cms-import-tapbiz-wp

「ご面会」の使い方と例文・敬語の種類・ご面会の別の敬語表現

[allpage_toc]

敬語「ご面会」の意味は?

「面会」という言葉を使用したことがありますか。学生を卒業する頃から、頻繁に「面会」という言葉を使用することになります。仕事では取引先の相手と会う場合、また、就職活動ではいくつもの企業訪問を必要とする場合があります。

「面会」の意味は、あなた自身が相手先へ会いに行く(対面して人に会う)ということです。
「面会」に丁寧となる「ご」をつけた「ご面会」は敬語になります。

敬語「ご面会」の使い方は?

学生時代には先輩や先生方に敬語を使用します。社会人になると、上司や取引先の方に敬語を使用します。

敬語の種類や使い方、また敬語「ご面会」の使い方やメールでの使い方について確認していきましょう。注意しなければいけない点を知っているだけでも、重要になります。

敬語の種類は?

敬語は、3種類(尊敬語、丁寧語、謙譲語)あります。間違った使い方をしないためにも、確認してみましょう。

・尊敬語:相手自身や相手の行動などを高める(動詞などで使用)ことで敬意を表す言葉です。

・丁寧語:直接敬意を表す言葉です。「お、御、ご」を付け、「ます、ございます、です」を文末に使用します。

・謙譲語:自分自身や自分の行動をへりくだる(謙遜(けんそん)する)ことで、相手を高め(敬う)て表す言葉です。

相手が目上の方である場合に使われるのが「尊敬語」と「謙譲語」です。いずれも、相手を敬う敬語ですから、紛らわしいです。

・尊敬語:自分の立場を変えないで、相手を高める(持ち上げる)方法
・謙譲語:相手の立場を変えないで、自分が下がる(へりくだる)方法

丁寧語の「ご面会」

「面会」に「ご」をつけた「ご面会」は丁寧語になります。直接聞き手に敬意を表すことで、敬意を伝え表す言葉です。

まず、「ご面会」を使用した場合には、「ます、ございます、です」と文末にも気を付けて丁寧語を使うことがポイントです。

使い方のポイントは?

敬語はどの様な時に使えば良いのでしょうか。敬語は色々なシーンで使われますが、使用する場面で使い方が違う場合がありますので注意しましょう。

まず、場面に合わせた使い方をしましょう。ビジネスの場での例となりますが、社内にいる時には上司(A)に敬語を使います。しかし、社外にいて取引先などの場では上司(A)も同じグループとしてみられますから、取引先などの方に上司(A)のことについて話す場合には敬語は使いません。

そして、丁寧過ぎる敬語にならないように注意しましょう。敬語を使う相手となる(上司や取引先など)方に、丁寧過ぎてしまう【二重敬語(敬語を重複して使用すること)】になると、かえって失礼になったり、逆効果となります。

二重敬語にしないメールでの使い方

今や、日常の生活でもメール連絡は欠かせない時代となりました。人に会う場合は、まず調整のメール連絡が使われることが非常に多くあります。

相手を敬うあまりに、つい何度も丁寧に表現してしまいがちです。敬語を重複して使用しないように気を付けましょう。

「○○部長様」や「○○社長様」という表現は正しくは「○○部長」や「○○社長」となります。部長、社長などの役職名は既に敬称です。様をつけると敬語が重複します。

「拝見させていただきました」は正しくは「拝見しました」となります。「拝見、させていただき、ました」と分けます。敬語としての「拝見」と「させていただき」が重複します。

「お越しになられる」は正しくは「お越しになる」です。「お越しに、なられる」と分けます。敬語としての「お越しに」と「なられる」が重複します。

敬語「ご面会」の例文

敬語「ご面会」を使用した色々なパターンの例文についてご紹介しましょう。社会人としての基本となる挨拶です。ビジネスでも正しく使用できるように確認しておきましょう。

ご面会させていただく前にすることは?

