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「伝えてください」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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「伝えてください」の敬語の種類は?

「~を伝えてください。」という言葉を日常生活のなかで使っているでしょう。では「伝えてください」というのはどの敬語に分類されるのでしょうか。いざ考えてみるとわからなくなってしまいませんか。

「伝えてください」という言葉は丁寧語です。日常生活の中で「伝える」という言葉を使いますよね。これを正しく使い分けると「伝える」の敬語の種類には丁寧語、謙譲語、尊敬語があります。まずは、基本の丁寧語、謙譲語、尊敬語についてみていきましょう。

丁寧語とは?

まずは丁寧語についてです。先ほども申し上げた通り、「伝えてください」はここに当てはまります。丁寧語とは、話し手が話し相手に対して、直接に敬意を表する表現です。末尾に「です」、「ます」を使います。自分と相手の立場は同等です。

例)行きます、食べます、伝えてください

謙譲語とは?

次に謙譲語です。謙譲語とは自分自身をへりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表わす表現です。文頭に「お」や「拝」をつけます。末尾は「~させていただく」になります。

例)拝見させていただきます、お伺させていただきます

尊敬語とは?

最後に尊敬語です。尊敬語とは話し手が聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高める表現です。文頭に「お」や「ご」がつき、文末「れる」「られる」がつきます。

例)お会いする、お話になる

「伝えてください」の敬語での使い方は?

敬語の種類は?

「伝える」の丁寧語が「伝えてください」ということは、すでにお伝えした通りです。

「伝えてください」の謙譲語は「お伝えください」や「お伝え願います」です。謙譲語は言葉のまえに「お」を付けるのがポイントです。

「伝えてください」の尊敬語は「伝えられる」や「お伝えになられる」です。最後に「られる」を付けます。

使い方は?

謙譲語は自分よりも目上の人に使います。ただし、社内の電話などで外部にいる人に伝える場合は、たとえ自分の上司であっても謙譲語は使わずに丁寧語を使います。尊敬語は自分が上司を主語にして話をした場合の述語に使います。

例1)部長にこの案件について伝えてください。
例2)A社の○○さんが部長に「よろしく伝えてください。」とおっしゃっていました。

メールでの使い方とは?

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自分自身がメールを出す場合には目上の人にたいしては尊敬語を使います。メールの返事をする場合は「申し伝えます」を使います。また、外部の方とのメールでも「申し伝えます」を使います。

例1)Aの件に関して○○さんに伝えてください。
例2)Bの件に関して申し伝えてください。

ビジネスでの使い方とは?

上記に示したメールのやり取り以外にも電話や面会などがあります。基本は変わらず、自分と上司だけの場合は上司に対して尊敬語を使い、自分と上司以外に第3者がいる場合には第3者に尊敬語を使い上司には丁寧語を使います。

ビジネスでの場面の使い方には次のようなものもあります。「お知らせください」、「折り返しご返事をいただきたくお願い申し上げます」、「ご一報くださいますようお願い申し上げます」の言葉も「お伝えください」の類似語として活用することが出来ます。

ほかにも役立つビジネスでの敬語

ここまでビジネスで使える「伝えてください」についてお伝えしてきましたが、他にもビジネスシーンでどんな敬語を使ったらいいのかと迷われるものがあるのではないでしょうか。

そのうちの一つに「教えてください」はありませんか。これも「伝えてください」同様にビジネスシーンで、特に目上の人に対しては言いにくい言葉ではないでしょうか。このような場合には「ご教授お願い致します」、「ご教授いただければ幸いです」を使うといいでしょう。

また、お詫びをする場合には「何卒ご容赦賜りたく重ねてお詫び申し上げます」、「ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします」が使えます。さらに、目上の人に取り急ぎお願いしたいことがある場合には「至急ご連絡いただけますよう重ねてお願い申し上げます」、「早急にお願い致します」が使えます。

「伝えてください」を敬語表現するときの例文

「伝えてください」を敬語表現するときには、どのような文章を作るのか確認しましょう。

「よろしく」を使った場合は?

では、「よろしく」を使った場合にはどのように「伝えてください」を使ったらよいのでしょうか。「よろしく」を使った敬語の使い方は、相手が上司の場合は「部長が私によろしくとお伝えになられました。」、第三者の場合には「部長へよろしくと申し伝えます。」と使います。

では、逆に「よろしくお伝えください。」と言われた場合にはどうしたらいいのでようか。
「○○さんによろしくお伝えください。」と言われた場合には△△さんが「よろしくお伝えください。」とおっしゃっていましたと伝えます。

また、ただ「よろしくお伝えください。」と言われた場合には、社交辞令ということもあるので、特に誰かに伝えなけらばならないというわけではありません。機会があれば、関係する方に△△さんが「よろしくお伝えください。」とおっしゃっていましたと伝えるといいでしょう。

「伝えてください」の別の敬語表現例

「伝えてください」の敬語表現には他にも例があります。

「お伝えください」を使った場合は?

会話の中で「○○さんによろしくお伝えください。」と言われた場合、敬語を使うと「××がよろしくお伝えくださいと言っていました。」と××さんに伝えたり、逆に相手先の上司に対して「よろしくお伝えください。」となります。

その他の例

「伝えてください」には他にもこのような使い方があります。
例1)感謝の気持ちを伝えてください。
例2)~の結果は後程伝えてください。
例3)~についてお伝え申し上げます。
例4)以下の件についてお知らせします。

注意点

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「伝えてください」を丁寧に言おう、使おうとして間違った敬語の使い方をしないように気をつけてください。例えば「お伝えしてください」これは二重敬語です。

接頭に「お」を付ける丁寧語の方法と、本来の丁寧語である「伝えてください」の重複使用になります。注意してください。「お伝えください」や「伝えてください」で十分相手への敬意を表しています。

正しく使い分けてできる大人になろう

敬語には3種類あって使い分けが難しいため、敬語を正しく使い分けることで相手への印象はよくなります。

まずは使う可能性の高い「伝えてください」からチャレンジしてみてください。

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