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「楽しかった」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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「楽しかった」の敬語表現

相手に何かしてもらったあとに相手に感想を伝える際はプラスな気持ちを伝えたいです。良い時間を過ごせたときや何か嬉しい時間を過ごさせてくれたお返しのお気持ちとしても「楽しかった」という事は伝えたいでしょう。デートでのメールにおいて相手に伝えたかったりビジネスでは接待でもきちんとしたその場に合わせた適切な言葉で相手に伝えたいです。

今回はそんな「楽しかった」を相手に敬語表現として伝えるべき方法について細かく考えていきます。実際フランクなデートなどでの表現としては「楽しかった」でも良い事でしょう。しかし「楽しかったです」とするだけでも丁寧語にはなり敬語表現という事にもなります。

「楽しかった」の敬語での使い方

そのほかにも「楽しゅうございました」と言った表現もでき、相手に敬語として表現することができます。ただし、言葉のつなぎによってこの「楽しかった」は変な言葉として聞き取られてしまう言葉でもあります。

例として「楽しかったです」とですます口調と言うだけで丁寧語と聞こえることに対し、「楽しいです」は許されても「楽しいでした」はおかしな日本語になってしまうという事が挙げられるからです。

敬語の種類

敬語の種類には丁寧語のほかに「尊敬語・謙譲語」と言うものがあります。それぞれ大きく相手に対する意味合いが異なった敬語の種類で、言葉を丁寧に相手に対して敬意を払った言い方をする丁寧語に対し、尊敬語は相手が主語の場合のみ、謙譲語は自分やこちら側の組織などに使う敬語の種類となっています。

尊敬語は相手に対して敬意を払った言葉遣いの事を指しますが、謙譲語は自分や組織がしたことに対してへりくだった言い方をするものの言い方を指します。

使い方

尊敬語の場合は「楽しいひと時でした」というように、楽しい時間を過ごさせてくれた相手に対して敬意を払うような敬語として表現することができます。尊敬語に対して謙譲語は「楽しませて頂き、ありがとうございました」と自分が楽しかったという事をへりくだって相手に伝えることができます。

実はこの「楽しい」ですが、楽しいに続いてですますをつけられるように感じますが過去形に表現する場合は「楽しい」を過去形に変えてですますを付けなければおかしく響いてしまいます。「楽しいでした」は動詞表現としても不適切であり、言い換えるのであれば「楽しかったです」となります。

メールでの使い方

メールで「楽しかった」と伝えたい時、嬉しい気持ちを伝えたい時には伝えておきたい言葉です。しかし相手と時を考えて送らなければいけないのがこのメールという伝達方法になります。ビジネスに対して「楽しかった」とメールで表現することはあまりないことでしょうからここではデートの後での感謝メールとして考えていきます。

相手とそれほど親密でもなく誠実に感謝の気持ちを伝えたのであれば必然的に敬語が望ましいでしょう。その際「楽しゅうございました」でも「楽しいひと時をありがとうございました」でもしてくれた人に対しては問題ないです。

デートを誘った人であれば相手が家をつくタイミングなどを待ってから簡潔に「今日は楽しい時間をありがとございました」という感謝から入れば好感を持ってもらいやすいでしょう。

「楽しかった」を敬語表現するときの例文

では実際に「楽しかった」を敬語表現させた例文をかんがえてみましょう。「今日は楽しいお時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました」と帰宅してから誘われた側から来たら、誘ってよかったと思える事でしょう。

感謝の気持ちを細かく「これをしてくれてあれをしてくれてありがとうございました」と述べることも確かに思い出話としてはアリですが、簡潔に相手へ感謝の気持ちを伝えるのに「楽しゅうございました」は敬語として有効です。

すごく

「楽しゅうございました」だけでは相手に伝わり切れない、そんな時は感情をこめて「すごく」と言いたい事でしょう。「すごく楽しゅうございました」とは正直言いません。「すごく」も言い方を変えて「とても」と言い換えることが望ましいです。どう凄くは実は曖昧な表現でもあり相手を褒めたい時にも使う表現にもなります。「大変楽しゅうございました」も適した表現と言えます。

仕事

仕事の場でも「楽しかった」と伝えなければならない時はある事でしょう。その際はビジネスの場でもあり、なるべくでも好印象で相手と取り持っておきたいところです。その際「楽しかった」は「楽しゅうございました」と直すか、「楽しいひと時を過ごせました」と言うように文面に合わせて適切な敬語表現に変化させることが望ましいです。

結婚式

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結婚式でも「楽しい」とあいさつで表現することもあります。心を込めて挨拶として「楽しい時間をお過ごしいただければ」と言う風に表現します。

挨拶としては「楽しい時間を」なのに対して新婦からの挨拶では「お楽しみいただけましたら幸いです」と開催者や司会者などの立場によって表現はかなり違ってきます。

司会者の場合楽しませる立場であるとはいえ、主役は新郎新婦ですので客観的にも「楽しい時間をお過ごしいただければ」と表現することができます。新郎新婦であれば主役という事もあり、周りの方にも幸せな時間を過ごして頂きたいという意味も込めて「お楽しみいただけましたら」と表現することができます。

旅行など

旅行に行かれた友人などに聞く際「楽しかった?」と聞くことがある事でしょう。しかしビジネス仲間などきちんとした言葉遣いで上司などにも会話を広げて旅行の話でも聞きたい時は出てくることもあります。その際フランクに聞くことはなるべくさけて敬語として「旅行はお楽しみになられましたか」や「旅行は楽しゅうものでありましたか」と聞くことができます。

少しお固く感じてしまいますが、敬語で話す場所で楽しいことを聞くのであればこういう聞き方が望ましくなってきます。

「楽しかった」の別の敬語表現例

ここまでで「楽しかった」を敬語で相手に伝える方法としていくつか知っていただけた事でしょう。

しかしただ単に「楽しゅうございました」と敬語に直すよりもその場面によって他の言い回しの方が適した感情表現であったり「昨夜はお楽しみになられましたか」と変な意味にとらわれてしまう事も言葉としては多いです。そこで「楽しかった」の別の敬語表現としましては「昨日は面白かったでしょうか」や「昨日は快適でしたでしょうか」と表現することもできます。

「楽しかった」の類語の敬語

少し触れましたが「楽しかった」にはいくつかの類語が存在します。「快適だった」もそうですし、「面白かった」も類語表現になります。他の敬語表現としては「大変愉快でした」と表現することもでき、「昨日は大変喜ばしかったです」と返答することもできます。

それ以外にも「心地良い」や「麗しい」も類語であり「御機嫌」という言葉も「楽しかった」の類語表現です。よく「御機嫌麗しゅう」と表現されることがありますが、「楽しくお過ごしされていますか」というような意味合いを持った「いかがお過ごしでしょうか」という意味になります。

相手にきちんと「楽しかった」を伝えるために

いかがでしたでしょうか。相手に「楽しかった」という事をきちんと伝えるためには正しい敬語を使い分けて相手に楽しかったという気持ちを伝えなければ意味がなくなってしまいます。

あくまで自分だけ楽しかったのなら良いと思われることもあることでしょうが、やはりその場が楽しくなるのには相手がいなければそうはならなかった訳ですから感謝の気持ちを伝えることは大切な行為となってきます。自分の思いを正しく相手に伝えられるように考えて発信していきましょう。

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