
ルーツはタイプライターです。そのタイプライターより便利で修正しやすいという理由で、書類をかく時にはパソコンが良いです。iPadではいまいちキーボードを打った実感がわかず、誤字脱字が多くなってしまうため、いまだパソコンに勝つことはできません。
もちろん普及は爆発的ですが。iPadはBlueToothにより、別売りでキーボードがありますが、やはりBlue Toothでつないでいるためパソコンよりも文字を入力する速さは劣ってしまいます。
メーリングリスト、略してメーリスという文化
「誤爆」といってそのグループのメールに返信するとただの「わかりました!」という中身のない内容が全員に送信されてしまい、恥をかくということがありました。もちろん、内容がダメなものでも、誤爆すること自体が非常識なことという風潮が生まれました。
SNSの台頭
また、Facebookは画期的で、匿名ではなく実名で使うからこそ意味があるというインターネット上でのコミュニケーションに革命を起こしました。世界中でずっと生き別れになっていた親子が再開したというニュースが相次いで起こり、ニュースになることも度々起こりました。
2013年あたりから、急にLINEという、コミュニケーションツールが台頭し始めます。今ではアプリで持っていない人は浮くというくらいの勢いです。今までメーリングリストだった連絡が、LINEにより済まされることとなってきます。理由は手軽さです。
LINEの台頭
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しかも、最初はグループラインは上限100人だったのに対し、今では数が増え、大学生の1クラスの連絡を回すのにとても便利な時代となりました。小さい頃、連絡網でクラスに一人一人伝言ゲームのように連絡事項を回す時代からは大きく違うようになってきました。
今度はメールの時代にはなかった既読スルー、未読スル―という新しい概念も出てくるようになりました。そこからいじめにつながったりと社会現象になったくらいです。このLINEのおかげで、タクシー代の支払いさえできるようになりました。お店からのダイレクトメールすらも受け取ることができ、より日常生活の中に広告が潜むという時代になりました。
正式な場面ではやはり電話
「電話した」というだけで事態を重く見てもらえます。メール一本やったというのでは人の心は動かされません。電話した事実が、人の心を動かします。文字を見るより声を聴いたほうがやはり人として動こうという気持ちになるからです。
「電話した」の敬語表現
「電話した」の敬語での使い方
敬語の種類
美化
尊敬語
「電話した」の別の敬語表現
謙譲語
自分が電話した場面もあれば相手方から電話した事実もあるのが普通です。だから尊敬語だけでなく謙譲語を学ぶことも大切です。
謙譲語での「電話した」は「お電話差し上げる」と「お電話いただく」です。「お電話差し上げる」というのは、相手から電話した事実ではないと一見見えますが、第三者が相手方に電話したという状況で自分では電話した場面ではないので、尊敬語でなく謙譲語を使います。
使い方
「お電話させていただく」
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「お電話差し上げる」
「お電話いただく」
メールでの使い方
「電話した」を敬語表現するときの例文
お電話させていただきました
「電話した」の敬語表現について
その中で、電話した事実をどう敬語表現で表すかということが重要です。これから学んだ尊敬語、謙譲語について実際に使って常識人となっていってください。そして電話での人と人との生身のつながりを大切にしていってください。