ご面会させていただく日時が決まっている場合は、会っていただきたい相手に、日時を確認するために事前にメール連絡します。相手の方が件名を確認するだけで簡単に要件がわかるように工夫して記載しましょう。

【例文】
件名:○月○日○時 ご面会の確認(○○大学○○部 姓○○)

○○会社
○○様

大変お世話になります。
先日はお電話にてご連絡いただきありがとうございました。
○月○日○時に、ご面会させていただく、○○大学○○部の○○です。

お忙しい中大変恐縮ですが、○○分程お時間いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

○○大学○○部
氏名○○
連絡先○○

ご面会の件を相手と調整する

[no_toc]

ご面会させていただく日時をこれから決める場合はどうでしょうか。いくつかの候補日から、相手と「ご面会」日時を調整する場合について例文をご紹介しましょう。候補日は1日だけでなく、2~3日は提示しましょう。

【例文】
件名:ご面会の件について

○○会社
○○様

大変お世話になっております。
ご連絡ありがとうございます。
○○大学○○部の○○です。

ご面会の件について、ご相談させてください。
・○月○日 ○時
・○月○日 ○時
・○月○日 ○時
上記の日程についてはいかがでしょうか。
(○時~○時であれば、○○様のご希望のお時間にご面会に伺います)
ご検討いただきますようお願い申し上げます。

お忙しいところ大変申し訳ございませんが、○月○日までにご返信頂きたくお願い申し上げます。

○○大学○○部
氏名○○
連絡先○○

ご面会の機会はどのタイミング?

「ご面会」してもらうタイミングはいつが良いのでしょうか。自分の都合を一方的に伝えるだけでは、相手に失礼な印象を与えかねません。

自分の都合も伝えながら、相手の方に無理が生じないように配慮して確認しましょう。可能な限り相手に時間を合わせて伺える事を伝えましょう。

ご面会のお礼などはどうしたらいいの?

面会の時間を割いてくださった方に、お礼のメール連絡をしましょう。感謝の気持ちを必ず伝えましょう。

お礼のメール連絡をするタイミングは、面会後の当日中に連絡するか、翌日中までには連絡しましょう。面会後に長い時間が経過してしまうと、記憶も印象も薄れてしまいます。

相手の方に、多忙な時間を割いて面会時間をつくってくれた事にお礼のメール連絡をおこない感謝を伝えましょう。ビジネスにおいては、一般的におこなわれている事ですが、通常おこなわれることが普通にできて好印象となります。

【例文】
先日はお忙しい中、ご面会の機会を頂きありがとうございました。
御社の魅力について再確認することができました。
貴重な経験をさせて頂きました。感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

「ご面会」の別の敬語表現例はあるの?

「ご面会」の別の敬語表現はどのような例があるのでしょうか。「ご面会」の別の敬語表現と表現例をいくつか確認してみましょう。

・「ご調整」
ご調整いただけますでしょうか。
ご調整いただきありがとうございます。

・「お目にかかる」
お目にかかれますか。
お時間いただきありがとうございます。

・「お会いする」
お会いすることはできますか。
お会いできましたこと感謝申し上げます。

「ご面会」の類語の敬語

「ご面会」の類語の敬語は何でしょうか。「ご面会」だけの使用となるよりも、類語を知っておくと便利です。

既にご紹介した「お目にかかる」、「お会いする」、「ご調整」なども類語の敬語ですが「ご面談」もあります。「ご面会」と「ご面談」似ていますが、使い方は違います。

ご面談の場合は?

「ご面会」は自分が相手(移動できない)に会いに行く場合に使用します。一方、「ご面談」は自分も相手も移動することができ、直接会う(顔を合わせる)場合に使用します。

【面談の使用例】
自分と取引先が、駅前の喫茶店で10時に待ち合わせをして面談した。

敬語表現から「ご面会」の時間を効果的に

プライベートからビジネスの場でも、人に直接会う場面は日常的に多く発生します。場面に合わせて使用する敬語を選ぶことが大切です。

相手を敬うあまり、過剰な敬語にならないように注意して使用しましょう。あなたの気持ちを正しく伝えられるよう「ご面会」の時間を効果的に使いましょう。

モバイルバージョンを終了